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ささくれた日々

海外ドラマ、映画、本等の偏愛感想。ネタバレの配慮はあまりされていませんのでご注意を。

   

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新年あけまして

みなさま、あけましておめでとうございます。
2013年を迎えることができました。
年が明けたら昨年のことが面白いように記憶の彼方に飛んで行ってしまったような気がします(笑)。

年末にJ:COMでのユニバーサルチャンネルが3月いっぱいで終了というニュースを知り(Garotoさん、ありがとうございます)、最近はユニバーサルで見ているものがないとはいえ、寂しさを感じます。
そういえば、まだアナログでも大丈夫なのにデジタルにしたのって、サイファイ(ユニバーサルのかつてのチャンネル名)とFOXCRIMEが見られるからだったのでした。
サイファイでユーリカが見られる!というのは大ニュースでしたもの。
それなのにそのユーリカもS4途中で脱落し、他のドラマも見てはみるものの続かず、というものが多かったですが。
そんな中、デイブレイクだけは見通しましたよ(チャックのケイシー効果?・笑)。
最後ちょっと「?」でしたけど、みなさまにご解説いただき、打ち切られたにしてはある程度納得させていただいたのを思い出しました。

そして今年です。
AXNミステリーが中心になりそうです、特に前半。
1月から世界のミステリーを4カ月連続放送!という特集がスタートするようです。http://mystery.co.jp/osusume/comingsoon.html
1月はスウェーデン、2月はイギリス、3月はイタリア、4月はアメリカとのこと。
イギリス、アメリカは、よく放送されているので
できればフランスあたりを加えていただけると嬉しかったのですが。
「ゾディアック」や「シークレット」のようなぶっとんだドラマをまた見たいですよ。
で、この特集の注目は3月のイタリア。
そう、REXのローマ編スタートはこのイタリア特集のひとつなのですねっ!
純粋に楽しみです。
現在、絶賛過酷再放送中のものも、昼に家にいるとついテレビをつけてしまいます(録画してるのに)。
この前見てしまったものは、アレックスにパンツ一枚姿で逮捕された男の復讐譚。
その復讐が、自分と同じくアレックスをパンツ一枚で衆人の目にさらすというもの。
それ、みんなに喜ばれちゃうから、そうするとアレックスも嬉しいからっ!と、改めて見るとほんわか感さえ伝わってくるような気がしました(絶対気のせい)。
というわけで、3月からはREXのローマ編を見て、きゃあきゃあ騒ぎたいと思いますのでご理解いただけるとありがたいです(笑)。

本に関しては、家にある未読本、再読し始めたはずなのに中断している百閒先生の本、なんとかしたいです。
J:COMでのドラマ鑑賞とは違い、本にはスケジュールがないので、それが困ります(笑)。

最後に初夢の話を。
リアルでのうちのお隣さんはワンコを飼っています。
そのワンコが冗談抜きに寝ている時以外は吠えまくっています。
散歩の時もワンワンいってます。
さすがのワンコ好きの私も閉口しており、吠え盛っている時など負けまいと窓を開けて「うがぁーっ」と言ってみたりしたこともあります。
うちのまさくんがほとんど吠えなかったので(吠えるのは宅配便のトラックにのみ、しかも一社限定・笑)、最初は「ワンコだから」と思ってもみたのですが普通じゃないと思います(笑)。
で、夢ですが、
またワンコが吠え滾っているのでつい「うがぁーっ!」としてしまったら、「すみませんねえっ!」ってお隣りのお母さんに嫌味っぽく言われてしまったというもの。
ワンコ好きなのにお隣りのワンコをちっともかわいいと思えない罪悪感のあらわれでしょうか(笑)。

このように変わり映えしない、ドラマ・本・ワンコ等への偏愛ブログですが、
今年もお付き合いのほど、よろしくお願いいたします。

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よいお年を

毎年言ってますが、あっという間の一年です。
軽く事故に遭ったり、家族の緊急入院と自分の病状が重なって自棄になったり、一部の方への向けどころのない気持ちを吐き出したり、と今年は特に愚痴が多かったような気がします。
そんな愚痴にまで付き合わせてしまい申し訳ありませんでした。
今後はできるだけそんなことはないようにしたいと思います。
しかし、吐き出せるのはここだけだし…(笑)。
それにここ数年、これからが一番気分の沈んだ季節になるし…。
というわけで、年内のブログ更新はこれでお休みです。
緊急のお知らせ等御座いましたら、メールアチラにお願いいたします。
何も反省していない私ですが、みなさまがよいお年を迎えられるようお祈りしております。

