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ささくれた日々

海外ドラマ、映画、本等の偏愛感想。ネタバレの配慮はあまりされていませんのでご注意を。

   

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キリング3(終)

「サラ・ルンド最後の事件」とはそういう意味でしたか。
もう法的には裁けないと察したルンドは、ルイーセのお父さんの遺志を継いだかのごとくに処刑を決断。
ラインハートの「家族が増えましたか」って言葉も引き金かも。
車から出た姿だけで察したボークもねえ…それなら二人にしちゃいけないよ。
逃亡の仕方まで咄嗟にアドバイスできるなら、一緒に住みたいとまで思ってるなら、ラインハートへのこだわりを聞いているのだし、悔いても悔いきれない一瞬でした。
それにしてもルイーセのお父さん一人で真犯人を突き止めたのに、毎度のことながらとはいえ、警察は何してたのさ。
ラインハートが宿泊していたホテルがシーランド系列とか、ちょっと調べればわかるだろうに。
情報部の上はわざと隠していたのかもしれないですがね。
それさえもっと早くにわかっていれば、ルンドだってルイーセのお父さんがラインハートを痛めつけているのを止めなかっただろうに。

政治家パートも腐ってました。
自分を守るために隠し事をした弟に「顔も見たくない!」と吐き捨てる首相は、正義感からだと思ったのに。
息子が死に追いやられたのは自分が原因だったのだから、心を病んでいたからこそ自殺でなかったことくらい証明してあげればいいのに。
この首相も、あっちからの情報、こっちからの情報にふらふらして、お前はハートマン(S1の市長候補)かっ!とつっこみましたよ。
首相の元恋人もふらふらしっぱなしだったし、デンマークの政治家ってみんなそうなの?
カーラの方が正義感のかたまりでした、見た目は悪人っぽいけど。
警察に行こうと首相を待ってる姿が健気でしたよ、見た目と違って。
このシーン、シーズン2で長いものにまかれてしまったブク大臣を非難するカリーナを思い出してしまった。
カリーナのあの眼は本当に怖かった。
カーラは首相のことを想っている分、そんな目つきはしないだろうけれど。

ソイデン社長も好きだったんだけどなあ。
離婚も、マイアのわがままだとしか思えなかったもの(笑)。
やっぱり、「もう被害者は出ない」と家族との時間を優先するのだろうな…。

というわけで、「半年後に本部長の席が空く」と言われたブリックスもそれは果てしなく怪しく、誰一人としてすっきりしない、そんな「キリング」の終焉でした。
このドラマらしいといえるのでしょう。
すっきりしないけれど、キライじゃない!(ムーコ風に・笑)

毎回毎回、うわぁ~と不安にさせる展開と音楽で実に見事に引き込まれました。
最後までそれを貫いてくれたスタッフ、ルンド姐さん、ありがとう。
そんな感じです。
この事件は、特捜部Qに引き継いでいただきましょう(笑)。

特捜部Q ―檻の中の女― 〔ハヤカワ・ミステリ文庫〕
ユッシ・エーズラ・オールスン 吉田奈保子

特捜部Q ―檻の中の女― 〔ハヤカワ・ミステリ文庫〕
特捜部Q ―キジ殺し― 〔ハヤカワ・ミステリ文庫〕 特捜部Q ―Pからのメッセージ― 〔上〕 (ハヤカワ・ミステリ文庫) 特捜部Q ―Pからのメッセージ― 〔下〕 (ハヤカワ・ミステリ文庫) 特捜部Q ―Pからのメッセージ― (ハヤカワ・ポケット・ミステリ) 特捜部Q ―カルテ番号64― (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)
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最後に気になったことをちょっと。

娘の遺体が見つかっていないのに、ソイデンさんが葬儀の手配するのって信じられない。
他の人が騒いでも「見つかるまでは信じないっ!」ってキレてもいいのに(笑)。

 ルンドの息子マークは何故やさぐれていたの?
S2でのルンドママの結婚式の時なんてけっこういい子だったのに。
マタニティー・ブルーだったのかしら?

