AXNミステリーで、アガサ・クリスティー生誕記念特集として新しい方のミス・マープルの一挙放送がありましたよね。
この前放送したS1とS4&S5は見たので、S2とS3、新作のS6を録画したかったのですが、S3はL&Oと重なっていたので週一放送まで待つしかないですよ。
で、S2の#4。
「ルイス警部」のハサウェイの人、
Laurence Foxが次期首相候補トレヴェリアン大佐を悩ませる青年として出てました。
ハサウェイ(笑)は、大佐の使用人夫婦の息子だったけど夫婦が事故で死亡した後、大佐が彼の後見人となっているよう。
素行が悪くて有名で、ついには「素行を改めないと遺産相続人から外す」と大佐から手紙を送り付けられる始末。
しかし、大佐はそんな手紙を書いた覚えはなく、何者かが大佐周辺に仕掛けをしているらしい。
滞在中のホテルでの降霊会では大佐が死ぬとか予言されてしまうし、次期首相の足を引っ張ろうとしているのか?、エジプト時代の秘密に関係しているのか?と、雪で遮断された村のホテルとシタフォード荘で、ちびっ子探偵&マープルが謎を解いていくわけです。
これ、原作の内容紹介を読むとマープルの文字がないので、マープルものに焼き直したのですかね。
実際、殺人があったのはホテルで、マープルがいるのはシタフォード荘。
いつも以上に安楽椅子探偵です、彼女。
でもずばりと犯人はわかってしまいますね、やっぱり。
ちびっ子探偵の一人、記者が妙に気が利いているので、「これはハサウェイの人は、遺産をもらえないばかりか婚約者まで取られるのだな」と思ってましたが、そういうことでしたか。
でも取られないだけで「去られる」可能性はまだあるな、と。
ハサウェイの人は大雪警報が出ている中、コートも着ずに2時間も歩いてシタフォード荘へ、大佐がホテルだと聞くとまた2時間歩いてホテルへ。
シタフォード荘へ行ったのが思いつきだったとしても、ホテルに折り返す時点でコートでも借りればいいのに、彼が持ち出したのは酒瓶とタバコ(笑)。
途中、酒瓶抱えてしゃがんでタバコ吸ってる姿に「ああ、遭難するのだな…」と手を合わせかけましたよ。
死体を隣に置かれて包丁握らされても気付かずに寝込んでいるとか、そういうおバカなお坊ちゃまな感じがよく出ていて好感もてました。
「ルイス警部」が2007年からで、このドラマが2006年、ハサウェイになるちょっと前なので確かに若い。
今見ると初期のハサウェイもかなり若いので(ルイスも・笑。特に「モース」見るとびっくりするくらい)こんなもんでしょうか。
やっぱり声も含めて(これは吹き替えだった)
Laurence Foxというよりはハサウェイのファンであるような気がします。
そういえばハサウェイもジェイムズで、ここでの役もジェイムズだった。
ついでに言うと、ホテルの人がJames Wilby だったので(あの事件の犯人とすでに会っていたとは!)、「またコイツが犯人か?」とちょっと寂しくなりました(笑)。
犯人でなくてよかったですよ、逮捕はされたけど。
小説とはちょっと違うようなので、機会があったら読んでみたいですが、クリスティーのものってちょっと読むのが難しいですよね、いろんな意味で。
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COMMENT
反抗的な性格
しかもLaurence Fox本人がそんな人っぽいし。高校卒業直前に退学処分くらって、大学進学資格を棒にふったっぽい
破戒僧キャラが身についてますよ
ああ、そんなところが好き〜
演らないかなぁ、破戒僧
Re:反抗的な性格
ここでの役も、確かに大佐がいるから安心して素行悪くしてるようなところありました。
なので最後に「俺、変わるよ」と言っていたのも本当かと思われます。
そういうのをいろいろ想像できる、ステキなキャラクターですよね。
素のLaurence Fox は、ルイス警部の舞台裏しか知らないのですが、おっしゃるようにそういう経歴であって欲しいです。
イギリスでは彼の破戒僧ぶりに誰も目をつけないのでしょうか、あんなにいい感じなのに。
一見聖職者風ではないことのほうが染みついているからなのでしょうか。
そうだとすると、ルイス警部で彼を知った私はかなりお得な体験をしているのかもしれませんね。
あ、それから「破戒僧」はあくまでも裏テーマで、表向きは「修道士ハサウェイ」ですから!(笑)