海外ドラマ、映画、本等の偏愛感想。ネタバレの配慮はあまりされていませんのでご注意を。
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#2 仲間の死
第5分署のクーパー巡査が殺された。
刑事の病欠で第4分署のマードックが捜査にあたるが、5分署の警官たちは非協力的。
遺体を動かした形跡があり、隠し事をされていると感じたマードックは、クーパーの同僚たちを敵に回すことになり、そのまま迎えた分署対抗スポーツ大会では乱闘騒ぎとなってしまう。
クーパー巡査、腰痛緩和の阿片のための小遣いはもらっていたものの、仲間が漢方薬の店の孫娘にしたことは許せず意見したための事故。
「あの娘を見てみろ、みんなだって…!」と言ったアイツにみんなが浴びせる視線の冷たいことといったら。
誰かもう一人連れていたらこんなことには…という事件でした。
面白かったのはスポーツ大会。
決勝種目が綱引きで、優勝賞品は高級サスペンダー。
商品のために頑張れるというよりも、名誉第一なのはわかりますが。
乱闘に、本部長が「頭を冷やせ!一時間後に再決着だ!」と言うのはわかりますが、その間みんなが捜査に戻っていたことにびっくりだ。
#3 秘密クラブ
フリーメーソンで新人入会の儀式のワインを飲んだ男性ビクターが死亡。
彼は何者かにつけられていると不安をもらしていたらしい。
毒殺が疑われるがそれらしきものはワインからは検出されず、それどころかドクター・オグデンの検視で、ビクターが女性であったことがわかる。
フリーメーソンは女性だけでなくカトリックの人もいれたくないとは知らなかった。
握手がうまくいかないマードックに顔をしかめる会員の方を見て、やはり膝の下から手を回してするのが正式な握手なんだ!と納得しそうになりました(ウソ)。
グレースという女性だったビクターは、男性のように金を稼いで自立したい!という一大決心で女性の生活を捨て会計士になったのでした。
その心意気に何かを感じて親しくしていたミリアムを不倫と勘違いした夫が…という悲劇。
「友人と夫を同時に亡くした」というミリアムでしたが、このセリフの時何故か逞しく感じました。
このエピソードで一番おもしろかったのは、警部とジョージもフリーメーソンの会員で、しかも事件現場に居合わせたというところ。
警察では警部と巡査だけど、フリーメーソンでは巡査のジョージの方が位が上という(笑)。
なんでも、三段階までは自力で上がれるがそれ以上は推薦が必要とか。
警部は乱暴な言動が災いして、誰も推薦してくれないらしい。
会の順列で捜査指揮を指示するお偉方さんに歯噛みする警部と、マードックが捜査しそれを警部が監督するよう指示を出したジョージは対象的で実に大人でした。
#4 親子の絆
警部の息子ボビーが誘拐された。
しかし身代金を要求されたのは誘拐時に一緒に遊んでいたロバート・スタントンの家。
ボビーは、醸造会社を経営するスタントンの息子と間違えられたのだった。
このミスに犯人が気付けばボビーは殺されてしまう…と警部はさらに落ち着かなくなってしまう。
このドラマでそんなツライことは起きないという前提で見てますから(笑)。
でも、血だまりと血痕を見せられてまさかっ!と。
しかし、マードックの科学捜査で血痕の向きから殺されたと信じ込ませる細工だとわかり、「子どもが欲しかった人」の線で捜査再開、マードックの読み通り実子を取り返したかった妹と焚き付けた兄の犯行で解決。
「母親ならわかるはず、その子は違うと」の説得の言葉が効きましたね。
社員みんなに憎まれているスタントンに「だいたい汚いことやってるあんたが悪いんだ!」とキレる警部を見て、だからフリーメーソンでジョージよりも下なのだと納得してみたり。
このスタントンさん、悪人というよりも「商人(あきんど)の眼」という感じでしたよ。
自分の息子は無事なのにお金を融通してくれるあたりにね。
どこかでロバート絡みでは?という不安があったのかも。
でも無理矢理奪ったわけではなく、刑務所に入るお母さんの赤ちゃんを引き取ったんだけどなあ。
何故か、妙な安心感があって見ちゃいますねえ。
#2の、足の付け根あたりに縛った後があるのを「止血だよっ!」、
#3の、アイスクリームにピーナツのトッピングで「ピーナツアレルギー!」、と先回りできるのがうれしいのかも、私。
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