9話、出向いた警察(ブリックスとアスビャンだったかしら?)とソイデン社長と秘書(だったかな?)が話しているその間をシーランド社員が通りましたよね?
10話ではブリックスと女上司が話していると、狭い廊下なのに名もない刑事は後ろを回りましたよ。
シーランド、社員教育がなっていないのでは…?(笑)

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「愛蔵版 動物のお医者さん 1」 佐々木倫子

愛蔵版 動物のお医者さん 1 (花とゆめCOMICSスペシャル)
佐々木倫子

愛蔵版 動物のお医者さん 1 (花とゆめCOMICSスペシャル)
愛蔵版 動物のお医者さん 2 (花とゆめCOMICSスペシャル) 愛蔵版 動物のお医者さん 3 (花とゆめCOMICSスペシャル) 愛蔵版 動物のお医者さん 4 (花とゆめCOMICSスペシャル) 愛蔵版 動物のお医者さん 5 (花とゆめCOMICSスペシャル) 愛蔵版 動物のお医者さん 6 (花とゆめCOMICSスペシャル)
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コミックスを繰り返し読んだ世代ですが、愛蔵版を姉が全6巻そろえたとのことなのでとりあえず1&2巻を拝借。
表紙は描き下ろし、豪華な口絵、巻末にはキャラクターファイルやらお楽しみデータと愛蔵版ならでは。
中でも「目にやさしいB6サイズ♪」と帯にあるのは笑った。
コミックスに熱中した方々はそろそろそういうお年頃ということでしょうか(ちなみに私は、強い近視のせいかまだ感じない。さすがに小さい文字も近づければ近づけるほど見えるという時は過ぎたようだけれど。このまま老眼というものに気づかないでいくのかもしれない)。

かわいいリアル獣といえば「しろくまカフェ」ですが、佐々木倫子さんはそのパイオニアだったのかもしれないなあ。
このマンガが、ハスキー犬ブームを引き起こしたのでしたよね。
それが野良ハスキーを生むことになった…と。
知人の本屋に成犬ハスキーが入ってきて(リードなし)、暖房の前に陣取り、売り物のマジック咥えてガジガジ遊んでたという話を思い出しました。
よく前を通っていた家にも、小さすぎる犬小屋に入れられているハスキー犬を見たなあ、といろいろな思い出が浮かんできます。

マンガの中身ですが、この人たちの服装って、やっぱりへんじゃないか?
特に二階堂の服の模様。
ブリキの金魚のおもちゃ柄(ちょきん魚柄?)は、すごく記憶に残っている。
これは歴史を感じるとかではなく、そういう人たちだったと今なら確信できる。
ああ、まだ4巻分あると思うとうれしいな、でもすぐ読んでしまうのだろうな。

REXだと、レックスは犬禁止の標識を見て、意味を解してから無視しますよね。
でもチョビは、「ここでフン禁止」の標識に「あっちでならいいのかな?」と悩むのですよ。
どちらが本当のお利口さんなのかな?(笑)

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デクスター8(終)

シーズンファイナルであるだけでなく、デクスターというドラマが終わってしまいました。
でも…なんですかねえ…。
家族を意識しだしたところから、感情がみえるデクスターに違和感もっていたともいえるので、本人もそれを抱えたままだったとでもいいましょうか。
家族を意識しだした、というのは具体的には今回挿入されていた親になるところかなあ。
わざわざ入れてるくらいだし。
でも、終盤にいくにしたがってハリソンのことをジェイミーに任せっぱなしだし、家族意識はどこへ?という感じ。
デボラとの関係修復にやっきになっていたからなのでしょうか。
そこがS1で強調されていた、「ふつうの人間だったらどうする?」と意識しなければならなかったデクスターがそのままだったということなのだろうか。

ハンナと惹かれあったのは「ふつうの人間」の愛情ではなく、同じ考えに囚われている者同士だから惹かれるのだと思えてならない。
ハリソンがハンナのことを大好きというのも、自分に流れる血の意味を知っているからのような気がする。
バスに乗るハンナとハリソンとのお別れシーンは、そんな感じでちょっと納得もしてしまった。
が、そうはならない。
犯人以外命を落とさずに終わるのかと思ったら、デボラが合併症でもとには戻れないと。
それを目の当たりにしたデクスターが自分を取り戻すというのも皮肉なような。
S7の最終回を見終えて、デクスターにとって何がハッピーなのかわからないと書いた通りの終わり方だったかも。
目覚めたエルウェイは、アルゼンチンを手がかりにハンナを探すだろうし、クーパー保安官が何を追ってたか同僚が知らないわけないし、まったく安全ではないのに、自分と関わらないことを最優先にするあたりが、デクスターらしいというのでしょうか。
サクソンを刺したのだってデボラがあんな目に遭っていなかったらもっと追及されてしかるべしだろうし。
エンジェル、優し過ぎるぞ!

