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ささくれた日々

海外ドラマ、映画、本等の偏愛感想。ネタバレの配慮はあまりされていませんのでご注意を。

   

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REX7 #14「伝書鳩が運ぶもの」

エトリヒは盗まれた鳩エリが戻ってきたことで喜ぶが、リュックを背負っていることを不思議に思い、開けてみたら爆弾が爆発して死亡。
警察から父親の爆死を聞かされた息子は、仕事仲間のラズロの仕業ではないかと問い詰めるが、息子もラズロに殺されてしまった。


伝書鳩が運ぶもの、それはヘロインでした。
ラズロとエトリヒの息子は、鳩を盗んで訓練し、ヘロインを入れたリュックを背負わせてクロアチアからウィーンまで持ってこさせるという密輸入業者だったのです。
それに気づいたエトリヒが、息子を巻き込むな!、鳩を盗むな!と意見したのでしょう。
仕事の邪魔だと思ったラズロは、エリに爆弾を背負わせてエトリヒの家に送り込んだのでした。
恋人イリスのことで揉めていたとはいえ、殺すことないだろう!と詰め寄った息子は自分も殺されちゃいました。

ところで、鳩のリュックって…。
ウィーンだから?と思いましたが(Wikiで調べたら、「背中にもたせることもあった」とあるので、無理矢理なわけではないようですね)、念のため「伝書鳩 リュック」で検索したら…ありました!
商品ではなく事件でしたけれど。
2011年、南米でリュックを背負った鳩が歩いているのが発見され、リュックを開けてみたら45グラムのマリファナが出てきたというもの。
近くに刑務所があることから、受刑者が訓練させていたのでは?、
重かったから歩いていたのでは?、と思われるということでした。
事件が2011年、このエピソード放映が2003年ということは…南米事件の犯人はREX見たんだな(笑)。

REXに戻ります。
鳩にヘロイン背負わせて密輸とか、いったいどれだけの儲けになったのでしょう?
だって、45グラムで重くて飛べなくなってしまうのですよ。
一回の量は少なくても、人間が運ぶ危険よりも見つかりにくい安全を選択したのでしょうか。

今回のレックスの見せ場は、イリスを人質にしたラズロに吠えかかるために建物の壁面を登ったところでしょうか、きゅ~きゅ~言ってましたけど。
ここもですねえ、マークとニキ、一緒にいたいのはわかりますがいつもくっついているからこんなことになるのです。
刑事だったら、「キミはあっちから、ボクはこっち」と割り振れよ!(笑)
レックスの機転だけが頼みな警察って…
うまいことラズロの背後にまわったレックスに「今だ!」とばかりに「レ~ックス!」と叫ぶのも、「マークが叫んじゃったから飛び出してあげました」って匂いがしました。
キスを賭けるような人たちですから仕方ないかもしれません。
この賭けをしている二人に向かって、ワン!と吠えたのが、「そんなことばっかり言ってるんじゃありません!」と叱っているようでたいへん頼もしかったです。

シリアルあげたり、ボール遊びしたり、飛んで行ってもレックスの背中に戻ってきたり、と鳩のエリちゃんとの仲良しシーンもよかったですね。
あれはCGというか合成?顔のそばでの羽ばたきに目を細めてたりしたので、まさか修正なし?
レックスの動物好きがわかるのでどっちでもいいですけど。

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また見てしまった…「ルイス警部 ドラマの舞台裏」

チャンネル銀河で土日集中再放送中の「ルイス警部」。
これを機会にDVDに残しておこうと思ったら、どうやってもできない。
何がいけないのかまったくわからず途方に暮れていたら、ディスクを初期化する画面に「ディスクがないですよ」という文字があるのを発見。
えー、DVD入れてるのに。
つまり、レコーダーのDVD部分の故障が原因だったみたい。
なんたること…最近内蔵HDD内の録画モノに追われてDVD見てなかったのでいつから具合が悪かったのかまったくわからない。
とりあえず、「ルイス警部」は外付けHDDに移したけどさ…。
さて、どうしましょう。
内蔵HDDはまったく問題なしなので新しいレコーダーを買うのもなあ…
修理に出したら録画ができない…
これまで気付かなかったんだからこのままでもいいような気がしてきた。
しかし、録画した「ルイス警部」の運命は?
…しばらく考えてみます。

とういわけで、この集中再放送に「舞台の裏側」もあったのでうっかり見てしまいました。
前にも見たのに。
最初の方のエピソード撮影中のものなので、ルイスもハサウェイも若いですねえ。
そうでした、私の好きなエピソードの撮影現場が紹介されているのでしたよ(ハサウェイが容疑者の手を離すヤツ)。
DVDショックから少しだけ立ち直れたような気がしました。
イノセントが馴染んでいなかったせいか、今よりも上司っぽいことに驚きました。
完全にチームとなってしまった今を見ているからかもしれません。
同じ言葉を言っていたとしても、プラス何かが含まれているような気がしますから。

