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ささくれた日々

海外ドラマ、映画、本等の偏愛感想。ネタバレの配慮はあまりされていませんのでご注意を。

   

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やっぱり、ウィーンってところはっ!

ミステリドラマや、REX愛に満ちたお話を楽しませていただいている夜梅さんのブログで、「日本人の知らない日本語」の最新刊の話題を読みました。



お国柄の違いで驚いたことのひとつにオーストリアの話があったそうです。
それが、
「バスの中で(盲導犬でも何でもない)犬が寝ている!!」というもの。
私たちも「犬のひとり歩きに寛容な街、ウィーン」とか言ってましたけれど、これ、ドラマ上の演出だけではなかったのですね。
マーク編で、撃たれたレックスが入院先を抜け出してバスに乗って警察署の仲間のところへ帰るというのがありましたよね。
ひとりバス停で待ち、車窓から夜景を眺めるという、どうかしちゃった感といい話が混在していてとても大好きなシーン。
が、これでそこに「半分以上は事実」というステキな情報が加わって、さらに趣きが増しました。
 
 
 
 
今、「犬の伊勢参り」という本を読んでいます。
明和の時代に、犬が単独で伊勢参りに向かったという謎に迫る、たいへんに興味深い内容です。
道中お産をしながらも、子犬と旅を再開したなんて話、オーストリアとリンクしてしまい、脳内がたいへんなことになってますっ!
無事読み終えることができるのかっ?

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バーナビー警部 #74「ミルトン・クロスの秘密」The Made-to-Measure Murders&75「ギヨームの剣」The Sword of Guillaume

AXNミステリー、8月の土曜日は、「世界の名探偵」と称していろいろなシリーズをちょこっとずつ放送するようですね。
で、10日にはバーナビー警部がありました。
他のドラマは過去エピソードからの放送ですが(ほとんど完結してるものばかりですからね)、バーナビー警部は新作が2話でした。
カウント的にはS13で、トム・バーナビーを演じるJohn Nettlesさんの最後のシーズンとなるようです。
確かに、ここ最近の息遣いを思うとそろそろ引退させてあげてもいい気がします。


ミルトン・クロスの秘密
土地も雇用も、そのほとんどがミルトン家の意のままである村。
2年前に夫を亡くしたソニアは夫の命日を迎えてさらに心が不安定になり、牧師に相談事を持ちかけようとしていた夜に殺される。
その後牧師も同じ手口で殺され、二件は関連して捜査される。

ミルトンさん、そんなに村を牛耳っているのなら、あちこちの女に手を出していることが知られたって「それが何かっ?」って開き直ればそれでよかったんじゃないの?
そこがとっても解せなくて、不満が残るという珍しいエピソード。
う~ん、そここそがこの村にとってデリケートなことだったというわけでしょうか。

「ルイス警部 #4それぞれの秘密」は、大好きなエピソードのひとつです。
追いつめられた犯人が博物館から飛び降りるのですが、ハサウェイが手をつかみギリギリセーフ。
が、飛び降りたくせに自分の手を離さない犯人にお灸をすえるべく、ハサウェイが犯人の手を離してみせるという、素晴らしいシーンがあります。
この犯人が今回のミルトンさんだったので、まだ何も起きてないうちに「ああ、コイツだな…」と(笑)。


ギヨームの剣
長らく没交渉だったが、コーストンがブライトンの土地を買うことを計画中とあって友好を兼ねた視察ツアーが行われる。
が、参加者のひとりダルグリーシュがお化け屋敷列車で首を切り落とされた姿で発見される。
ツアー後にはやはり参加者だったホテル経営のジェニーがまた首を切り落とされる。
当初から土地購入計画に何かを感じていた警部は、ブライトンの刑事である従兄弟のジョンと協力して背後の利益の流れを追う。


コーストンの町長、警部の家の屋根の手抜き工事業者でしたよね。
やっぱりそういうヤツだったのだな、と。
さっき読み返してみたら、利権やら不倫やら、まったくやってること同じ。
でもやっぱり殺人には関与してないというのが、所詮小物…。

殺人の方は、20年に渡る哀しみがつまっていました。
リチャードの怪我だけの理由で家系が絶えるのだと自分に言い聞かせていたお母さん、20年前の罪を近くで償いたいジャイルズ。
そして何よりも愛する人リチャードの介護に幸せを感じていたマルシアが、ダルグリーシュの思惑を聞いてしまったことが事件の引き金。
「彼女が?」と思いましたが、ちゃんと腕力も脚力も強いことを見せられてましたね(リチャードを抱えて階段を上るシーン)。
ここ、「階段にエレベーターつけるとか、一階に居住空間作ってあげるとかしなよ!」と憤慨しただけで、伏線だったとは気付きませんでした(あ、でもマルシア役がSaskia Reeves というのはひっかかってましたよ=悪い見方)。

これは、次のシーズン、トムからバトンタッチする従兄弟ジョンのお披露目エピソードだったのですね。
ブライトンの町長に話を持ちかけた際の、椅子に座って「ふふふ~ん」とした表情は従兄弟を思わせるものでした。
ふんぞり返るような傲慢な威圧感はないのに、やさしそうでいて何か有無を言わせぬものを醸し出す、そんな感じです。
なんとなく頷いて続きを見られるような、そんな気がします。
ジョーンズ君は引き続きだし。

