初アイスランドドラマ。
一挙放送かと思ったら前半5話だけで、続きは一ヶ月以上後という肩透かしスケジュールにも負けず、楽しめました。
胴体だけの切断死体は8年前の放火事件に端を発し、その結果、この町の名士たちは腐っていたことが露見するというものでした。
生き残りが「あの不況のせいだ」と繰り返してましたが、自分たちの利益のためだけで同じ境遇の人々の人は眼中にないという腐り具合でした。
名士たちの保険金詐欺はわかりましたが、客船の乗員が絡んでいた人身売買のことがよくわかりませんでした。
受け入れ口にされていたということなのですか?
「新しい港を作る」ことへの執念もうかがえる人がいるので、港に船が来る=そういう人が乗船している、ということなのでしょうか。
アンドリの家族周辺の物語もよかったです。
まず、元嫁が恋人連れて、実家とはいえ、元夫と娘たちが暮らすところにやってくるのが異様でした。
どうやって接しろと?
途中歩み寄ったかにみせかけて、お義父さんの自白に対するアンドリが許せないと逆戻りかそれ以上でした。
お義母さんまでがあんな態度をとるとは、元嫁はお義母さん似なのかなと思いました。
お義父さんは娘を殺したとして憎んでいたヒヨルトゥルの誤解を解いて許せる人だったのでなおさらです。
だから、これまでまったくの見当違いの憎しみを本当に向ける先がわかったからの凶行であったと思うとやりきれなくもあります。
ヒヨルトゥルのお母さんもひどかったですねえ…。
そのヒヨルトゥルと手をつないでいたのは、元嫁のもうひとりの妹ですよね?
ふたりで警察署で留守番したりと、なんとなくほんわかできるシーンでした。
そういった意味で「家族ドラマ」として楽しむことができました。
他のアイスランドドラマも見てみたくなりますね。
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