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ささくれた日々

海外ドラマ、映画、本等の偏愛感想。ネタバレの配慮はあまりされていませんのでご注意を。

   

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暑いからか?北欧ミステリ「特捜部Q」 ユッシ・エーズラ・オールスン






未解決重大事件を扱う新部署「特捜部Q」を任されたカール・マーク警部補。
オフィスは使っていなかった地下室、アシスタントは謎のシリア人アサド、と実際は殺人課から厄介払いされたのだった。

そんなシリーズの一作目「檻の中の女」と二作目「キジ殺し」を読んだ。
この設定、「ニュー・トリックス」のサンドラですよね(笑)。
事件を解決したら評価が高まっているところも含めて。
「檻の中の女」では、カールとアサドだけだったチームに、「キジ殺し」ではローサという秘書が加わる。
彼女、警察学校で優秀だったのに自動車運転免許を得られずに警察官になれなかったという素晴らしい経緯の持ち主。
さらには前任署でなにやら問題を起こしてカールのいる警察署にやってきたらしい。
終盤で明らかになるけど…やらかし屋さん?(笑)
ちょっとがさつなだけで魅力がイマヒトツに感じましたが、次作以降に期待かな?

このチームのやりとりは、とても愉快なのに追う事件は真逆もいいところ。
誘拐され何年間もの監禁、金持ち寄宿学校の特異なグループによる連続暴行、どちらにも狂気が混ざっていて精神的にかなり厳しい。
チームと事件のアンバランスがチャームポイントなのでしょうか?

カールの心の闇、小出しにされるアサドやローサの情報も気になるところなので、三作目「Pからのメッセージ」も読んでみようかな、と。


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ひとり納得&ようやく見たのに大間違い

今頃ですが、オリンピック閉会式、ご覧になりましたか?
直前に「エリック・アイドル登場」のニュースを聞き、色めき立ちました。
そうか!
開会式がビートルズでポール・マッカートニーだから閉会式はラトルズでエリック・アイドル!
その時はこれしかない!とものすっごく納得したのですが…。
実際は、新旧英国のミュージシャンたちが続々登場してパフォーマンスを披露するその中の一人にエリック・アイドルがいたというものでした。
しかも、録画(笑)したままで見たのは昨日。
この間、退院した家族のわがままに振り回され泣きそうでした。
でも「今のエリック・アイドルが見られるのだ」と自分に言い聞かせて乗り切ったつもりです。
そしたらああいう閉会式でした。
大物、新旧のスターたちがたくさん見られてたいへん楽しかったですが(ちょっと実況うるさかったけど)、途中で気付きましたよ、脳内閉会式との違いに。
冷静に考えればわかりそうなものですが、この暑さとわがままにあたってしまったのでしょう。
でもいいのです。
ネットで買うか…とあきらめかけていた本を隣の市の巨大書店で発見したから。
自分で買ったけど、きっとプレゼントですね、ありがとう。

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刑事ヴァランダー3 #2「リガの犬たち」

海岸に2体の死体を乗せたゴムボートが漂着する。
死体には拷問された跡があり、ロシアマフィア絡みと推測される。
被害者たちに心当たりがあると、ラトヴィアの首都リガからやって来たリエパ少佐とヴァランダーは静かに通じるものを交し合う。
が、リエパ少佐が帰国直後に殺されたとの連絡を受け、捜査に協力するためにヴァランダーはリガへと向かう。


リエパ少佐は「キリング」のマイヤだった!
質問には答えないで聞きたいことにだけ口を開くリエパ少佐は
「キリング」ルンドがのりうつったかのようでした(笑)。
言葉は少なくとも何かつながりを感じたからこそ、リガへ向かってリエパ少佐の死の真相を調べることと、その友人の妻バイバに恋するところが原作の肝なのですが
1時間半のドラマではどちらももうちょっと…となってしまったのが残念。
これならヴァンニャとの生活が続いていても大丈夫だった気がします(笑)。
ヴァンニャといえば彼女の息子、犬を置いて行ったのですね。
そりゃヴァランダーは犬を飼いたがっていましたけれど、息子だって2年も一緒だったんでしょ?
よく手放せるなあ…と気にするところが違ってますね、犬バカは。

