海外ドラマ、映画、本等の偏愛感想。ネタバレの配慮はあまりされていませんのでご注意を。
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長く続けておられるブログの書籍化です。
ブログはここ最近の読者だし、やっぱり読むなら紙派なのでこっちの方がいいです。
国際結婚で、舅姑と同居で、日本人(というかアジア人)の珍しい村での日々です。
大勢が通り過ぎるだけの都会と違いますからね。
それだけに厳しいことも多いようです。
日本にいるだけだとうっかりしがちですけれど、他国の人と接する場合、「戦争」という話題が避けられないことがあるのですよね。
あの戦争では敵だった、味方だった、ということが今でも判断基準のひとつになっていることもしばしばです。
戦争でなくても、人種が立ちはだかるということも同様です。
ふだん考えないようなことが人と接することの根底にあるかと思うと、唸ってしまいます。
そういう楽しいだけでないことが読めるのが人気のひとつなのでしょうね。
もちろん、困ったことも愉快に仕上げてくれているからこそなのでしょうが。
やっぱり思うのが「日本人でよかった」ということでしょうか。
特に病院。
日本のシステムしか知らないから、他が想像できないとも言えますが。
歯が痛いのに予約が3カ月後とか、自分で口の中吸引とか、ホームドクター制とか、水疱瘡で医者に行くと怒られるとか…私には無理です。
病院に限らず、良くも悪くも日本人は丁寧だと改めて思わされました。
学校や職場での身の回りの片付け等を例にあげて、日本の小学校での掃除の時間の大切さを語っておられます。
中東のどこかの国の人がこれを取り入れて、たいへんに喜ばれているというのをテレビで見た覚えがあります。
確かに、自分が使ったところを掃除し、使ったものを元に戻すということは日本人には当たり前のことだけれど、小さい頃から仕事としての「掃除人」を目にしているとそうはならないのかもしれませんね。
でもさあ、家庭ではどうなのよ?と思いませんか?
自分の部屋を掃除し、みんなで使うところにも責任を持つって、家庭で学ぶことでしょう?と思います。
一歩外に出ると別問題って、そういうことでもない気がするけれど、これがお国の違いということでしょうか。
そういった、生活していく上での違いがたくさん登場します。
実際に自分が体験することはないと思われますが、他国の方、生活習慣の違う方と接することには、言葉以上に大きなものを含んでいるのだなと考えずにはいられないです。