最近NHKで放送された英国ドラマを見て、俄然読みたくなりました。
あまりにも有名とはいえ、私のように最近まで知らなかった人もいらっしゃることと思いますので間あけます。
驚きました。
そりゃ、3時間弱の映像と本では描ききれないところがあって当然です。
でもですね、元判事の「正義」にはヒントが隠されていたとか、行われた「正義」の順番にも意味があったとか、ラストの独白にやられた感がとても強かったです。
そして、ドラマ視聴後に書いた「最初に殺された若造が気持ちよいくらい~」というのが、その「正義」の一端だったというのも驚きでした。
言葉が少なくても、あんなに序盤でも、こんな万年初心者の私にでも伝わってくるのだな、ということに対してです。
結末や犯人がわかっていても、いや、わかっているからこそ漂う恐怖が心地よいくらいでしたよ。
最後に犯人が動機等の一切合財を喋ってお終いというと、残念なものが多い印象でしたが、これはそんなことなかったです。
問題なのは最後の形ではなく、そこへたどり着くまでの過程なのですね。
「ドラマや映画を見たから読まなくてもいいや」などとしてはいけないものだと思います。
映像化された他のものも見たくなりました。
そして、クリスティーの本もまた一冊買ってしまいました(笑)。
この前の英国ドラマ、4月にDVD出るのですね。
アガサ・クリスティー そして誰もいなくなった [DVD]
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