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ささくれた日々

海外ドラマ、映画、本等の偏愛感想。ネタバレの配慮はあまりされていませんのでご注意を。

   

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こんなパンは食べたくない!「それでも町は廻っている 10巻」 石黒正数



この10巻も、歩鳥のTシャツの文字や推理力に感嘆し、
押しつけがましくない友情、町のみんなの思いやりにほんわかし、とっても安心できる。
しかし、せっかくのホームズというかシャーロックブームがきているのに、モリアーキー先生の出番がストーリーに関係ない一枚だけとは残念(笑)。
で、何が問題かと申しますと、体育祭です。
パン食い競争に歩鳥が出ることになるのですが、
食いつこうとしているパンの名前がなすジャムパン
大嫌いなもの二つが入っていて想像するだけで、とんでもないことになりそう。
他に吊られているのは、小倉にんじんパンにとんこつラーメンパン…めまいがしそうだ。
でもなすジャムよりは食べられるような気がする。

9月22日追記
タイトルの巻数表示、間違えて11巻としていたのを10巻に訂正しました。
教えていただいた方、ありがとうございます。
しかしながら、このまんがのファンであるならもう少し他のお話も添えていただけたらと思いました。

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シャーロック2(終)

ベルグレービアの醜聞
アイリーン・アドラーは唯一ホームズに完遂させなかった人として、敬意と舌打ちを込めて「あの女」と呼ばれるのです。
なのであの結末は私にはショッキング。
あれでは同志では?
それじゃジョンがかわいそう…と思いましたよ。

バスカヴィルの犬(ハウンド)
第1話で「ジョンがかわいそう…」と思ったら、早速それに回答が!
「僕には友だちはいない、一人だけだ」って!
ここ、言葉的には「友」たちはいない、いるのは「友」だけだ、らしいのですけど、確かに。
友情を確認し合うすばらしい言葉が、日本語訳では微妙に愛情入ってません?
私にだけそう聞こえたのかしら?
このエピソードで不満なのは、モーティマー先生が女性なうえに犬を連れていないってこと(笑)。

ライヘンバッハ・ヒーロー
原作の「最後の事件」ベースとのことなので、シャーロックが姿を消すことになる(=ジョンが哀しむ)のは覚悟していましたが…。
原作は、滝壺に落ちたかもしれない!→捜索しても見つからない!→ホームズ死亡!なわけですが、今のロンドンで落ちた直後に身を隠すなど無理でしょ?
一体どうするのさ?と思ったら…
これは…きっと病院の屋上から落ちたということ、モリーに会いに行ったことがヒントなのでしょ?
ジョンからは地面にたたきつけられた瞬間は見えていないわけなので、その間に何か仕掛けがあったのでしょ?
ジョンが自転車とぶつかったのも作戦かもしれないぞ。
脈をとることまで想定済みで、あれはシャーロック本人だったのでしょうが、その後にわらわら群がった病院関係者はモリーが頼んだのでしょ?
原作であったワトソンへの書置きが、屋上と地上での電話での会話ということなのですね。
ここも、「近寄るな、僕を見ていて」というのは後の飛び降りトリックにつながるような気がして。
さらに「すごいな~と感心されたくて君のことを調べていたのさ、トリックだよ」みたいなことを言っていたのも、精一杯の種明かしだったように思える。
どんな種明かしがされるのか、胸をかきむしりながら待ちますよっ!(怒)

それにしてもすごかった、モリアーティ。
シャーロックの自作自演にモリアーティを演じさせられたと騙るリチャード・ブルック。
本人を目の前にしてスラスラ出る戯言、そういったことは想像の域ですが、ひゃ~っ許して!って感じで手で顔を覆った隙間から見える目だけがモリアーティなところ、すごかったです。
そしてそれを見逃さなかったシャーロック、ここの二人の対決ありきの屋上シーンですよ。

