入手してから読み始めるまでに体調の回復を待ち、読み始めてからも「1日2章まで」と縛りを作りました。
何故って?
楽しみにしていたからですよ。
TBSラジオ「デイキャッチ」の中のタツオさんの珍論文のコーナー、好きでした。
そういった仲間なのだと思って
「本当にあった医学論文」にも手を出すくらいに。
それが高じて、今では「ポッド許可局」の局員でもあります(自己申請でいいのですよね?)。
これまではタツオさんの語り口で楽しんでいたものが、こうやって文字になってみるとわかりやすかったりします。
例えば「しりとり」のヤツ。
聞いているだけだと(流しちゃうからね)、言葉のグループ分けのところがいまひとつよくわかってなかったのですが、なるほど、こういうことだったのか!と合点がいきました。
どの論文も、それぞれの研究者が真面目に研究をしています。
追究すればするほど知らないことが増えるのは、研究者の喜びなのではないでしょうか。
そいうことを含めて、笑ってもいいけどバカにしてはいけないのです。
笑うというのは「楽しませてもらった!」結果でしょ。
そんなふうに知的に楽しませてもらったのに、バカにするのは許せない。
鼻で笑うとかじゃなく、あとがきに紹介されていたような、研究者を踏み躙るような行為なんてもってのほかです。
湯たんぽの先生が、今後はタツオさんの紹介でしか~とおっしゃるほどに気落ちなさっているのなんて読んでるこっちもつらいです。
知らない世界を紹介してくれた先生方にあらためて感謝の心を覚える、そんな「あとがき」でした。
続編も期待しています。
以前やっぱり頭の中では整理しきれなかった(セッション22で聞いたのかな?)、「坊ちゃん」のルートなんてものも載せていただけたらありがたいです。
余談。
学生時代、論文の迷路に落ち込んだことを思い出しました。
目当ての論文探して書庫に行ったものの、参考文献をたどっていくうちに自分が何を調べていたのか、さっぱりわからなくなることが何度かありました。
もうちょっとちゃんと迷えていたら、タツオさんみたく珍論文コレクターになれていたかもしれないと思うと残念でなりません。
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