忍者ブログ

ささくれた日々

海外ドラマ、映画、本等の偏愛感想。ネタバレの配慮はあまりされていませんのでご注意を。

   

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

合せて読んだ。「開店休業」&「フランシス子へ」 吉本隆明



吉本隆明さんの本は挑戦したことはあるが、私には無理があったと思う。
しかし、たまたま手に取った「dancyu」で書かれていたものは「ふふふ」と面白かったので、本になったのを機会に読んでみた。
これがまた、なんと、吉本隆明の食いしん坊日記なのだ。
上等なものをちょこっと食べる人というイメージがあったので、塩せんべい、味の素、衣揚げ、グミといった言葉がたいへんに新鮮。
そんな中に登場する焼き蓮根、これは食べてみたい。
ひとつひとつに娘さんであるハルノ宵子さんが追想文を添えているのだが、焼き蓮根のところでは食べさせてあげたかった想いと、散らかることを嫌った想いとの交錯がリアルである。
私たちの知らない吉本さんの状況を加えてくれている追想文がとてもよくて、追想文を読んでからもう一度本文の方に戻るとまた違った感覚がある。
本に通して流れているのは、食べることや食べ物を思い返すことで吉本さんは幸せな時をもう一度体験しているような、そんな感じ。




そしてもう一冊。
こちらは亡くなった愛猫フランシス子への想いを語ったもの(カバー足跡 フランシス子・笑)。
湿っぽくはなく、看取ったことから自身の生と死を想い、親鸞やホトトギスへと想いを馳せるのが一見年寄り語りのように思えるが、「開店休業」でハルノ宵子さんが「フランシス子と父」で書かれているのを読むと納得というか、気持ちのおさまりがいい。
守り守られる対の関係の喪失、それがこの語り本の大テーマだったのだな、と。

拍手

PR

ニュー・トリックス 8(終)

S7からだいぶ待たされた感のあるS8もお終い。
全10話を週2話ずつですからあっという間ですよ。
ハイスピードでの放送なので、淡々とした感じが強かったですが、9話にきて警視庁の経費削減騒動でUCOS解散か?と、シーズンエンドのような話が浮上。
まあ、人件費は安い部署なので消滅させてもあまり…と思っていたので妥当な決定。
それを乗り越えて最終話には何を持ってきたかと言うと、二度にわたる犯人へのタックルが評価されて警視総監賞を受けるジャックが単独捜査で授賞式をすっぽかし、問い詰められると「タックルは勇敢だからではない、いつ死んでもいいと思っているから」とまさかの告白。
偶然聞いてしまったストリックランドも、UCOS存続しても売りであるチームワークが心配、と。
いくら正規雇用でないとはいっても、ジャックを捜査にあたらせるのはもう酷なような気がするので、仕方のない伏線と受け止めておこうかしら。

今シーズンは、ブライアンの家のワンコ、スキャンピーがシッポふりふりと登場したと思ったら急に姿を見せなくなって、ぬか喜びシーズンだった。
でもまったく姿を見せないシーズンもあったから(たぶん)、元気なことを確認できただけいいかしら。

最終話、ストリックランドの人の奥さんの人が出てましたけど、まったく接点なかった。
ストリックランドは授賞式のことでで忙しかったから?

何よりも一番驚いたのは、#8に登場した暴走族のリーダーが、「第一容疑者」のハスコンズだとflickfreakさんにお聞きしたこと。
教えていただけなければ気付きませんでしたよ。
見直してさらにびっくり、確かにハスコンズだけど、時の経過以上の何かがあるような気がしてなりません。
これはわからない…ハスコンズ、テニスンが退職した後何があったんだ?と思わずにはいられない…。

というわけで、S9の放送はいつになるのでしょうかね。
チャンネル銀河は、この「ニュー・トリックス」と「ルイス警部」、どこも放送していない、ナイスな買い物をしてくれる局なので続きも期待しているのですが。

