パーフェクト・ブルー、2話も見ました。
加代ちゃん、また目の前での修羅場に固まって動けず(笑)。
しかし、今回はマサちゃんが飛び出して最悪の事態は防ぎました。
元警察犬の血が騒いだのでしょうか。
私がドラマ見過ぎで生半可にいろんなことを齧っているせいか、探偵事務所の人が動物虐待とホームレス殺人の犯人を同一視したり、乱暴者で有名な少年を「やっぱり」というかたちで動物虐待犯と見なすようなところに違和感アリアリ。
「乱暴だから動物を虐待するというわけではありません、むしろ日頃弱い立場の人が自分より弱いものを痛めつけて自分の地位を確認する、みたいなところがあったりします(大意)」というマスターの言葉に救われますね。
また、「乱暴な人は絶対虐待しないという意味ではありませんよ」、みたいに探偵事務所の人を傷つけない心配りも見逃せません。
…マスターの役どころ、重要だよね。
そうだけど、それだと探偵事務所の人たちかっこ悪すぎじゃありませんかね。
ドジっ子探偵事務所をマスターが救う、そんなドラマじゃないんだし。
で、タイトルの「REX撮影のすごさを思い知る」ですが。
エンディング、川縁をお母さんと加代ちゃんとマサちゃんが歩いているシーン。
三人が、後退するカメラに向かってまっすぐ歩いてくるのですが、この時のマサちゃん、横見過ぎ(笑)。
これはトレーナーさん(あるいは飼い主?)の指示を気にしているのだと思われます。
トレーナーさんがカメラの横で歩いていたら、マサちゃんも視線を前方に据えて歩けて、私たちもかわいいお顔を堪能できただろうに…。
とうふうに、このドラマではマサちゃんの視線が気になります。
それがいけないと言っているのではありませんよ。
実際、レックスに出会うまでは、ドラマ内ワンコの視線マニア(なんだ、ソレ)でもあったわけですから。
NCIS、車が爆発炎上しているのに平気で背を向けていたワンコなどかなり印象的で、トレーナーさんとの深い絆を感じたりしたものです。
それを思うと、「フレイジャー」(続きが見たい)のエディとか、「ホワイトカラー」(今は見てない)のサッチモとか、かなり自由でしたよね。
「F.B.EYE」のリーヴァイは、愛嬌と忠実が同居している感じでしょうか。
屈託のない笑顔を見せておきながら、スーやチームが話している時の後方に見えるリーヴァイの一心な視線(向ける先はスーではない)にきゅ~んときたりします。
大丈夫でしょうか、私。
ドラマや映画内ワンコといえば、そんな見方をしていたのにそれをすっかり忘れさせたのはレックスです。
彼は一人の俳優のように動きや視線にほとんど違和感がありません。
「レックスのシーンの撮影は他の俳優さんがやりにくいのでは?と思うほどにトレーナーさんが近くにいる」というような話を聞いたことがあります。
自然に見せるために影ではたいへんなことが行われていたようです。
そこが、語り部やマスコット的存在であることと、犬刑事としての主役であることの違いなのかもしれませんね。
と、そんなことをマサちゃんを見ながら思ってしまった次第であります。