結果は良くないものでした。血管肉腫という病気だそうです。この病気は進行が早いそうです。残された時間は抗がん剤や手術がうまくいって6ヶ月、何もしないと2〜3ヶ月程らしいです。個体差もあるので必ずしも、というわけでもないようですが。
うちのMくんの場合、腫瘍を摘出するには難しい場所と大きさで、大量出血等かなりのリスクを伴うそうです。いくら元気そうに見えてももう10歳、大きな手術に耐えられるかどうかもわかりません。手術は選択しないことにしました。
幸いにしてなのか、今ある腫瘍だけで他への転移はみられないそうです。食欲も増進剤のおかげなのか、盛り返しつつあります。抗がん剤治療は今ある腫瘍には効果があるかもしれないけれど、当然他への負担も大きいものとなるでしょう。なので抗がん剤治療も選択しないと思います。
これが正しい選択なのかわかりません。結果待ちの間、他の病院でのセカンドオピニオンも検討しましたが、今回の説明に納得できない部分があったわけでもないので、Mくんのストレスになることは極力避けようと考え直しました。なにせ、神経質な犬ですから。
転移が見られないということは、食欲不振の原因は何なのでしょう。私が腫瘍を見つけてしまったことがショックだったのでしょうか。早く見つけてあげられなかったことと、見つけてしまってごめんね、というMくんに申し訳ない気持ちでいっぱいです。
子供をもてない病気になった私にとってMくんは犬以上なのだと思います。それなのに早期発見してあげられなかったことが悔やまれてなりません。
残された時間があまり多くないなんて、数日前までは思ってもいなかったので衝撃は大きいです。犬の人生は短いとはわかっていたつもりですが、覚悟はできていませんでした。正直、今も覚悟はできていないです。
転移の早い病気らしいので覚悟しなければいけないのだとは頭では理解できているはずなのですが、受け止める心がまだありません。だって目の前のMくんは腫瘍をのぞけば今までとなんら変わりがないのですから。
食べないことを心配して涙を流していたのが嘘のように、診断を聞いてから涙が出ないのはそのせいでしょうか。
ブログに書いてしまった手前、何も報告しないのも失礼かと思いましたので簡単に結果の報告をさせていただきました。
ご心配をおかけして申し訳ありませんでした。
コメントを寄せていただいて、本当にありがたかったです。
闘病記は書かないつもりです。自分達の無力さを感じるばかりですから。
いつものツッコミ日記はもう少ししたら再開したいと思っています。
これを心の捌け口にしているわけですからね。
PR
COMMENT
無題
私も以前、うちのわんこをガンで亡くしました。
年齢は13才だったけど、手術してもだめだという事で、ゆっくり見守る事にしました。
yasishiさんは、本当におつらいと思いますが、わんちゃんもきっと全部分かっていると思うので、無理をするとわんちゃんも心配しちゃうかも。
無理しすぎないで、わんちゃんとのお時間を楽しんでくださいね。
無題
私は、7年前にウチの初代わんコを3歳という若さで亡くしました。先天性の膵臓の病気だったそうです。
当時私は小学生だったこともあるのでしょうが、あまりにも突然すぎて彼の死をなかなか受け入れられませんでした。もっと遊んであげたかった、もっと構ってあげればよかったと後悔ばかりが残りました。
彼が突然いなくなったことで死というのが怖くなって、今の2代目わんコを飼う決心がつくまで何年もかかりました。
こんなことをいうのは不謹慎かも知れませんが、M君にはまだ時間があります。その残された時間で今まで以上に彼を愛してあげてください。やり過ぎたかなと反省するぐらい愛してあげてください。
つらいと思いますが、彼との一瞬一瞬の時間を楽しんでくださいね。
無題
私にもいつか訪れる、今のyasishiさんの日々。怖くてたまりません。言葉が見つかりません。yasishiさんのお体にさわりませんように。M君、おかあさんを守ってね。。。。
無題
衝撃の結果に声も出ません。
本当にお辛いことと思います。私もシロを家族同然に愛しているのでお気持ちよくわかります。
今は残された時間をワンちゃんと過ごしていい思い出を作ってくださいね。
無題
コメントありがとうございます。
検査結果はとてもショックですが、今目の前にいるMくんは食欲も盛り返し、散歩にも意欲的で腫瘍さえなければ病気とは思えません。
びちさんもAzusaさんも、わんこさんを亡くされた経験をお持ちなのですね。
一緒に生活を始めた時点で心構えが必要なことなのでしょうね。
でも愛くるしい顔を目の前にしての自分よりも先に訪れるであろう死の覚悟なんてそうそうできません。
このまま苦痛やストレスの極力少ない生活を送らせてあげられたら…と思います。
病院通いがかなりのストレスだったらしく、わがままぶりが目に付きます。
こちらの心情を察しているのでしょうか。
無題
私は中学生のときに愛犬をフィラリアで亡くしました。
病院へ行った時にはもう手遅れでした。
書いていて今でも泣きそうになってしまいます。
突然亡くすのも、ある程度の期間を知っていても、
どちらも辛いことです。
でも、今、一緒に過ごせているんですよね!