新エピソード放送でハサウェイの髪型に文句をつけましたが、「今のほうがいい」と思いました。
何故かしら?(笑)

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REX7 #13「もうひとつの顔」

盗品売買に手を染めた古美術商が、今度は盗んだミイラを複製して売ることを思いつく。
ミイラ役が必要なため、CM出演者募集の広告を出すのだった。


盗品ミイラの棺の複製を、剥製職人を雇って作らせ売るという大掛かりな仕事なのに、他の犯罪者同様にツメが甘くて愉快。
CM出演のつもりでやってきた青年には睡眠薬入りのお茶でもふるまえばいいのに、何故無駄な血を流させる?
「この時代のミイラは心臓あるんだよね」ってだいぶ仕事が進んじゃってから言うことかい?
呑んだくれの剥製職人に前金渡しちゃって、遅刻されたら制裁に行くのも甘くていい。
さぼったわけではなく、タンス(?)の下敷きになって動けなかっただけなのに(呑み過ぎだけど)、助けると見せかけてもう一度タンスを打ち付けたりするから、事故ではないとばれてしまうのです。
犯罪素人です。
分野外のことに手を出してはいけないということですかね。

チーム・ホフマンは休暇中のよう。
ニキとクンツは旅行に出掛けるけど、マークとレックスは家で寛ぐことにしたようです(オンコールってやつ?)。
でも、マークは南の島で休暇明け?というくらいに肌が焼けているように見えました。
マークとレックスの二人だけの捜査かと思ったら、CMに決まった青年が戻らないから恋人が心配している期間が、彼らの休暇だったわけですね。
マークたちが調べると、大切な猫はそのままだし、心当たりのないところに乗り捨てられた車の指紋は拭き取られているし、自宅には不思議な侵入者の臭いがするし、どんどん不吉なことになっていきます。
で、あげくに地下水道から彼の内臓が見つかって彼女どん底。
CM出演者募集の広告なんか見つけなければよかった…と思い詰めてしまったのでしょうね。
警察官が家に送り届けたものの、ロープを持って森へ行って首を吊るつもり。
あとはベンチを蹴るだけというところに、レックス、マーク、ニキが到着。
で、この刑事たち何をするかと思えば彼女を説得しようとするのですよ。
「彼の好きな猫ちゃんはどうするの?」とか。
高いビルから飛び降りとか、銃口を自分に向けてるわけじゃないのですよ。
一瞬苦しかったとしても、一人が足抱えて、もう一人がロープを解けば済むことじゃないですか。
古美術商の影響でしょうか、段取り悪っ!(笑)
ロープを解くのはレックスの役目、と決まっているから割り振りに戸惑っちゃったのかな?

剥製職人の植木鉢から大金が出てきて、その指紋と行方不明青年の車の指紋とが合致し、大金を下した銀行から古美術商を突き止め、あとは一気に解決です。
レックスが植木鉢に何かを感じて壊したら札束が出てきて、剥製職人の同僚は「その犬、貸してくれ!」と色めきたってましたね。
「ここ掘れ、ワンワン」的なことを期待したのでしょうか(笑)。

そして大ニュースです、なんとソーセージパンが登場しました。
レックスが買い物に行ってみんなにふるまってましたね♪
「お、ソーセージパンか。前はもっと食べてたよな」というクンツの言葉は視聴者の代弁?
クンツ、もらうなり急いで食べてましたけど、「この中だとイタズラのターゲットは自分かも…」と心配になったのかもしれませんね。
そう、ソーセージパンといえば取り合い。
それがこのメンバーではできないのですよね、クンツが被害者では悲壮感が漂いますから。
だからソーセージパンの登場が激減したのかも…?と納得したりして。

休暇明けでパワーが充填されたのか、レックスはいろいろ忙しかったですね。
たらいまわしにされて途方にくれる女性を見つければすかさず癒しを与え、
地下水道では靴下(長靴?)姿を披露(履かせるところ、見たかった!)、
博物館ではお行儀のいい見学者、
そして剥製職人の仕事場では剥製ワンコとご対面、ってホンモノの犬だったというオチですけど…動いた時、顔違ってたよね?(笑)
盗品を受け取りにきた人の、外交官手帳(?)を噛み千切り、携帯電話を痛めつけ、
ラストは、剥製製作を見守る犬と同じポーズで向かい合って、という奇妙な終わり方。
動物好きなレックスらしいと言えないこともないですが。

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なぞなぞの答えが知りたい、「阿房列車」内田百閒




一番好きな作家は?と問われれば、たぶん百閒先生と答えるだろう
うっとりするような小説、ユーモア溢れる随筆、紀行文、どれも好き。
へそ曲がりであるけれども、どこかしら正当性があり、かわいらしくさえ思う。
「君のくれるものは長持ちしない、漱石先生のお古のカバンは何年も使える」と言ったとか、
自宅そばまで来た人が、夜遅いからと寄らずに帰ったことを面白く思わず、タクシーでその人の家に先回りして「近くまで来て寄らないとは失礼だ」と注意する、
どのエピソードも愛らしくてたまらない。

