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ささくれた日々

海外ドラマ、映画、本等の偏愛感想。ネタバレの配慮はあまりされていませんのでご注意を。

   

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チェブラーシカ

  

ホームズといい、オリンピックといい、ちょっとロシア度が高い今日この頃。
WOWOWでまとめて放送されたオリジナルと日露韓合同製作の映画+「夏」「秋」「冬」を見ました。
チェブラーシカ自体は知っているものの、お話は初めて。

お話を知った感想は…とにかく切ない。
僕が誰なのか本人もまったく知らず、果物屋さんにつけられた「ばったり倒れ屋さん」を意味するチェブラーシカを名乗ってるんですよ。
電話ボックスに住まわされてコマで遊ぶ姿とか、「幼稚園でぬいぐるみとして働くよ、雇ってくれたらだけど…」とか、びっくりするほど切ない。
伏し目がちで毛はぼさぼさ、かわいく作ろうって気はなかったのか?と拳を握りしめました(いや、かわいいのですよ・笑)。
一番すごかったのは、ワニのゲーナと列車旅行に出掛ける話。
浮き輪があったので海を目指してたのかな?
イタズラおばさん、シャパクリャクに切符と財布を盗まれて、車掌から次の駅で降りろと言われた時のチェブラーシカですよ。
毛のぼさぼさは落ち着いてますが(お出かけだから?)、ものすごい伏し目がちで無言の硬直状態。
悲しい表情ならまだしも、放心したような表情なのでそのショック度合いが強烈。
私はこのシーンを「チェブラーシカの絶望列車」と名付けましたよ。
絶望列車は合作版にはないので、比較した結果、断然オリジナルの勝ちです。
どれだけこのシーンが気に入ったかがおわかりいただけますでしょうか。

それにしてもシャパクリャクはなんであんなイタズラするのかしら?
友だちの家ができた時は「もうイタズラしません」ってカードまでくれたくせに。
でも、悪いヤツにからまれてるゲーナとチェブラーシカを助けてくれたりするんだよなあ。
彼女がイタズラしなければそんな目に遭わなかったわけですけども。
絶望列車の屋根で三人並んでの歌は、「よかったね」という感じなのにとてつもなく絶望臭がする。
そういえば、最初の方にあった誕生日の歌も「お誕生日にアイスクリームを500個もらった~、でも誕生日は年に一度だけ…」ってのも、楽しいのかがっかりなのか、微妙なところがとても好き。

これは見てよかったです。
「夏」「秋」「冬」もよかった!
話が進むにつれ、ゲーナが「若いワニ」じゃなくて、チェブラーシカとおじいちゃんみたいになるのもよかった!
短編の前に入っていたCMで、ゲーナが風邪ひいたからチェブラーシカが替わりに動物園でワニをやるって話もたいへんに楽しみだ!
「2015年登場」って映画かしら?
そうだ、ワニやライオンが動物園に出勤してるとういのは「しろくまカフェ」じゃないですか。
これが原点だったのかな?

先程、断然オリジナルの勝利と書きましたが、果物屋さんのメモ書きやシャパクリャクのカードに何と書かれていたのかを教えてくれるのでこの点は合作版の勝ち。
画面も明るくてキレイですけど、かえってそれ故にオリジナルの絶望感の素晴らしさが際立つように思うのは私だけでしょうか?


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L&O、終了っ!

何がって、録画がですよっ!
ここ最近ずっと、月~金午後2時からの2話連続放送を録画していたのですが、それが昨日(2014年2月20日)、S14の最終話を迎えました。
S1の放送は字幕だったので、S15~がそうであったように一カ月遅れの吹替えを待ちましたが一向に放送される気配なし。
そうこうしているうちに何度か再放送を逃し、ようやく捕まえた午後2時の帯放送。
いや~長かった。
他を優先して見ていたので溜まっていく一方で、レコーダーには置いておけずに外付けHDDへ移すという始末。
その外付けHDD(1TB)も、残量が10%となりました…(REXも入ってるから!)
で、残る問題は果たして本当に見られるのか?ということ。
昨日見たの、S20の17話だもの…。
見たいのはやまやまだけど、こうもため込んでしまうと…。
あ、ダンバースの出るエピソードは見てます(笑)。
ふだんそんな見方はキライだけど、「ダンバースだから」と、自分ルールに例外を与えました。
やっぱり、ダンバースは判事にしてあげたかったな、と「ホミサイド」の頃に心がもっていかれますよ。
若気の至りを追及された時の表情は忘れられませんものね。
だから「トゥルーブラッド」で裁判長な役であるのを見て、なんともいえない気持ちになりましたねえ…吸血鬼であるうえにあんな最期でしたけど。
L&Oに話を戻しますが、どんなに遅れても見ます。
だって、この前の16話みたいなことがあると面白いじゃないですか。
カッターさんが経歴詐称(?)で窮地に立たされるヤツですよ。
確かにその立場の行方にもハラハラしましたが、「そうか、だからルーポの違法スレスレ捜査にも寛大だったのだな!」と合点がいきましたもの。
最初の方にこそ、見知った顔の人がゲストで出ていることも多そうだし。
ロシアのホームズも見終えたし、見るなら今がチャンスです。
しかし、「サウスランド」が始まっちゃったんだな、また。
でもこれは話数少ないからね。