「飛び降りなきゃ友だち3人殺す!」で動揺しまくるシャーロックが、「モリアーティが中止命令を出せる立場にいる」ことに気づいて形勢逆転?と思わせて、「なるほど、そこに気づくとは賢いね~」とばかりに中止命令を出せない唯一の方法をとる狂気もすばらしかった。
シャーロックを亡き者にするためには死んでもいい、比喩ではなく文字通りに迷わず選択できる狂気に少し惚れる(笑)。

今年のエミー賞で、シャーロックが多数ノミネートされているようですが、第1話「ベルグレービアの醜聞」でらしいのですよ。
この3話の中では、緊張感といい、キャラクターのアピールといい、第3話「ライベンバッハ・ヒーロー」なのですけどね、私的には。
で、助演はモリアーティの人だと思いますよ。
ジョンは助演じゃないですよね、シャーロックとダブル主役ですよ。
静かに哀しみを噛み締める姿、墓への言葉(死んでるなんてやめてくれ!)、立ち去る姿勢、振り回されながらも理解者である懐を広げ続けたジョン、すばらしいじゃないですか!
もちろん、人間シャーロックも好きでした。
ハドソンさんが傷つけられたと知った時の怒り、お兄さんがハドソンさんに失礼な言葉を吐いた時のジョンとシンクロした叱責、なのでクライマックスでジョンの受けた電話「ハドソンさんが重傷」に身動きしないのは絶対ジョンをこの場から離す作戦だと思いましたよ、原作でもそんなところあったし。
屋上でジョンと電話で話しながら仕掛けていたトリックの中で、あの涙はホンモノだったと思うし。
3人の友だちが、ジョン、ハドソンさん、レストレードと、警部が入っていたことが見事。
モリアーティの読みと合致しているのも、どれほどシャーロックに執着しているかがわかってステキだ。
ちなみに、手錠をされたシャーロックとジョンが逃げ出すところで、頭を抱え込む警部もステキだ。
そしてこの逃げ出すところで、走る時は「手をつなげ!」と言っているが壁に沿って様子をうかがっている時の「シャーロックの袖を握るジョン」がツボだった(笑)。

お兄さんのマイクロフトがモリアーティに弟のことを話して聞かせた、ってあたりがよくわからなかった。
そこに遺恨があり、お兄さんは素直に弟を守れないからジョンを頼りにしている、という背景はわかったような気がしますけど。
で、シャーロック死亡のトリックにはお兄さんも一枚噛んでますよね?
でないと生活費困るし(笑)。
というよりも、これじゃお兄さんただの迂闊な人になっちゃうもの。


というわけで、原作まだ未読破のにわかファンで、解釈に疑問を持たれるかもしれませんが、たいへんに堪能いたしました。

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7月のまとめ

先月はなにやかやで忘れてしまった…
ずっと更新してないとブログを消されてしまうらしいからその予防策として、読書ブログの方にも貼り付けることにしたんだっけ。
慌ただしかったわりには長編小説を読んだことに少しびっくり。

7月の読書メーター
読んだ本の数:7冊
読んだページ数:1679ページ
ナイス数:10ナイス

クロ日記クロ日記
クロの15年。うちのワンコとほとんど同じ年だったので親近感も強くて、毎月楽しみだった。お友だちワンコだったかのように錯覚する。改めてまとめて読むと、その妙な生活感が愛おしすぎる。
読了日:07月29日 著者:沢野 ひとし
湿地湿地
事件の表情が変わるところが魅力的でした。何故かスピード感もあるし。しかし、主人公とその周辺の人間関係は最初から読みたかった(これ、シリーズの3作目だそうで)。
読了日:07月28日 著者:アーナルデュル・インドリダソン
羊の木(2) (イブニングKC)羊の木(2) (イブニングKC)
なんとも不穏な。巻末の小説読むと余計に。
読了日:07月13日 著者:いがらし みきお
羊の木(1) (イブニングKC)羊の木(1) (イブニングKC)
読了日:07月13日 著者:いがらし みきお
立腹帖―内田百けん集成〈2〉 (ちくま文庫)立腹帖―内田百けん集成〈2〉 (ちくま文庫)
読了日:07月07日 著者:内田 百けん
フリーな2人フリーな2人
読了日:07月01日 著者:コンドウ アキ
ネオカル日和ネオカル日和
なんだ、このイラストは!かわいくてそっくりじゃないか!
読了日:07月01日 著者:辻村 深月

2012年7月の読書メーターまとめ詳細
読書メーター


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REX ベストエピソード!

