家族と使用人が主の60歳の誕生日をお祝いしようとケーキを持って部屋へ行くと、主は斧で殺されていた。
妻は娘シャーロットの仕業だと言い、シャーロットにたずねると斧を抜いた記憶しかないと言う。
感情の起伏が激しく厄介者扱いされていたシャーロットだが、実は別人格が潜んでいたのだった。
シャーロットの別人格マディーが父親を殺したのだろうか…?
いい年した大人がそろって誕生日をお祝いするのに、殺された主が悪人とは意外でした。
みんなでお祝いしたくなるほどいい人なのだと思ったのに、祝っておかないと面倒臭いからだったようですね。
使用人までもがですよ、初っ端からすっかり騙されましたよ(笑)。
多重人格者を犯人としたドラマはたくさんあるのかもしれませんが、マードックの時代で扱われていると何故か新鮮に思えてくる。
新鮮どころか、またそこにひねりがあってなかなかでした。
ヒントは最初に明らかにされていた(厄介者シャーロットをいやがりもしなかった、という話)、というのも。
それにしても入り組んでました。
まさか、まず後妻が入れ替わっていたなんて。
多重人格と聞いてやってきたドクター・ロバーツがウキウキしていたのもおかしかった(ふだんは死体専門のジュリアまでもが、そわそわと「見学希望!」と全身で語ってるくらいですから)。
しかしその後はしっかりドクターの顔で正面からシャーロットに接していたので、彼にならシャーロットを預けてもいいかと思います。
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