チャンネル銀河ついでですが。
10月5日から、土日の朝に「刑事マードックの捜査ファイル」のS3が始まります。
LaLaで放送していた「マードック・ミステリー」が名前を変えてS1から放送が始まったのは知ってましたけど(AXNミステリーでも始まりましたね)、このS3はLaLaで放送済みでしょうか?
自分のブログを見てみると、S2の最終話の感想は書いてあるのですが、それ以降まったく触れてません。
せめてシーズンエンドにでもまとめて感想を書くようにしていれば、頭を悩ませることもなかったでしょうが、LaLaでもすでに「マードック・ミステリー」のページはなくなっており、シーズンいつくまで放送したのかわからなくなってしまいました。
字幕放送だということが、日本初放送の手がかりのような気もするので、とにかく一回見てみます。
銀河だから未放送部分も買ってくれたのかなあ?と期待もしたいけど。
真相をご存知の方、いらっしゃいましたらお教えいただけないでしょうか。

拍手

9月のまとめ

9月、小説読んでない…。
小説、エッセイ、まんが、で区別しているわけではないけれど、ちょっと珍しいかしら?

藤堂志津子さん、初めて読んだけど、ワンコへの暴走ぶりがとても愉快で、「独女日記」を2冊続けて読んでしまった。
それだけでなく、先代犬リッキーとの日々を書いた本もあるというので購入してしまった。
年齢的にも若く、御病気もされる前、リッキーとどんな日々を送っていたのか楽しみ。

そして偶然にも今、私は「おかゆネコ」のツブに来てほしい。
口内炎でたいへんに口の中が痛く、ご飯のつぶつぶにまいっている。
ツブにおかゆを作ってもらって、ふたりで一緒に冷めるのを待ちたい、そんな気分。
実際はおかゆよりも冷めたうどんの方が食べやすいけど、ツブが作ってくれるならそれだけでうれしいよ。


2013年9月の読書メーター
読んだ本の数:10冊
読んだページ数:2150ページ
ナイス数:36ナイス

女いっぴき猫ふたり (文春文庫)女いっぴき猫ふたり (文春文庫)感想
家、育児、女に限定されていないのである意味異色かも。でもやっぱり汗かきまくってるね♪
読了日:9月29日 著者:伊藤理佐
フランシス子へフランシス子へ感想
愛猫フランシス子の死から、親鸞、ホトトギスをからめて生と死を訥々と語る姿がうかがえるよう。おしまいの日に向けて話したかったことなのだろうな、と。
読了日:9月29日 著者:吉本隆明
おかゆネコ 1 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)おかゆネコ 1 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)感想
おかゆネコにおかずイヌ。どちらにもやって来てほしい。「早く冷まして~」というツブがかわいい。
読了日:9月21日 著者:吉田戦車
いとしのムーコ(4) (イブニングKC)いとしのムーコ(4) (イブニングKC)感想
相変わらず、ムーコ連戦連勝。うしこうさんの涙が報われる日がきますように。
読了日:9月20日 著者:みずしな孝之
ハチの子リサちゃん (アクションコミックス)ハチの子リサちゃん (アクションコミックス)感想
伊藤理佐さんの本(特にエッセイ)を楽しむうえでこの背景は必要だ!
読了日:9月11日 著者:伊藤理佐
世界一周 わたしの居場所はどこにある!? (幻冬舎文庫)世界一周 わたしの居場所はどこにある!? (幻冬舎文庫)
読了日:9月9日 著者:西井敏恭
映画秘宝COLLECTION49 スターすっぱだか列伝 《女優編》 2006~2012映画秘宝COLLECTION49 スターすっぱだか列伝 《女優編》 2006~2012
読了日:9月7日 著者:澤井健
独女日記2独女日記2感想
日々のことは年代が離れているせいかあまりピンとこないのですが。はなちゃんへの親バカぶりが加わると、その暴走ぶりがおかしくて、はなちゃんの姿が書かれていなくてもそこにいるような感じがするので不思議。
読了日:9月5日 著者:藤堂志津子
独女日記 (幻冬舎文庫)独女日記 (幻冬舎文庫)
読了日:9月3日 著者:藤堂志津子
無菌病棟より愛をこめて無菌病棟より愛をこめて感想
ふだん、闘病記は読まないようにしているのですが(心が弱いから)。でもいろいろな意味で読んでよかった。
読了日:9月1日 著者:加納朋子

