また読んでしまった、北大路公子さん。
まだ読むよ、買っちゃったもの。
表紙をご覧いただきたい(裏表紙にもかかっているので広げないとわからないけど)。
つまみやらビールやら、ネコなのにネズミ色の「たろう」改め「斉藤くん」と思われるネコもいるので、おそらくキミコの部屋なのだろう。
そしてタイトルにもなっているように枕元には靴がある。
しかも、しっかりと新聞紙を敷いた上に揃えられて。
酔っぱらって眠りこけているのを表現しているのだろうが、いくら腹を出しているとはいえパジャマに着替えている姿にちぐはぐな感じがしていた。
が、読んで仰天、事実なんだってさ。
付け加えれば、コンタクトレンズを外し洗浄までしているとか。
酔っぱらい道は深いのだった。
想像を絶する酒飲みの行動や、家族からのあしらわれ方、どれもおかしくて、荒んでいるあなたに是非ともおすすめしたい。
だから私はこんなに続けて読んでいるのだな…とも言える。
でもですねえ、たまに登場するショートショートな短編小説テイストのウソ日記が秀逸。
「春荒い」や「過去読み」、深いところ刺激されますよ。
そんなところはあっても、やっぱりお父さんが活躍してくれると一味違う。
なのでキミコはもっとお父さんを大切にするようにしてください。
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