全3話を二日間で見ました。
今回の放送に合わせて本も買いましたが、まだ未読です。
あまりにも有名な原作ですけど、私の予備知識は「孤島でひとりずつ殺される」くらいです。
きっと、話の筋を知らないのは私くらいかもしれませんけれど、内容に触れるので一応間をあけます。
改めてお断りしますが、私は、ミス・マープルやポワロはドラマで見ていて、クリスティーの小説は「アクロイド殺し」しか読んでいない初心者です。
謎めいた招待状で集まった人々、主が姿を見せない孤島の館、と、期待は高まりました。
さらに集まった人がみんな後ろ暗い過去を、別解釈(=ウソ)で弁明するのですから、怖いったらありません。
最初に殺された若造が、気持ちよすぎるくらいの正直者だったのもいいですね。
しかし、途中「ホラー?」な展開があって嫌な予感がしましたが、余計なお世話でした。
これは心理戦ですねえ。
「この作品がなければ後のミステリが~」と言われるのがわかるような気がしました。
おそらく、「デクスター」もなかったかもしれませんね(笑)。
ただですねえ、病気を抱えた年配者がやったにしては行動的過ぎるように思わないでもないです(レバーの件が気になっていたのですが、そうでしたかっ!「誰か隠れて食べてた?」と思いもしましたが、「なぜレバー?まずパンだろっ!」とひとりつっこみをしておりました・笑)。
でも、ひとり、またひとりと減るにつれて、どこかおかしくなっていく様子、語られる過去の真相、疑心暗鬼なところの緊迫感にはやられましたね。
「オリエント急行の殺人」と真逆なところも私には驚きでした。
先に本を読んでいたら、というか読みだしていたら怖くてストップしたかもなあ、と思うのでドラマ先行でよかったです。
ちょうどよく記憶が薄れてきたら、本の方を読んで怖がりたいと思います。
この内容の記憶が薄れるのか?という疑問はありますけどね♪
改めて、クリスティーを読みたくなりましたけど、冊数が多くて困ります(笑)。
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