S1週2話ずつの再放送を見ていました。
S1は13話と奇数なので、いつもの2時間枠後半はS2の第1話スタートとなりました。
まず、S1。
デンマークのオリジナルを先に見ていているので、違いが目につきます。
第1話こそほとんど同じでしたが、ロージーがタクシーでなくバスに乗っていたとか、先住民特区のカジノだとか、先生を痛めつけ過ぎとか、徐々にアメリカならではな感じが強くなってきました。
それでも厚地セーターを着続けるリンデンは意志が強いというか。
リンデンとホールダーが、会話をしているのはいいですね。
デンマーク版ではルンドが話を聞かずに自分の言いたいことだけ言うのがお決まりでしたから。
このコンビも、仲違いしたかに見せかけて実はホールダーに私生活上の秘密があり、それを共有してからは特にいい感じでしたよ。
ジャック行方不明の時なんて、つっけんどんなリンデンに付き合ってあげるホールダーはかなり好感度アップでしたもの(この回、中休みっぽくてちょっとよかった)。
この人、喋り方とか視線とか、刑事に見えないのですよ、いつもラリっているようで(笑)。
そんな色眼鏡で見ていて悪かったよ…と反省したのですがS2で驚きの展開に。
わからないものですね。
ロージー事件としては、ネットでリッチモンドとロージーにつながりが見つかった、事件当夜監視カメラに運転するリッチモンドが映っていた、という事実から市長候補のリッチモンドが逮捕されるわけですが。
そこにスタンの子分ベルコが現れてリッチモンドを銃撃し、現行犯逮捕。
リッチモンドは重体です。
どうなるのでしょうか…というところでお終い、S2へとなります。
で、S2 第1話です。
お子様たちが育っているのは「ウォーキング・デッド」のカール同様お約束です。
ベルコのこと、オリジナルと犯人が同じなら、出番が少なすぎるのでイヤだなあ…と思っていたら、まさかの逮捕。
そしてさらにまさかの自害(ですよね?暗くてよく見えなかったですけど)。
真犯人であることを隠すためにリッチモンドを撃ったのかしら?とも思ったけれど、お母さんまで殺しておいてそれはないですよね。
つまり、アメリカ版は真犯人が違うってことだ!とようやく気付きました(笑)。
ホールダーの恩人、麻薬課の人が市長の側近とつるんで、監視カメラの映像を細工していたのですね。
ということは、市長側がリッチモンドを貶めるためにかなり致命的なネガティヴキャンペーンを仕掛けたということでしょうか。
ロージー殺害犯は別で、この混乱に乗っかってのことだと思いますが。
「後味の悪い勝利」なんて現職市長は言っているので、まわりが企んだだけなのかしら?
とにかく、オリジナルでは選挙側にしろ警察にしろ、スパイがいるらしいのに誰がそうだったのかはっきりしなかったのでルートを確認できたことはすっきりしますね。
これで真犯人は誰なのか、また新しいドラマとして見られます。
オリジナルの人が犯人だと、選挙用の車をどうやって手に入れたのか?とか、釈然としない部分も多かったですから。
リッチモンド逮捕後、リンデンはジャックを連れて婚約者のところに飛んで行くものの、既に手遅れ…。
「もう転校しなくていいから」はちょっとジャックがかわいそう。
婚約者の人も
、「ハーパーズ・アイランド」の殺人鬼のイメージを払拭する「ザ・ファーム」は私が脱落してしまったので、これがチャンスだったのに(笑)。
っていうか、私、
初回を見て「お母さんか、リンデンの婚約者が犯人」って言ってましたね。
印象変える気ないじゃん。
と思ったら、IMDbによると登場するらしいので、チャンス再来!
途中までまったく気づかなかったけれど、グウェンの人って「異常犯罪捜査班」のダニエルじゃないですか!
もっとでっかくて逞しい人だと思ってたけど、けっこう華奢で選挙戦と恋心に揺れまくり。
オリジナルの市長候補の揺れっぷりが、リメイクではグウェン担当になったのかな?
確かに市長になろうかという人があんなに人の言動に振り回されていたのでは困りますもの。