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孤高の警部 ジョージ・ジェントリー #13~15

歌声の行方
横転した車の中から若い女性の死体が発見される。
車の持ち主は地元の名士ブラックストーン家であり、額に真新しい傷をつけた息子に質問するが母親が何かと遮り捜査は難航する。

高貴な家柄の内幕というのはイギリスドラマにつきものですね。
今回も家庭内の人間関係が破綻していて、抜け出したい気持ちと恵まれた生活の板挟みで苦悩している息子が憐れ。
でもお父さん、それはないだろう。
後妻の仕打ちにも頷けないが、お父さんも一方的な被害者じゃないですよね(家庭において)。
後妻の人はお久しぶりのペンハリガンの人だ。


消えた子供
グローブス夫妻がちょっと目を離した隙に養女フェイスが誘拐される。
実際の両親や夫妻の交際関係を調べると、養子縁組の仲介組織の非情さが垣間見え…。

赤ちゃんを仲介組織にとられたという気持ちでいっぱいの女性の「どうして一緒に暮らせるように助けてはくれないの?」という叫びが効きましたよね。
この仲介組織はシングルマザーは許されないというのが根本にあるみたいでしたから。
グローブスさんがシングルマザーとなってしまった時代から二十数年、声が届くにはまだまだ時間が足りなかったのかしら。
バッカスが誘拐の容疑者ともみ合って、容疑者死亡というのはきつかったです。
考えてみれば警察官は基本的に銃を持っていないのですから、捜査の段階でたとえ犯人であろうと人を殺してしまうなんてまずないはず。
気遣う警部には静かな表情でありながら、不仲だった父の胸で涙を流すバッカスが愛おしかったようなきがします(?)。
グローブスさんはマイクロフトさんでしたね。
ヒゲとメガネで印象変わりますが、マイクロフトさんでした。


ジェントリー汚職疑惑
夜勤の警察官がパトロール中に死体を発見したせいで殺されてしまう。
しかし、警察は汚職を気に病んだ自殺として片付けようとしており、身重の妻はそれが悔しくてたまらない。
彼の無念を晴らそうと約束する警部だったが、刑務所に送り込んだはずの汚職警官ラティガンが釈放され、逆に警部が汚職警官であったとして捜査される。

警部の周りは敵ばかり!
警察の上層部はみんな何かしらの汚職に手を染めていたってことですか。
それを許せない孤高の警部は、ラティガン事件を逆に利用されて抹殺されるところだったわけですね。
それにしてもあんなに大掛かりに仕込まれるなんてヒドイ恨まれようですよ。
汚職の証拠を並べられても、複雑な顔をしながらも警部を信じるバッカスが健気でした。
テイラーに「この捜査は間違ってる!」と睨まれる前からバッカスの心としては潜入捜査だったわけですよね。
警部のためにウソで時間稼ぎ、ホテルから大聖堂へ走る走る…バッカス大活躍。
「いつでも警部の味方です」にまた大人になった彼をみたような気がします。
今後、「傷つきやすく騙されやすい、都会の罠に陥る恐れアリ」という警部のバッカス評にもう少し何かが加わるような気がします。
っていうか、続くんですよね?(笑)
でも関係者がみんな死んでしまって、真相を知るのは警部とバッカスのみ。
濡れ衣だと証明することもできずに、警察は警部を受け入れられるのでしょうか。
あの弁護士が手を尽くしてどうにかなったりするのでしょうか。

ドンパチ合戦がないところも好きだったんですけどね…(笑)。
しかも元同僚・親友で殺し屋がルイス警部の人とは!
誠実なルイスしか知らないのでまったく想像できない(ミスキャストだよね・笑)。
ミスキャストついでに言うと、バッカスの元嫁、キャラクター変わりましたよね。
もっとお嬢様っぽい人だったという印象があるのですが(署長の娘だし)。
今度の恋人の趣味なのかしら(笑)。