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ロシアのホームズ(終)

先月、AXNミステリーで2週にわたって放送されたロシア版のホームズ、「シャーロック・ホームズとワトソン」をようやく見終えました。
1&2話を見た時に書いたきりでしたが、ちゃんと見てました。

モリアーティとの闘いで滝壺に落ちた後の、ホームズとワトソンの再会がどう描かれているのか、たいへんに興味がありました。
ワトソンの失神はお約束ですが、その後の笑顔と、ホームズの浮かべた涙がたいへんに新鮮でありました。
どちらかというと、情緒面に欠けるのがホームズの魅力でもあるので、意外でもあり、うれしくもあり、そんな感じです。
「情緒面に欠ける」というのは人としてダメという意味ではなく、思いやりの表し方が一般的でないとでも言いましょうか。
ワトソンを邪険にしてるとかそういう意味ではないですよ。
ちょっとかわいそうに思うこともないこともないですが、二人の距離感を考えれば絶妙!ということで。

そんな新鮮なホームズが、10&11話では引退してサセックスで養蜂家として生活しているとは。
ご近所に蜂蜜売ったり、そんな姿もまたさらに新鮮。
そして何よりも、偽金に文句を言わなかったり、足りない部品の世話を焼いたりして「ご近所付き合い」を難なくこなしていることに度肝を抜かれました。
ホームズ、やればできるじゃん!というか、ワトソンやハドソンさんとの関係からさらに進んだホームズにわくわくしたりしました。
が、しかし。
これ、潜入捜査だったのですね(笑)。
引退後アメリカへ旅行したとか、田舎に引っ越して養蜂家とか、それらがみんな潜入捜査官としての偽りの姿だったとは!
色つき眼鏡(あえてサングラスとは書かない)も、アメリカ式のヒゲも「もし知られていたら…」という変装だったのか、付けヒゲだし。
見たままに、「探偵する時はヒゲ剃るんだ(笑)」くらいにしか思ってなかったよ…。
でもやはり、お国のために長年にわたって潜入捜査というのは、新鮮ホームズなのだろうな、と納得して堪能いたしました。

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キリング3(アメリカ版) #1

アメリカ版のキリングの新シーズンが始まりました。
どうしようかな…と思ってましたけど、宣伝写真でホールダーのスーツ姿なんてものを見てしまったら理由を確認しないわけにはいきません。
…昇進試験が近いのか…(笑)。

「連絡しろよ、パートナーなんだから」というホールダーの言葉で終わったS2でしたが、二人はコンビ解消。
ホールダーはそのまま殺人課刑事、リンデンは交通課に異動して1年という設定らしい。
ホールダーが出会った事件が、かつてリンデンが担当した事件とよく似ていることから久しぶりに再会、でもホールダーは昇進試験のために厄介な事件を他の人にまわし、「被害者全員に情をうつさなくても…」と言っていたリンデンも実は事件が気になって…そういった感じでパートナー復活となるのかもしれません。
この再会時、二人とも「タバコはやめた」と言っていたのに、次にそれぞれが映ったらタバコ吸ってるのがご愛嬌というか、パートナー復活の狼煙のようです。

スーツの理由はわかりましたが、相変わらず肉を食べないホールダーがエプロンして何を作ってくれるのか気になるので、もう少し見るつもりです。
エプロン姿を見るまでは!と思うのに結局そんなシーンがなくて、最後まで見ることになるかもしれません。

主役の女刑事の相棒は不幸になると決まっているデンマークのオリジナルと違って、ホールダーはS2が終わっても大丈夫だったのでこの先も心配いらないでしょうか。
ただ、昇進試験は棒に振るような気がする。
でも不幸がその程度ですむならある意味歓迎すべきか?

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「失踪当時の服装は」 ヒラリー・ウォー



以前、マーケットプレイス初体験で興奮して買った本。
初利用の方に気を取られて、文字の大きさに思い至らずに、開けてびっくり極小文字!
それでなんとなく読むのが後回しになってました。
が、確かに文字は小さいけれど、文字の大きさと行間のバランスがよいのでそれほど苦になりませんでしたよ。
かえって今の創元の文庫の方が私には読みにくいかも。

警察小説の代表作として語られているのでたいへんに興味がありました。
ほとんど警察が一人称という感じで押し切り、それでいて読ませるのですね。
犯人と対決という場面はないのに、追いつめていくというのは緊張感あります。
署長と巡査部長の性格や考えの違いが、時に疎ましく、時にたのもしくあるのも読み応えありました。
とうわけで、またマーケットプレイスを利用する勇気が湧いてきました。


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