この前、少しだけ触れましたが姉のところへ行き来していて見つけた本がたいへんに私好みで面白かった~。
北大路公子さん、これまでまったく知らなかったなんてもったいないとさえ思いますよ。
昼どころか朝も夜もまったく飲まない私には、昼酒の魅力はわかりかねますが、こんなにしょっちゅうだと相当いいものなのだろうという気がしてくる。
「頭の中身~」の方から読んでしまったので、「生きていても~」の最初はパワー不足に感じた。
しかし、お父さんが出てきたら知ってる世界に戻ったようで妙に安心。
二冊通じて特にツボだったのは「生きていても~」にある「吠え犬と負け犬の大勝負」。
近所に時々えらく吠え続ける犬がいる、何を訴えているのだろう?という話なのだが、してほしいことがあるのに飼い主が留守だったり寝ていたりで聞き遂げられない時に、腹いせに家の事情を暴露しているのではないか?と。
それだけじゃなく、一瞬静かになる時はその暴露の過激さに躊躇しているのでは?とくる。
うちの隣りにもたいへんに吠えまくる犬がいてワンコ好きの私も閉口しているのだけれど(いまだに仲良くなれない…)、これが暴露吠えだと思うと妙に納得できる。
だって、かなり運動が必要な犬種なのに室内飼いで、お散歩もあっという間に戻ってくる(何故時間が判るかというと、散歩の前後に吠えまくるから)。
きっと、「ちょっと、みなさん、ここんチの人はですね、今日も散歩ちょびっとなんですよ!そんなんだから健康診断の結果が…」と、ここでいったん要再検査の項目を言おうか言うまいか考えているのだとしたら!
なんか、吠えてくれるのが楽しみになってくるから不思議♪
まったく知らない人だと思っていたけれど、面白そうと気になっていた「苦手図鑑」、これが北大路さんの本だったなんて!
遅かれ早かれ読んでいたのだな…そして知らないうちに姉と本がだぶり、後で気付いて歯ぎしりしていたかもしれないと思うと、めでたしめでたしなのかも。
ところで、こちらも最近までまったく存じ上げなかった藤堂志津子さん。
彼女のエッセイにもたいへんにやられましたが、藤堂さんと北大路さん、お二人とも北海道の方なのですよね。
北海道の人はこうなんだ、と誤解しそうです(笑)。
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