著者の
「犬の伊勢参り」がたいへんに興味深かったので、こちらも。
幕末から明治への史料で犬関連の記述を集め、それを時代の流れにまとめあげた本とのこと。
人間にとっても変化の大きかった幕末から明治への時代、犬たちもこれほどまでに変化にさらされていたとは想像したこともなかった。
伊勢参りをみんなが応援してくれていた心温まる時代と、個別に人に飼われることが前提となった近代、どちらがよくてどちらが悪いということではないが、大きな変化に翻弄されたのは人だけではないと痛感。
歴史には疎いので、前半はちょっとばかりついていくのがつらかったりもしたが、犬の名前が何故ポチばかりなのか?とか、片野ゆかさんの
「ポチのひみつ」で知った、西郷どんの犬好きぶりが一章かけてあり、読み応えあります。
今度は新たに、二葉亭四迷の犬好きさ加減に心惹かれましたよ。
犬のおかれた境遇を追ったものでありながら、人の生活とも切っても切れない、そんな文化史を学んだような気がする読書でした。
あくまでも気がするだけなのですが…。
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