最近読み返し始めた「内田百閒集成1」の「阿房列車」でいえば、
ヒマラヤ山系君が訪問先で雨に降られ、
帰りに傘を貸されたら後で返しに来なければならないよな~とか、
御主人のそばにいる人が駅まで来て傘を持ち帰ってくれるのかしら?
あ、でもこの人は自分の次のお客さんだ!、
などと逡巡している様子を語っているのに向けて
「貴君はもういい加減で、おいとましたらいいだろう」と何日も前のことに言えるのが大好き。

で、タイトルについてですが。
山系が車中で話し出した宿賃なぞなぞのこと。
三人で宿屋に泊って、払いが一人10円で30円、
仲居さんに10円ずつの30円を預けたが帳場が5円サービスしてくれた、
しかし仲居さんが2円ごまかして3円だけ返してよこした、
その3円を三人で分けたから、一人あたりの支払いは9円、
9円ずつ三人なので支払い総額は27円、
そこに仲居さんのごまかした2円をたすと29円、
最初にもたせたのは30円だったので1円足りない、
さて、この1円はどこへ?、というお話。

ちょっと考えてみたけれどわからなかった百閒先生は、そんなことよりも今回の旅で足の出た実際の会計の方が気になって、この話はこのまま。
以前読んだ時は、なにやら考えて納得したような気がするけれど、今回読んでみたらさっぱり見当がつかなくて困ってます。
どなたかトリックを教えていただけないでしょうか(笑)。

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5月のまとめ

付き添ったり何だりがあったので、少しずつ読める本が活躍した感じ。
そんな中でもホームズが2冊(一冊は短編だけど)。
ホームズ関連で言うと、ジェレミー・ブレットさんの「バスカビル家の犬」を見て大興奮したので本も早く読まなくては!という気になってます。
が、「原作でもモーティマー先生は犬を連れているのか?」という心配事が。
「モーティマー家の犬」ってスピンオフないかしら?(笑)
先生の遺跡発掘を手伝い、休憩には甘えたおすワンコの日々、見たいじゃないですか。
というわけで映像化希望。

字幕版の「バスカビル家の犬」をちょっと見たところ、吹き替え版はかなりカットがあることが判明。
字幕版では、ホームズの部屋にやってきたモーティマー先生がいきなり「すばらしい頭蓋骨だ!ホンモノが手に入るまでの間模型を作りたいので頭を測らせてください!」などと言う素敵な会話がありました。
このシーンがあれば後に頭蓋骨掘り出してるところがもっと楽しめたのに。
それに、吹き替え版ではわからなかったワンコの名前がスポットだと判明しました!
スポットちゃんだともっと早くわかっていれば名前を呼びながら見たものを…(笑)。

先月読んだ本の話に戻ると、普門館が耐震強度不足で使えないというニュースを聞き、
「がっかりするだろうな、ハルチカ」と思った私はどうかしているでしょうか。
5月の読書メーター
読んだ本の数:8冊
読んだページ数:2237ページ
ナイス数:38ナイス

ワセダ三畳青春記 (集英社文庫)ワセダ三畳青春記 (集英社文庫)
経験したくはないけれど羨ましいことがいっぱいで実に楽しい。
読了日:05月28日 著者:高野 秀行
じぶん素描集じぶん素描集
読了日:05月21日 著者:須藤 夕子(写真),原田 宗典
緋色の研究 (新潮文庫)緋色の研究 (新潮文庫)
タイトルだけは知ってましたが、こんな哀しい話だったとは!
読了日:05月18日 著者:コナン ドイル
我が家の問題我が家の問題
どれも、どうにかしていこうというあったかい気持ちに溢れるエピソードでした。「妻とマラソン」、N木賞作家、何千万損失、と誰かさんを想像しちゃいますね(笑)。独身病、段取り音痴等、ステキな言葉も気に入りました。
読了日:05月07日 著者:奥田 英朗
シャーロック・ホームズの帰還 (新潮文庫)シャーロック・ホームズの帰還 (新潮文庫)
脳内に、ジェレミー・ブレットさんとカンバーバッチさんが合体して現れるのでたいへんでした。読む順番間違えちゃったし。知ってるからいいけども。
読了日:05月05日 著者:コナン ドイル
犬はどこ? (講談社文庫)犬はどこ? (講談社文庫)
軽妙な文章が、ワンコの生活感をさらに強く漂わせています。
読了日:05月05日 著者:林 丈二
千年ジュリエット千年ジュリエット
夏の大会が終わって次へ向けてとなる直前の文化祭という、吹奏楽部としては一休み的。「決闘戯曲」、真相に気づけた自分が嬉しかった!
読了日:05月04日 著者:初野 晴
飼い喰い――三匹の豚とわたし飼い喰い――三匹の豚とわたし
飼えばかわいく、食べるとおいしい。そう堂々と言える内容の濃さ。
読了日:05月01日 著者:内澤 旬子

2012年5月の読書メーターまとめ詳細
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