「本の雑誌」に連載されていた、吉野朔実劇場全8冊を1冊にまとめた豪華本。
確かに毎回何冊かの特定の本をテーマとしていますが、書評とかブックガイドというよりも、本好きのお友だちとのやりとりがとても楽しそうでうらやましいです(私の場合、本の貸し借りというハードルがあるからなあ…)。
読んで面白かったのに内容覚えてないとか書かれてましたけど、その本にまつわる人とのやりとりの方が読んだ結果なのかもしれないなあと感じました。
この連載が、全部、ひとつにまとまっているというのは、分厚くて、重くての、読みにくさを差し引いてもたいへんにありがたいことです。
が、ページがないのってちょっと残念ではありませんか?
掲載図書索引で本のページがあるのに、連載部分にページがふられていないですよね。
間の文章部分にはふられているといっても、ページ数がないところが圧倒的に多いわけですから。
本誌での追悼大特集はかなり満足だったので、余計に残念感が漂います。
初期の頃の話で忘れちゃってましたが、吉野さんも「本は新刊の時に買い逃すと見つけにくい」とおっしゃってました。
私も、マンガは特に探せないです。
同じ出版社でも連載誌によって棚が違うじゃないですか。
他の本だと楽に探せるのかというと、そこはちょっと違います。
田舎の本屋だと、大手の売れ筋しかまず入って来ないので、最初っからそういった新刊は諦めているというのが本当のところです。
必然的にそういう本(ってどういうのだ?・笑)は、注文したり図書館でとなりますから、探す苦労はないというだけのことです。
なので、もうすぐ発売になる「ねこたん。3巻」は、発売日に新刊本のコーナーへGO!です。
最後に、余談ですが。
デヴィッド・ボウイと同じ年に亡くなられたのだな…。
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