盗品売買に手を染めた古美術商が、今度は盗んだミイラを複製して売ることを思いつく。
ミイラ役が必要なため、CM出演者募集の広告を出すのだった。
盗品ミイラの棺の複製を、剥製職人を雇って作らせ売るという大掛かりな仕事なのに、他の犯罪者同様にツメが甘くて愉快。
CM出演のつもりでやってきた青年には睡眠薬入りのお茶でもふるまえばいいのに、何故無駄な血を流させる?
「この時代のミイラは心臓あるんだよね」ってだいぶ仕事が進んじゃってから言うことかい?
呑んだくれの剥製職人に前金渡しちゃって、遅刻されたら制裁に行くのも甘くていい。
さぼったわけではなく、タンス(?)の下敷きになって動けなかっただけなのに(呑み過ぎだけど)、助けると見せかけてもう一度タンスを打ち付けたりするから、事故ではないとばれてしまうのです。
犯罪素人です。
分野外のことに手を出してはいけないということですかね。
チーム・ホフマンは休暇中のよう。
ニキとクンツは旅行に出掛けるけど、マークとレックスは家で寛ぐことにしたようです(オンコールってやつ?)。
でも、マークは南の島で休暇明け?というくらいに肌が焼けているように見えました。
マークとレックスの二人だけの捜査かと思ったら、CMに決まった青年が戻らないから恋人が心配している期間が、彼らの休暇だったわけですね。
マークたちが調べると、大切な猫はそのままだし、心当たりのないところに乗り捨てられた車の指紋は拭き取られているし、自宅には不思議な侵入者の臭いがするし、どんどん不吉なことになっていきます。
で、あげくに地下水道から彼の内臓が見つかって彼女どん底。
CM出演者募集の広告なんか見つけなければよかった…と思い詰めてしまったのでしょうね。
警察官が家に送り届けたものの、ロープを持って森へ行って首を吊るつもり。
あとはベンチを蹴るだけというところに、レックス、マーク、ニキが到着。
で、この刑事たち何をするかと思えば彼女を説得しようとするのですよ。
「彼の好きな猫ちゃんはどうするの?」とか。
高いビルから飛び降りとか、銃口を自分に向けてるわけじゃないのですよ。
一瞬苦しかったとしても、一人が足抱えて、もう一人がロープを解けば済むことじゃないですか。
古美術商の影響でしょうか、段取り悪っ!(笑)
ロープを解くのはレックスの役目、と決まっているから割り振りに戸惑っちゃったのかな?
剥製職人の植木鉢から大金が出てきて、その指紋と行方不明青年の車の指紋とが合致し、大金を下した銀行から古美術商を突き止め、あとは一気に解決です。
レックスが植木鉢に何かを感じて壊したら札束が出てきて、剥製職人の同僚は「その犬、貸してくれ!」と色めきたってましたね。
「ここ掘れ、ワンワン」的なことを期待したのでしょうか(笑)。
そして大ニュースです、なんとソーセージパンが登場しました。
レックスが買い物に行ってみんなにふるまってましたね♪
「お、ソーセージパンか。前はもっと食べてたよな」というクンツの言葉は視聴者の代弁?
クンツ、もらうなり急いで食べてましたけど、「この中だとイタズラのターゲットは自分かも…」と心配になったのかもしれませんね。
そう、ソーセージパンといえば取り合い。
それがこのメンバーではできないのですよね、クンツが被害者では悲壮感が漂いますから。
だからソーセージパンの登場が激減したのかも…?と納得したりして。
休暇明けでパワーが充填されたのか、レックスはいろいろ忙しかったですね。
たらいまわしにされて途方にくれる女性を見つければすかさず癒しを与え、
地下水道では靴下(長靴?)姿を披露(履かせるところ、見たかった!)、
博物館ではお行儀のいい見学者、
そして剥製職人の仕事場では剥製ワンコとご対面、ってホンモノの犬だったというオチですけど…動いた時、顔違ってたよね?(笑)
盗品を受け取りにきた人の、外交官手帳(?)を噛み千切り、携帯電話を痛めつけ、
ラストは、剥製製作を見守る犬と同じポーズで向かい合って、という奇妙な終わり方。
動物好きなレックスらしいと言えないこともないですが。