独身サラリーマン八郎のもとへ、実家の猫ツブがやってきた。
ツブは、しゃべり病という奇病にかかっており、人間と会話ができ知能や知識欲にも長けているのだった。
そして不規則な生活の八郎を、手製のおかゆで賄うのだった…という、へんてこ設定。
ツブがすばらしいおかゆレシピを披露するわけではないところが好き。
試行錯誤して八郎に食べさせてその感想を聞いてはまたチャレンジという努力家ツブ。
「味見してないのかよっ!」とつっこまれれば「猫舌だから」と返すところも、まっとうなのにへんてこ臭がきいている。
ツブの「早く冷まして~」とか「一日分さわっていけ」とか、道で出会った人に「おかゆ作ってやるよ」とフランクに声をかける姿も、いちいち好み。
こんなツブの作ったものなら寿司だって食べていたいぞ、私は。
八郎の両親も、何やってるんだか気になるよ。
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