解体された旧ソ連が身近でないだけに、原作にはツライものを感じましたが
人間関係とは逆にわかりやすく導いてもらえたような気がします。
どちらが悪役?となる二人の大佐、いかにも!な方が善玉で、人好きする感じが悪玉というのはお約束な配役でしょうか。
「いかにも!が善玉」って言い方が既に間違ってるし(笑)。

それにしても、ハト多過ぎ(笑)。

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うっかり買ってしまった…「図説 死因百科」 マイケル・ラルゴ



こんな本ばかりでごめんなさい(笑)。
しかし、悪趣味と謗られようと好きなものは仕方ないです。

死には必ず死因がある。
病気や事故といってもちょっと変わったことが原因となった事例をこれでもかと集めた著者には頭が下がります。
原書では297項だったのを日本語版では245項目にしたというのは、何が削られたのか気になるところでありますが。
本分は50音順だけど、ジャンル別目次もあるので、運動、飲食、乗り物なんてテーマから攻めていくのもおもしろいかも。
まだ読み終えてませんが、私はジャンルで読んでいっております。
目次に並んだ言葉を眺めていると、人生一瞬たりとも油断は禁物だと思えてくる。
怪しげな写真やイラスト、その死因にまつわるミニコラムも詰まっていてたいへん参考になります(何のだ?)。
夏休みにうっかり読んでみるのに最適なのでは?と思われます(笑)。

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刑事ヴァランダー 3 #1「弔いの庭」

S2ラストで、父の死やら何やらの諸々から、自分を変えることを心に誓ったヴァランダーは、前妻への未練を断ち切り事件で知り合った女性とその息子との新生活をスタートさせる。
荷解きも終わらぬうちに海岸に女性の遺体の一部が流れ着き、新居の裏庭からは白骨死体が見つかり、俄に忙しくなる。


S3の放送日8月4日は、昼12時からREXを5本分、17時からはヴァランダー3本と、レコーダーがハードスケジュール。
見るのもREXを優先したので、ようやく#1を視聴できました。

ヴァランダーはいいところに引っ越したな、これで人間らしい生活を歩めるのかな、と思ったのに。
裏庭から白骨、そうこうしてると不審者侵入、とまったく落ち着かず。
裏庭白骨の時、「仕事は家庭に持ち込まないって言ってたじゃないか」というニーベリのジョークは結構好き。

事件も、ヴァランダーの私生活も、「なんてこと…」と思っている間にどんどん重くなっていくのは相変わらず。
ろくでなし家族の嫁の証言、「裏庭にクロフサスグリなんてなかった」、「娘はアメリカにいる」をもっと真剣に聞いていれば、フーグルンドもあんなことにならずにすんだものを…。
ちょっと前に「昇進が決まった」なんて話をさせるところがまたいやらしい。
これを聞いたヴァランダーが嬉しいよりも寂しそうだったのが、彼女を見舞った時の涙をいっそう際立たせますね。
そういえば、マーティンソンと男気のある署長の姿がないことにスルーでしたね。
署長、責任でもとらされましたっけ?(笑)

事件に没頭すると、家庭がおろそかになることこそ一番変えたかったことだろうに、まったく改善されず。
家に連絡は入れない、ふらっと戻っては理由も告げずにまた消える、そんな生活に不安を感じたヴァンニャと夫婦セラピーを受けるわけですが、ヴァランダーは「これが自分、変えられない」ことをはっきり自覚、という本末転倒な新生活。
#2が「リガの犬たち」であるからには、ここで幸せな新生活がスタートしてしまってはつながらないので予感がしていたというか、そうでなくては困るというか…(笑)。
つまり、上に書いた「これで人間らしい生活を歩めるのかなと思ったのに」というのはウソでした(笑)。

#2「リガの犬たち」の予告に、「キリング」のマイヤの姿が!
白髪が増えて見えましたけど、ルンドのせいですか?

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