とうわけで新エピソードも終わってしまったわけです。
警部はもとから大人ですから、ここではバッカスですよ、またちょっぴり大人になったようです。
移民、多人種、貴族階級、シングルマザーへ向ける視線は当時のイギリスの若者そのものだったのでしょうね。
彼には、そこに本当にある差別的感情なんてものはなく、世間で言われていることだから程度。
だから事件で当事者たちに触れるとちょっとだけ気持ちが変わったり、心が痛んだり、と。
良く言えば打てば響く、悪く言えば流されやすい、そんな若者の代表としてのバッカスくんなのですかね。
そんな若者代表の彼を警部は「打てば響く」の方を大切に見守ってくれていると、届いたような気がするのは美化しすぎでしょうか(笑)。

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自分の脳みそまでもがつつかれる…「なんらかの事情」 岸本佐知子



出ていることを知らず、にせみさんに教えていただいた、「気になる部分」、「ねにもつタイプ」に続く岸本さんのエッセイ第三弾。
エッセイなのか…
岸本さんの脳みそがむき出しになった、そんな感じさえいたします。
某出版社の奇想コレクションに入っていても違和感なさそうです。
まだ岸本さんのエッセイを読んだことがなく、どこかに脳みそごと連れて行かれちゃうような体験をしてみたいなあと思う方には是非ともおすすめです。
連れて行かれたままかもしれない覚悟は必要ですけど。
イラストも、内容をしっかりとらえたようでいてステキです。
昔、先生が学級だよりとかに使うようなイラスト集から抜け出てきたようなタッチだけれど、醸し出されるものは岸本さんの文体と同じ匂いがします。

どのお話もたいへん楽しかったですが、なかでも本のタイトルにもなっている「なんらかの事情」には特に心を動かされました。
放火された家の次男が親戚に「大変なことをしてしまった」との電話を残して行方知れず、警察はこの次男が「何らかの事情を知っているものとみて」行方を捜している、というような場合に使われる「なんらかの事情」であると説明されている。
犯人と思われるが断定を避けている優しさ?、本当に事情を知っているだけと思ってる?というようなモヤモヤ感なわけですが、これと似たようなもので「何らかの事件に巻き込まれた可能性がありますね」という言葉を聞いて仰天したことがありますよ。
詳しい状況は忘れたが、数年前にテレビのニュースで切断された遺体の一部が発見されたとの事件を知らせた後に元警察官だか何だかのコメンテーターが前述したようなことを言ったのですよ。
本当に「何らかの~」って言ったんですよ、こういう時の決まり文句なのかしら?
とにかく、切断されてるんだから事件でしょうよっ!
もしかして切断マジックの練習失敗したとかの万に一つの可能性を考慮しているわけ?
でも切断された身体の一部なんだからやっぱり事件じゃないのか?と、物騒な事件とは別の理由でもどぎまぎしてしまった、そんなある日の夕方を思い出しました。

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スピンクはいつも真実を見ている、「スピンク合財帖」 町田康



「スピンク日記」に続く、ポチ(町田さん)宅のスタンダード・プードル(私の憧れ犬種第一位)、スピンクが語るエッセイ第二弾。
弟キューティーに、牧場で飼われていたシードが加わり、さらに愉快な日々となっています。
スピンクのトレーニング、シードの脱走劇、とても楽しい日常です。
脱走劇など、自分の体験を思い出して、こちらまで心臓抑えてしまいましたよ。
シードの言うことはそのまま町田さんが話しているようで、とても不安というか、楽しみであります。

シードの脱走は、みんなでスーパーに行った時に起こったのですが、経緯を説明するスピンクの言葉に大きく頷くこととなりました。

日常の買い物は、家庭内で料理を担当する者がこれをするのが合理的です

ということ。
これ、当たり前でしょう?
うちには料理はしたがらない買い物したがりがいて、たいへんに苦痛なのです。
私は一応料理はするけれど、これとこれを組み合わせてこうしよう、などという上級な腕は持ち合わせておりません。
さらに買った覚えのないものを、メニュー決めたあとで「〇〇があるよ」などと言われたらたまりません。
それを組み込むことにたいへんなハンデが存在いたしますからね(誰が買ったのか?ということが大きなハンデ・笑)。
スピンクの愉快な日記を読んで、思わず目頭が熱くなった瞬間でありましたよ。

それにしても、表紙のキューティー、機嫌悪そうに見えません?(笑)

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