エンジェルが優し過ぎるついでに、気になったことを。

マスカの娘、彼女は何のために登場したの?
身内に対しては道徳心やら倫理観が強いマスカをいまさら強調するためか?

現場での手癖、女癖の悪かったクインが今シーズンかなりいい人でしたよね。
ジェイミーにも正直だったり、巡査部長になろうと頑張ってみたり。
彼は殺されるのだな、と覚悟しましたよ。
そしたら、真面目になったクインとヨリを戻すデボラが…でした。
最後の最後には病室のデボラにすごく真っ当な言葉をかけてたし、改心とは!と考えさせられるシーンであったのも確か。

FOX CRIME で放送が始まった時はまだデジタル契約していなかったから見られずに悔やしい想いを原作にぶつけてみたり、ようやくデジタルにして見たオープニング映像の鮮やかさにやられたのを思い出します。
シーズン1のような食いつきはなかったものの、やっぱり見たいドラマであったのは確か。
でも、ハンナが出てきてからはちょっとつらかった。
彼女はまだチャックのサラだったし。
チャックが完全に終わってからのハンナだったら違っていたかもなあ。
エルウェイや保安官の追跡に、どうして得意のコスプレしないかなっ!とイライラ気味だったですよ(笑)。

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リッパー・ストリート S1(終)

「ブラウン神父」が終わった後に始まったので見てみました。
切り裂きジャック事件を扱っているのだと早合点し、あまり期待していませんでしたが、たいへんに好みでした。
昔でありながら扱われる事件は、微妙に雰囲気を変えながらも今のそれを思い起こさせるもので、時代が時代なだけに、狂気の孕み具合がキツイようにも感じます。
また、切り裂きジャック事件が未解決であることが、市民や担当警察官をどれほど不安定にしているかがひしひし来ます。
時代が近いということで「マードック・ミステリー」と比べてしまいますが、アチラは小奇麗でコチラは雑然とした感じが。
でも、検死や科学捜査は進んでますね。
ジャクソン大尉がアメリカから持ち込んだから、あそこの警察署が特別なのかもしれませんけれど。

事件もそうですが、主要の三人の描かれ方がまたよかったです。
何かを抱えていそうなリード警部補とジャクソン大尉。
二人ともシーズンを通して少しずつ露わになっていくのが見事でした。
はじまりは特に問題を抱えているとは思わなかったドレイクもまたそう。
戦争で負ったもの、ローズへの想い、そりゃ寄り添ってくれるだけの人が必要だよ。
こんな誠実そうな人なのに、なんでだめなのさ、ローズ…。
と、おわかりのように私はドレイクがイチオシです(笑)。

というわけで、最終話、三人それぞれがとりあえずの区切りをつけたような顔して現場へ出動!とうさわやなかエンディング。
オープニング最後の三人の後ろ姿とようやく噛み合い、シーズン通してチームができあがったような、そんな感じで続きが楽しみです。

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REX10!!

月が替わったらAXNミステリーの先取り情報をチェックするのが習慣だったのに、すっかり忘れて見たのは昨日。
そしたら、目玉情報発見!
REX10は、春放送予定だそうです。
http://mystery.co.jp/osusume/comingsoon.html
S9の最終話の感想を書いたのが昨年の5月初めだったから約一年ぶりの登場。
この前は8話でしたけれど、今度は12話もあるのですね。
4話多くなっているのは、レックスの入院とかリハビリの分かしら?(笑)
シリーズ続いているから助かるのはわかっているけれど、悪いクリフハンガーのお手本のようで腹立たしかったなあ。
ロレンツォも降格処分されてればいいのにっ!
実はワンコ好きだった上司ならやりかねないし。

ついでと言っては何ですが、先取り情報にはモンタルバーノもありますね。
このドラマも好きなので楽しみです。
ただ、エピソードによって時間の尺が違いすぎるのが(笑)。
でもカタレッラが見られるのなら、それくらいなんてことないです。
REXよりも上に書いてあるから、春のREXよりも先かと思ったら夏ですか。
この順番も不思議♪

REXもモンタルバーノも、一挙放送でなく週一話ずつ楽しませていただきたいですが、もう予定は決まっちゃってるのだろうな…。

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