この春、NHKで始まった「NEXT 未来のために」というドキュメンタリー番組(水曜深夜0:10~)の初回を見ました。
パンダだから。
それも、あのアドベンチャーワールドが舞台で、昨年暮れに産まれた双子の赤ちゃんとお母さんパンダ良浜のお話とのことだし。
ああ、もう一回借りてくればよかったよ、
あの本。
当然のように、「かわいい~♪」で始まりましたが、目にしたことのないパンダの育児…切なくなってきました。
あんなに大きな身体なのに、産まれてくるのは拍子抜けするくらいに小さい赤ちゃん。
双子くらい育てられそうなものだと思ってましたけど、あれでは無理です。
パンダは相当にデリケートなのだということを忘れてました。
入れ替え作戦の授乳で、双子も育つようになったとはいえ、お母さんが気付いていないわけありませんよね。
その時々では誤魔化されているでしょうが、長めの時間で考えると何かが違うとわかっていると思います。
それを証明するかのようなシーンにはちょっとばかりショックでありました。
HPで双子を抱っこしている写真を見ているだけにね。
同時に抱っこはできても、授乳はちょっと違うのでしょうね。
ある日突然、赤ちゃんの首の後ろを咥えて振り回したのですよ…。
飼育員さんが急いで引き離しても良浜は落ち着かず、その夜はずっと鳴いていたとのこと。
声を出して鳴いていたけど、その表情は「泣いていた」です。
人間でいう、育児ノイローゼとか産後うつとか、そういったことと近かったのかもしれません。
でもベテランの飼育員さんは慌てません。
良浜のお庭や遊具の掃除をして、「外でリラックスさせてあげよう作戦」です。
なんと、出産してから3カ月、ずっと屋内にいたそうです。
芝の上を散策して、お気に入りの遊具の上でぐっすりと眠った良浜、その夜は赤ちゃんをしっかりと抱っこして、その日最後の授乳を終えました。
その後も外で過ごす時間もとりながら、なんとか3頭で外での育児へとなったようです。
めでたし、めでたし、ですけど、順調なことばかりではない裏側に、ため息がでました。
なんという生き物なのでしょう、パンダは。
他にもですね、驚いたことがありました。
園内で採取した竹を、洗ってからあげるというのです。
野生だったらそのまま食べるのでしょ?
う~ん、なかなか難しいですね(笑)。
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COMMENT
No Title
めちゃくちゃ遅いコメントで済みませんが、私もたまたま先日、久しぶりに上野動物園でパンダを見てきました。なかなかワイルドに竹をかじっており、雨のあとだったこともあり、お風呂に入れてふわふわにしてあげたくなりました。
上野動物園では今年は赤ちゃん、どうでしょうね~。生まれてくるといいですね。
Re:No Title
パンダ、かわいいですよね、コロコロしてて。
この番組は、多少ショッキングでもありましたが、生き物はかわいいだけでなないことを再確認できてよかったですよ。
それにしても、パンダは転がって遊ぶので、基本泥だらけですよね。
野生育ちなら洗ったりしないのでしょうが、竹を洗って与えているのを見てしまうと、お風呂の時間なんてものも想像してしまいます。
No Title
本当に白い部分がほぼ茶色になっており、すごくごわごわしている感じでした^^; それでもかわいかったですが、もうちょっとふわふわ感を演出したくなった次第です。
ちなみに私はトラのハンサムぶりにすっかりやられまして、一緒に同行した友達に「興奮しすぎ」といさめられてしまいました。だってとっても精悍な顔立ちだったんですもの…。
Re:No Title
それが泥んこだとすると…あえて触ってみたくなります。
トラ!
トラって、確かにハンサムですよね。
それこそ、顔の模様で精悍さが演出されているのかもしれませんけれど(パンダとは逆に)。
顔にもある縞々が、加齢からくる皮膚のたるみも目立たなくしていると思いませんか?
だって、並び称されるライオンって、「年取ってるな~」と感じますもの。
そうそう、プロベンザは老ライオンですよね(笑)。