昨日8月4日(土)昼12:00から、AXNミステリーでREX ベストエピソード TOP5の発表&放送がありましたね。
5位だけはだいたいそのまま見ましたが、後は録画して駆け足視聴。
AXNミステリーのHPでは、20位まで発表されていますね。

http://mystery.co.jp/present/rex_bestepisode/

この順位にはある意味納得です。
モーザーとの別れ~アレックスとの出会い、これはとても大切なことですから。
同じように、警察犬時代の担当官との別れ~モーザーとの出会いも外すことはできませんよ。
やはり前後編エピソードの扱いを難しく感じましたよ。
ふたつで1エピソードですものね。

マーク編でランクインしたのは、12位の「狙われたレックス」と16位の「小さな証人」。
この2話は私もかなり好きなので、ここでも納得。

駆け足で見たけれど、TOP5の感想を。

「刑事犬の誕生 前後編」
ちょっと先につぶやいたりしましたが、出動時にレックスが「帽子、帽子!」と担当官に促しているのを見てレックスのキャラクターは第1話からしっかりしていたのだなと感動しました(笑)。
シュトッキーは、モーザーのソーセージパンを盗んでいました…レックスが刑事部屋の一員になる前からソーセージパンをめぐる醜い争いは存在したのです!
そしてやっぱりカツラをつかんで走るモーザーには笑いました。

「レックス誘拐」
お手伝いを頼まれてもテレビっ子、麻酔銃で撃たれて倒れまいと懸命、レックスの演技力はさすが。
それだけでなく、犯人の脅迫に負けて容疑者釈放するモーザーのダメさ加減と、誘拐の事実を知ってからの殺人課メンバーの結束にほろりとします。
犬がキライなのに一生懸命なシュトッキーが特に光ります。
そして事件は無事解決してみんなで刑事部屋に戻っての、カメラ目線のエンディングショットは忘れることができません!

「狂気の銃口 後編」
モーザーが撃たれた後のレックスに尽きます。
襲い掛かるでもなく、ただ純粋に哀しみを湛えた視線が、わずかながら残っていた犯人の人間性を刺激したのかもしれません。
安置されたモーザーに寄り添うラストには胸を鷲掴みにされます。

「新パートナー 前編」
おもちゃも整頓されたまま、持ち出して遊んだ形跡がないところに強い哀しみがうかがえます。
外に誰かの気配を感じると、待ち人は来ないとわかっているのに「もしかして…?」と意識を向ける姿がいじらしすぎでした。
しかしそうやって迎えた人が、モーザーではないけれど自分のパートナーであったことは奇跡。
二人とも心に傷を負っていることが共感を呼んだという設定がドラマでした。
何故ヘララーやベックじゃいけないのか?とも思いもしました。
でも、彼らはパートナー以外の仲間としての役割がすでにあるからですよね。
で、このエピソード、私の好きな「隙ありすぎの殺し屋」でもあったのですね。
ホテルの続き部屋ドア確認もせずに銃の手入れをする殺し屋が、目撃されたから殺してしまった人をホテルの名前入り洗濯袋に入れて捨てるという、ウィーンらしさも全開でした。
まさに一位にふさわしいといえるでしょう(笑)。



今度は、どっきり・びっくり・間抜けなお笑いシーンの投票も見てみたい!
例えば、レックスに携帯電話を括り付けて盗聴器とか、歴史的建造物に「穴を開ける!」と言うモーザーに「音で気付かれます」と返す特殊部隊とか、出勤前にレックスをお風呂に入れるとか、目覚ましアラームが7時15分に設定されているとか、あれれ?モーザーばっかりだぞ(笑)。
とりとめがないから、ランキングは絶対無理!

