海外ドラマ、映画、本等の偏愛感想。ネタバレの配慮はあまりされていませんのでご注意を。
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妻と離婚して息子マーカスの親権について協議中のティム。
マーカスや元妻の心証をよくしようと家電販売員の仕事を止めて公務員に転職。
しかし、公務とはMI5職員!
仕事の口外を禁じられているのでマーカスにも褒めてもらえず、そんなジレンマの中で親権の審問会が開かれたのが最終話。
販売員仲間のクリスが弁護士だったなんて!
彼の腕のおかげで審理無効で半年後の再審理となりました。
またマーカスと一緒に暮らせるし、クリスもなにやら自分の道に戻りそうでハッピーエンドなのかしら?
クリスがちゃんとしちゃうのはいやなので、質の悪い販売員はそのままで裏で弁護士くらいにしてほしい。
ティムの人はコメディ向きだと思い見たかったこのドラマ。
私的には見て正解。
元妻の彼氏(マーカスの学校の校長)、MI5の審査官、家族セラピーのポーラ等々、
どうかしすぎている人たちがたんまりで、実に愉快。
MI5の個人識別装置もどうかしていて、S2はどんなバリエーションで来るのか楽しみ。
S1で一番お気に入りだったのは、第1話の職安の人。
ティム「コンピュータ使えます」
職安「じゃあ、自分で検索してみます?(と画面を向ける仕草)」
ティム「(じゃあとばかりに手を伸ばす)」
職安「私以外の人が触っていけないのです!(と怒る)」
職安「F1は?世界中に行けますよ」
ティム「息子がいるのでだめです」
職安「ペントハウスでWEB担当募集してますよ!」
ティム「やります」
職安「息子がいるのにっ?(怒)」
全部自分が振っておいて食いついたティムに怒るという。
オネエ言葉なのもいい雰囲気でした。
公務員だとすすめたのがMI5とか、全部承知だったのではないかという気もする。
ティムが就職しちゃったからもう出番がないのはとても残念。
とうわけでS2放送前のおさらい放送に間に合ってよかった!
次からは1話ずつ楽しめそうです。
ただ、やっぱりコメディで字幕はキツイですね(苦笑)。
久しぶりのせいか、モースの赤鬼度が低かったような…?
囚人の自主性が尊重されている刑務所で起きた殺人事件の話。
モースは「高級クラブ」と否定的のようですが、女性所長にはちょっとくいついていたようです。
悪い虫再発?と思いましたが、野心のために違法捜査も辞さない新人部下のせいで自制心が働いたようでした。
事件的には難しかったですが、明らかになった後に人間関係を思うと、その込み入り方になるほどと感心いたします。
冤罪で服役していたベネットが、16年前にモースにかけられた言葉を大切に思っていたり、その言葉をモースは今でも普通に使っているのも何とも言えません。
このエピソードで重要なのは、野心家な大卒の新人チータムの登場です。
彼は鋭い観察眼、複雑な詐欺組織の解説、と優秀さをアピール。
父親が軍人だったことも手伝って、将来のエリートとしてストレンジも歓迎しているようです。
その様子が面白くなさそうなのがルイスなのです。
立場を取られるとまでは思ってないでしょうが、最初は礼儀正しく見えたチータムがストレンジの味方発言を聞いてから急に横柄な感じになったのは、私も面白くありませんでした。
違法な盗聴をなんとも思ってなかったり、モースを逆恨みするような気もしたけれど、横柄なまま、でも手柄はモースのチームとしてだけどモースを飛ばしてストレンジに報告、とちぐはぐな坊ちゃまでした。
こうしてチータムは順調に刑事としてやっていくわけだけれど、ある日突然壊れてしまいイアン・リード(ルーサー)となるわけですね(違っ!)。
Steven Mackintosh さんは若い頃から田口トモロヲさんに似ていたのだな、と再認識しましたよ。
同意してくださる方、いらっしゃるでしょうか?