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ヒドイ夢…

ステラの夢日記つながりというか。
昨夜、ラジオを聞きながらうつらうつらしてしまったらしい。
で、ラジオの人と会話をしているつもりになったらしく、その人(誰かは不明)に何やらかにやら話しかけた記憶がある。
「〇〇でしょ?」とか言った直後に、そのラジオの人が「ええ」とか「はい」とか他の出演者の質問を受けて喋り出した(たぶん)。
で、おさまらないのが私ですよ。
「何で私の質問に答えないの?人の話、聞いてた?」みたいなことを言ったのをはっきり覚えています。
まだ眠っている段階とまではいかないうえに、自分の剣幕に驚き、見事に覚醒。
自分がした質問も覚えていないのに…。
私、大丈夫でしょうか。

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THE FALL 警視 ステラ・ギブソン #1「追跡の始まり」 Dark Descent

北アイルランド、ベルファスト。
地元の名士モーガン・モンローの娘、アリス殺害事件の手がかりがつかめない地元警察。
捜査見直しのためロンドン警視庁へ応援を要請し、警視のステラ・ギブソンがベルファストに赴く…といった導入部。

捜査の見直しを頼んでおいて、連続殺人の可能性をみつけたら「それは違う」って。
事件が広がることが好ましくないだけじゃなくて、バーンズはステラと過去の因縁でもあるのでしょうか。
ステラも、優秀な警視なだけではなさそうな感じ。
傲慢さはないのに物凄い威圧感、ただものではないのだけは確かですね。
ホテルに送ってもらっている途中、事件現場の刑事に目を止め「紹介して」って…文字通りに紹介を求めていたようです。
刑事もあっけにとられてたよね。
彼女はまた、夢日記を書いているらしい。
今後の行動にどう関係してくるのか気になりますね。

対して犯人のポール・スペクター。
一見家族を大切にするカウンセラー、でも本当はトレーニング(ステラが握力の話しているところにボール握ってるシーンを入れたの、何故か好き・笑)も大好きな殺人鬼。
「趣味」の前に身体をあたためているのも、記録ノートも異常さを物語ってます。
でもまだどういった類の異常者なのかがわかりませんね。
異常に傾向も何もないですけど。

この犯人とステラや他の警官のニアミスにハラハラしていくことになるのでしょうか。
下着泥棒と関連付けるステラの言葉に、侵入者がいたと通報した弁護士が心配になり警官が尋ねるも…すでに犯行の真っ最中。
これでステラの目の付け所を信じていくことになるのかも…?

ところで、侵入者アリの通報で駆け付けた制服警官は銃を構えていましたよね。
ふだんイギリスの警察官は銃を持っていないと思ってましたが。
そこはやはり、北アイルランドがたどった歴史によるものなのでしょうか。

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「犬心」 伊藤比呂美




熊本とカリフォルニアを行き来しながら、お父様と老犬を看取った日々を綴られております。
ワンコとの別れが書かれているものはできるだけ読まないようにしている。
それなのにこの本を読んでしまった。
理由は、タイトル「犬心」という言葉と表紙と裏表紙のイラストである。
使い方はちょっと違うかもしれないが、私はまさの言い分を「まさ心」と呼んでいた。
ボールを離せない、道路は歩きたくないけれど公園には行きたい、ごはん入れの位置が違うと食べられない(神経質?)、そういった理屈ではない何かをそう呼んでいた。
なのでこのタイトルにはちょっとうるっとくる。
そして表紙、少し距離のある赤いボールとワンコ、裏表紙ではその赤いボールを前脚で押さえているワンコ、このイラストにやられましたよ。
咥えているのではなく、前脚の下にボールがあるというところがぐっときます。
あとがきで、このイラストが著者が看取ったタケなのだとか。
「しあわせそうなタケ像」とおっしゃっており、タケの犬心があふれたイラストになっているから私も惹かれたのかな、と。

老犬タケをみながら、お父様やお母様の介護に想いを馳せる様子は私には重い。
何故なら、ふだん真っ先に考えから抹殺しようとすることだから。
親と自分のそういう関係はできれば考えたくない。
そういう時がこなければいいとさえ思う不幸者なのです。
なので、ワンコのことだけにします。
「なぜ眠らせないのか」と友人が言ってきたのだそうだ。
その言葉に犬嫌いのはずの旦那さんは同調しなかったという。
苦痛を感じてはいない犬に、こっちの不便不都合で命を取り上げることなどできない、と。
それでも本当に最期だと思ったら、決断を下すと言い切れる人なのですよ、この方。
登場場面は少ないものの、このエッセイのあちこちに急に存在を感じる。
犬は嫌いだけれど、犬たちも含めて家族を見つめているのだと。
熊本で犬と寄り添って生きてきたお父様とは全く逆なのに、その気持ちの何と強いことか。
また著者は安楽死の決断が、海外は早過ぎて日本は遅すぎるとも。
どっちが良い悪いではなくて、確かに。

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