というわけで、これでしばらくREXとはお別れですね…
もう一度最初から放送されたらきっと見ると思います。
今度初回からの放送が始まった時は、その先にローマ編の明かりが見えたと思ってよろしいでしょうか?(笑)

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REX8 #15「レックスの停職」

ゴミ捨て場でアイスホッケー選手フクスの遺体が発見される。
前日にフクスがチームメイトと喧嘩していたとの情報からホッケーリンクで聞き込みをすると、表情でレックスが死体の痕跡発見のポーズをとるのだった。


人相悪いチームオーナーはお人好しで、前任コーチの企んだ儲け話を後任コーチが横取りして選手を操っていた、という事件でした。
解任されたら自分の秘密の作業場をそのままにしていくわけないじゃないですか。
なので、前任コーチは生きてないな、と素人にも想像つきました。
喧嘩の練習をさせるくらいなので、後任コーチもただのおバカさんかと思ったのに…
むしろ、ボランティアみたいに後方の仕事をしてくれているという弁護士がアヤシイと睨んでましたよ…見事に騙されました。
何か、とっても悔しい(笑)。

ゴミ捨て場で死体発見!となると思いだされるのは、敗血症になるといけない!とレックスを担いだモーザーです。
マークは担いでくれないけれど、地下水道やらゴミ捨て場やらでも活用できる犬用長靴を履かせてくれたようです。
あれ、足袋を履いているみたいに足首がきゅっとして見えて、めろめろですよ(バカ?)。
というわけで、途中までレックスが停職になるなんて日本語タイトルも忘れかけてました。
前任コーチの薬物疑惑を追って部屋を訪ねると、危機を察して逃げ出したばかり。
臭いを追跡し追いつく直前でターゲットは真犯人にトラックの前に突き飛ばされてしまいました。
遅れてるマークたちの先を行くレックスは、男の生死を確認するわけですがこの時に背中についた足跡が「犬が男を突き飛ばした」というトラック運転手たちの証言を裏付けるようなことになって停職!ですよ。
この上司、今まで出てきたこともないくせに(笑)、「君の犬は犯人に襲い掛かりすぎる!」とか言って停職処分の書類を突き付けてきました。
犯人を留まらせるのも警察犬の仕事だろうに…
しかもあの書類は誰のためのものなのさ?
レックスは何か良くないことだとわかってビリビリに破ってました~。
また、その後マークも令状ないのにやらかして「停職!」と言われるわけですが(今までは平気だったのにね♪)、彼には「銃を置いていけ」だけで書面ないのですよね(笑)。
それにニキもいない殺人課でレックスもマークも停職にしたらクンツひとりじゃないですか。
それでも補充は尾行要員だけ、彼らも見失ってしまうという失態屋さん。
この件は、解決するなと上層部からお達しがあったかのような雰囲気さえ漂います(笑)。

停職になろうが、マークは違法捜査を止める気はなく、見事解決に導いて、さらには「レックスの足跡は血痕の上についている、故に突き飛ばしていない」と無罪を主張し、うやむやに処分撤回させました。
ワン!と吠えられる上司を笑うマーク&クンツという心温まるラストシーンでした。
ソーセージパンコントも復活し、ウィーン編ラストにふさわしかったと言えるでしょう(ホントか?)。



週2話連続というすごい勢いで放送された「REX~ウィーン警察シェパード犬刑事~」もこれでお終いです。
今気付いたのですが、タイトル「REX」の後のウィーン警察~っていつの間にかなくなってる(笑)。
AXNミステリーの「REX」トップページのイントロダクションを読むと、

「REX8」で、マーク&ニキとのコンビも最後のシーズンとなる。REX9からは、舞台がウィーンからローマへ移り、レックスにも新しい相棒が登場する。

なんてあるじゃないですか。
ここで言われているREX9は、本国版で言うところのS11。
ローマ編がS9ということは、日本でのシーズン編集がすでに計画済みということですよね?
だから当初あったサブタイトル「ウィーン警察シェパード犬刑事」を外したのだと納得です。
みなさま、とっくにお気づきでしたか?
私、ホントにさっき気付いたのでちょっと興奮気味です、お許し下さい(笑)。

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