海外ドラマ、映画、本等の偏愛感想。ネタバレの配慮はあまりされていませんのでご注意を。
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発売中の「映画秘宝 6月号」。
映画「藁の盾」が公開される、原作者の木内一裕さんへのインタビューが掲載されています。
「藁の盾」は刊行された時に読んだので細かなことは忘れてしまってますが、犯人を移送する刑事の一人を女性にしたことでどうなっているのかしら?と興味ありますね。
犯人が藤原竜也さんというのもちょっと意外だったので、同じくここも気になりどころ。
ただ、懸賞金欲しさの不特定多数と犯人を守る護送する人たちという図式が、「S.W.A.T.」と似ているという話には…。
木内さんは「S.W.A.T.」のことを「酷い!、甘い!」と。
…監督、クラーク・ジョンソンなんだよね…(涙)。
「藁の盾」、読み返した方がいいかしら?
これもショックでしたけど、もっと驚いたことが。
木内さんの小説2作目「水の中の犬」は、著者ご本人が監督した映画「鉄と鉛」の小説版であるということを初めて知った。
そうだったのか、こんなに惹かれてしまった矢能を映像でも見たい!と思ってましたけど、映像が先でしたか…。
しかも1998年とか、そんな以前にとは。
DVDになっていないらしく、なかなか見られなさそうなのがまたツライ(笑)。
「藁の盾」効果でDVDになることを祈りましょうか。
社長と不倫交際中の社長秘書が、妊娠を告げたらケンカになって不幸な事故死。
社長は自分との関係を臭わせるものをかき集めて外に出るが、そこへ窃盗で生計を立てている青年の目に留まり一式ひったくられる。
翌日、新聞の死亡記事と自分がひったくったものの関連性がわかった青年は社長を強請ることを思いつく。
社長は素直に従ったと思わせ一旦は現金を渡すが、コピーを求めて青年を追跡し結局射殺。
2件の殺人事件を関連付けて捜査するロレンツォ刑事は鬱陶しい社長は判事を通じて警察に圧力をかけるのだった。
ロレンツォのボスが上層部の言いなりになるだけのわからんちんでないことがわかりました。
なんだ、けっこういい人じゃないの。
やっぱりレックスのことも好きかもよ(笑)。
事件は犯罪素人の社長が痕跡残しまくっているので、今回はレックスがいなくても人刑事だけでなんとかなったかもしれませんね。
この前、ロレンツォはモリーニのことを「助手」扱いしていたので立場がよくわからなかったのですが、警部補だったのですね。
そうか、ではがんばってくれたまえ。
人刑事だけでも大丈夫そうな事件だったので、レックスの活躍は控えめ。
でも要所要所でストーリーの重要な手掛かりになることを見つけてきてくれるので、たいへんにたのもしい。
秘書宅の植木鉢に埋められたネックレスとか、
社長宅を探索してぬいぐるみを失敬し、夫妻が赤ちゃん問題にデリケートであるとか。
そして、ローマではもう見られないかと思っていた、レックスの行動が犯人逮捕の伏線となっているシーンが見られたのもうれしいですね(ゲートをボタンで開閉するところ)。
ただ、日常の一コマからの発展でないのは残念な気もするけど、ウィーンでだって「日常の一コマだけれど強引」だったから問題なしですよ♪
ところで、ロレンツォはまだレックスを刑事として認めていない感じがします。
認めていないというか、「わかってない」ですかね。
植木の根元からネックレスを見つけた時だって「外で待ってろと言っただろ」だし、窃盗青年の恋人を慰めてるのに「よしなさい」と制するし。
レックスの犬刑事としての能力気付かないなんて、不幸な人です。
多分にペット扱いしているからボスも気に入らないんじゃないの?(笑)
レックスを刑事として正式に迎えることが意識の変化につながるのでは?と思ってみたり。
余談
社長の奥さん、社長の逮捕後すっごく若くなってませんでした?(笑)
余談 その2
レックスがCDかけてたけど、どうやってトレーにディスクをのせたのかな?とか本気で言う人はこのドラマを見ちゃいけない人だと思う。
こういうのを見ると、忍び込んでデスクの引き出しから鍵を盗んで返す練習をしていたエピソードを思い出す(S6 #8「死の芸術」)。
練習じゃなくて本番で、鍵の下にふかふかタオルが引いてあってレックスが取りやすくしてあったの!
こういう気配りがこのドラマの楽しいところです。