どうか楽しい時間を…。
無題
ビックリしました。
そういう結果だったんですね・・・
私も去年子犬の頃から飼っていた豆柴の太郎が亡くなりました。
子犬の頃からいたので家族同然・・・ものすごいショックで暫く立ち直れませんでした。
残りの時間を一緒に、楽しく過ごしてあげて下さいね。
無題
そうだったのですね。
食欲が戻ってきているようでよかったですね。
楽しい時間が過ごせるといいですね。
yasishiさんもお体に気を付けてくださいね。
無題
コメントありがとうございます。
うちのMくんだけではない、動物と一緒に暮らしていれば必ず直面することだとわかっているんですけどね。
ここ数日はいつもの散歩コースに復帰し、一見病気持ちには見えません。
信じられないんですよ、弱っていくことが。
ただもうこっちが
なるべくストレスのない生活とわがまま放題にすることの区別ができなくて
とんでもない状態になりそうで恐ろしいです。
無題
>早く見つけてあげられなかったことと、見つけてしまってごめんね
という言葉がせつなくて、よく考えてから書こうと思いました。
私は突然と余命宣告の両方を経験しています。犬だけではありませんが。
愛する命がどんどん弱っていくのを見るのはとてもとても心が張り裂けそうになるくらい辛いことですが、余命宣告、それはある意味、残された時間をもらえたってことでもあるんです。
そしてその間に失うことの覚悟を決められる…すごいひどい言葉に聞こえるでしょうが、時間があれば思い出も作れ、気持ちも徐々にですが受け入れていくんです。
もし気がつかず突然というのは、心にぽっかり穴があき、もっと後悔してしまうものになんです。
どうぞ、ご自分を責めたりしないで下さい。
Mくんと密ある時間を過ごして下さい。
生意気なことを書きましたが、
自分でもその時がくる度に
やっぱりパニックになってしまいます。
でもあとで感じるものなのです。
私みたいに後悔して欲しくないのです。
無題
気に留めていただいてありがとうございます。
>早く見つけてあげられなかったことと、見つけてしまってごめんね
は、私が腫瘍を見つけた翌日から食欲がなくなったという偶然と
生検した腫瘍が破けてしまい、そこだけを治す手術もできない状態なので(つまり瘡蓋になったり破れたりの繰り返し)
あまりにも気の毒で出てしまった言葉です。腫瘍の場所が場所だけに(おしり部分)座らないわけにもいかず…
半外飼いだったので外で寛げない不自由さもありますから。
おかげさまで日が経つにつれ薬の効果とはいえご飯も食べてくれるし、散歩にも意欲的です。病気であることを忘れそうですが体力が続かない姿を見ると…こうやって日々、徐々に実感していくのだな、と思います。
内臓に腫瘍ができるよりは余命が多く残されているとも聞きますが、積極的な治療をしないことに決めたのでこの先のことは検討もつきません。
ただ、安らかに寝ている姿を見て今までにはなかった覚悟というものが徐々にできていくのかな、と思います。
生きていることが辛くなったら、解放してあげることも考えるでしょう。治らない苦痛に耐えさせるのは不憫です。
私ごときに言葉を選んでのコメント、ありがたいです。
残された時間に覚悟を決められる、その通りですよね。11歳にはなれないかもしれないけれど、まだまだ一緒に過ごせるわけですから。
犬のことを書いて多少後悔していました。
でもみなさんからあたたかいお言葉をいただけたこと、とてもありがたいです。
訪れるであろう別れの辛さは、私だけにあるものではない、と当たり前のことを思い出させていただきました。そのおかげで事実を受け入れる方向に迎えたのだと思います。