読書メーター

拍手

次号が楽しみな、「LDK 11月号」



毎月でなくても…と言いながらつい買ってしまうLDK。
ただこの本、ちょっと覚悟が必要だ。
いろいろなものがいろいろとテストされそのランキングが発表されるのですが、自分が使っているものがベストバイならいいけれど、評価が低いととたんに損した気分になる。
例えば先月の食器用洗剤は、使っているものが総合評価で一位だったので有頂天、景品でもらったものでもね。
が、今月の風呂掃除用品は選んで買ったものの評価が低い…となるとテンションも下がる。
パラパラめくっていて見つけてしまったこの記事が少々ショックで、本誌はまだほとんど見ていないのに、来月号のミニ特集がすでに楽しみという…。
総力特集の「スーパーマーケットオブ・ザ・イヤー2013」も楽しみではあるけれど、下から三つ目にある「おとなのかかとケア」に大注目。
踵に限らず足裏全体が乾燥気味で、この季節もうすでにささくれ立っていて布団にひっかかってしまうのですよ。
通販生活の化粧品部門のカタログにとてもよさそうなものが紹介されているけれど、ちょっと私には贅沢かな(体験者の言葉がいちいち自分にぴったりでかなり心が動かされたけど)…と手軽に買える「なめらかかと」を使い始めたところ(踵だけじゃなくて他の部分もささくれているのでスティックタイプ)。
しばらくは風呂上りだけじゃなくて朝も使って様子見ですが、来月号の特集次第(+足裏の回復具合)では別のモノに手を出すことも辞さない覚悟ですよ。
とうわけで、「なめらかかと」の評価がどの程度なのかもドキドキしながら次号を待ちます、まだっ今月号が発売になったばかりだけど。



それにしても小〇製薬のネーミングって。

拍手

第65回 エミー賞授賞式

なんと今年はAXNが生放送。
リアルタイムで最初からは無理なので当然録画(涙を呑んでムーコはお休み)。
確かにその時点で「3時間で終わるかな?」と思わないでもなかったのですが、案の定途中でぶっつり…。
FOXだと予約時の電子番組表に「野球延長でなくなるかもよ」と注意書きがあるじゃないですか。
それが見当たらなかったから油断してしまった、いや慎重さに欠けたのか…(慎重さに欠けたといえば、音声の選択も失敗したみたい。いつものままで気にしなかったから元声と同時通訳、どっちも聴きにくかった)。
見る前に結果はわかっていたからいいけれども、「ブレイキング・バッド」のみんながステージにいる姿、見たいじゃないですか。
ウォルターとジェシーとマイクが、本当の意味で一緒に喜んでいる姿なんて貴重だし。
そこだけでも再放送で見るぞ、と誓うのでした。
昨年、助演男優賞をジェシーの人が受賞した時、ステージに上る前にガスの人とがっちり抱き合っていたのが印象的だったので、今年はジェシーとマイクのバージョンで再び?と期待してたけど叶わなかったのも残念。

メモリアルのコーナーで、Edie Falcoが James Gandolfinin について語ってましたよね。
James Gandolfinin と言えば、何回だったかは忘れてしまったけれど「ソプラノズ」が作品賞を獲った時、製作者たちのスピーチの後に「最後に言わせてくれ~」と喋り出そうとしたら、スピーチ切り上げろサインの音楽が始まって、そのまま終わってしまったことが思い出されます。
トニー、何が言いたかったのさ…あの時、喋らせてあげたかったよ。



あといくつか思ったこと。

「ブルース一家」の男三兄弟が続々登場。どこか新作やってくれないかな。
 
S1しか見てないけど、あれ「キャッスル」の人だよね。ずいぶんデカくないか?

おー、ペンブルトンの人。彼もデカくなったけど、恰幅がよくなったという感じ。新ドラマでは署長なんだよね。署長の貫録だ。部下が困ったさんたちみたいだし、「Brooklyn Nine-Nine」放送希望。

マジシャンみたいだ、Melissa Leo。


「サードウォッチ」のボビーの人が「ボードウォークエンパイア」で助演賞。隣にいた女は「ダメージ」のエレンの人では…?何も申すまい。

Claire Danes
 はチャレンジャーなのかもしれない。

 

拍手

最新コメント

カテゴリー

アーカイブ

プロフィール

メール

AdMax

カウンター

アクセス解析

ブログ内検索

Copyright ©  -- ささくれた日々 --  All Rights Reserved
Design by CriCri / Photo by Geralt / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]