ワンコ好きにはたまらないエピソードですね。
最初からトコトコと歩き回るモコモコ犬、ボブが名演技でした。
降霊会で犯人だと名指しされて注目を浴びたら「え~、ボク~?」ってな表情がたまりません。
階段ボール遊び芸を惜しげもなく披露するのも素晴らしいです。
ヘイスティングスの友人チャールズの叔母エミリーが遺産絡みで殺されるという、殺伐とした雰囲気でありながら、ボブが登場すると場がやわらぎ、なんともいえない満足感でした。
ボブだけでなく、エミリーの死後ボブを託されたポワロさんも見事にこたえてました。
散歩がいやだけど、ヘイスティングスに「ボブの習慣なんだから」と諭されると「ボブの習慣はポワロの習慣ではありません」っていうのが、かわいかったです(習慣でよかったかしら?日常だったかしら?)。
この時ばかりは、ポワロさんはボブのかわいさを上回ってました。
事件解決のヒントもボブが教えてくれ、ワンコ三昧なエピソードです。
ヘイスティングスのおひとよしぶりも全開でした。
霊媒師を自称する御夫人のトリックを使って、ヘイスティングスのおじさんの名前を当てたポワロさんに「ポワロさん、あなたも霊媒師なんですか?」って、人を信じすぎるのもたいがいにしたほうが身のためですよ、と伝えたいです。
ヘイスティングス「眠れないのではないかと様子をうかがいにきました」
ポワロさん「で、起こしに来てくれたわけですね」
この会話も、二人のなかよしぶりが感じられて愉快でした。
真犯人の医者の嫁(エミリーの姪)、DVをアピールしながらも妙に強気で夫に接するあたり、あやしかったですよね。
夫はただの高圧な男なだけで、精神的に横暴だったのは嫁だったのですね。
ということは、子どもの背中の傷は嫁がつけていたの?
それとも、夫の子どもへの暴力を事件に利用したということだったのかしら?
まあ、そこらへんもボブならご存知、ということで(笑)。
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