そうでした、レックスがイタリアに行ってお終いではなく、事件がまだ解決していませんでしたね。
舞台がイタリアに移っても、どこか甘い犯人というのは変わりがなく、好感が持てます。
強盗成功に高笑いしていて不注意運転のあげく人を轢き逃げして恨みを買った、という…。
強盗の女性が独り占めを企んでいるか、建築家が大ボス、と思ってましたが…。
その建築家と仲良くなってしまうエリカ刑事…。
彼女はウィーン警察の人ですから、ぬかっていて当然なのでしょうか。
まあ、事件はそういうことです。
で、イタリアのレックスですが、ロレンツォのボスはお気に召していないようです。
まだ犬刑事としてのレックスの実力を知らないからですね。
なので、最後に真犯人を捕えたレックスに一言欲しかったですよ。
「今回は見事だったな、でも完全に認めたわけじゃないからな!」とか、憎まれボス役らしいセリフ付きでね。
ボスのことはともかく、ローマ警察もウィーン警察並みにレックスの独り歩きに寛容。
現場への初乗り込みも、署内でも「あら、犬が!」なんて顔もなく歩いているのがふつうみたいですよ。
まあ、受け入れられたということでしょう(笑)。
ロレンツォ刑事、前編でも犬バカぶりが発揮されてましたが、後編でもやらかしてました。
強盗に入られた奥様が証言してる時、奥様をじっと見つめるレックスを
「そんなに見つめるのは失礼だ」とたしなめてましたけど、
自分は奥様の話を聞いている間中、レックス撫で回してますよっ!
子どもから話を聞くのに、レックスを触らせてあげずに自分ばっかり撫でていたアレックスを思い出してしまいましたよ。
ここらへんが、レックスの何かをくすぐったのだとしか思えません。
しかし、レックスがくわえてきた電話のヨダレを気にするところは新鮮だった。
今までそんな人、一人もいなかったよ。
ロレンツォの反応が人として一番ふつうなのに新鮮に見えてしまうって…(笑)。
新レックス君(新って何だよ、レックスはレックスだよ)、お腹とお尻の毛が白いのが特徴的ですね~。
そして表情も豊か♪
車の助手席に乗り込んで「シートベルト、やってよ~」というお顔がとってもきゅ~と。
前編での、ロレンツォが帰ってしまうと拗ねてみせるところも、現場での厳しい顔も、車の窓からひょいっと出入り、見事な観察&追跡能力、と犬刑事としてもパワーアップしたみたいで活躍がとても楽しみですよ~。
オマケ。
オープニング、いいですね。
やっぱり、パートナーはレックスに蹴飛ばされないと!(笑)
そういった意味でも「チャンピオン」と同様、モーザーっぽいところを引き継いでいるのでしょうか。