警部と一緒に騙されましたよ。
おっとりした領主ジェラルドと、現代っ子で金にこだわる息子セバスチャンとの意見の相違だと思ったら、全くの逆転。
セバスチャンはただ継父に反抗的なのではなく、屋敷を維持することと、度を過ぎた継父ジェラルドの賭け事と、自分の性的嗜好でいっぱいいっぱいだったのだとわかると、冒頭みんなで地元の英雄キンセラの試合を見ている姿にも、後のぶっきらぼうな態度にも納得がいきますよ。
同じ表情なのに、真相がわかってからだと違ったものに見えて、楽しめました。
親しいからと騙された警部は面白くないでしょうけど。
でも、それほど苦々しい顔でなかったのは、自分で気付いたからなのでしょうか。
ちょっと前にラジオで「子どもの幼稚園が金持ちばかり、ケンカなんてもってのほかで相手を尊重する人ばかり、金持ちケンカせず」というような悪口オペラ(ご存知の方、いらっしゃいますでしょうか・笑)を聞いたばかりだったので、余計にジェラルドはそういう類の人なのだと…。
セバスチャンとは血縁もないっていうから、なおさら「代々の金持ちは違うのだな」と騙されてしまったのかも。
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