海外ドラマ、映画、本等の偏愛感想。ネタバレの配慮はあまりされていませんのでご注意を。
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ハサウェイは、モートメイン侯爵邸でバスツアー用の模擬戦争中の実弾事故、
ルイスはツアーバスで見つかったブラック教授の遺体の捜査にあたる。
ブラック教授の足取りを追うと、どうやらモートメイン邸の教会で殴られ、
ツアーバスに乗せられたらしいことがわかる。
翌日には邸宅管理人グレアムが遺体で見つかり、
妻リンダの家出の原因であるブラック教授を殺した後に自殺したとの線が浮かぶがルイスは納得いかない。
始まりました、新作が。
順番にうるさい質のくせに、録画できているかの確認の意味も兼ねて順番ぬかし視聴。
いや、確認は朝起きてすぐしましたけども…録画できていなかったとしてもリピートないから意味ないんですけども…。
不満ですよ、ハサウェイの髪型。
あの頭にはりついたようなギリギリの短髪が好きなのに。
骸骨っぽいといわれるからやめたのでしょうか。
裁判の証人になるハサウェイに付き添うルイスという早速コンビファンへのサービスシーンです。
そんなに仲良し?と思ったら、これは特別な事件で、変わり果てた少女の遺体の第一発見者であるハサウェイをルイスだけでなくみんなが気遣っているということがわかりました。
この事件でハサウェイは荒んでいるうえに、モートメイン邸敷地内で12歳まで両親と共に暮らしていたことが事件に影響してしまいました。
またハサウェイの謎がひとつ明らかになったわけですが、これを聞いた時のルイスの顔ったら…。
事件としては、グレアムの妻リンダの家出まで話は戻り。
実は家出ではなく、オーガスタス・モートメインの少女趣味を告発しようとしたため、
モートメイン家を守ることを使命とする執事に殺され銅像の下に埋められていたのでした。
描きかえられた絵画に何かしらの秘密を感じて調査し始めたブラック教授が邪魔な執事が、リンダ家出の噂を絡めてグレアムごと始末したのです。
当然のようにオーガスタスの娘スカーレットを「家を守るため」と脅して、教授とリンダに関係があったように細工をさせる執事は狂気でした。
この執事と、婚約パーティーを控えているスカーレット、ハサウェイはいわゆる幼馴染。
で、おそらくスカーレットはハサウェイの初恋の人。
これが捜査に多少の影響を及ぼすのですから、執事には嬉しい誤算だったでしょう。
しかし、ハサウェイはよろめいたものの、捜査は捜査と区別できる人でした。
スカーレットに「あなただって同じことをしたはず(捜査の進み具合を探るという意味)」と言われ「自分は違う」と断言して、煙草を吸う不良姿をご披露。
「人の不幸ばかり見ているのはイヤ」なんて聞いていたから
「書類を提出します」に「辞職?」と返すルイスの不安な感じもよかったですね。
情報漏洩の可能性の責任をとりたいハサウェイを思い止まらせるのが「私たちは結構いいコンビ♪」というのがかわいいです。
ホブソンの「言わなきゃわからないわよ」を素直にきいているところも。
「新しい相棒とやり直すのも面倒くさい」は「ハサウェイがいい」の照れ隠しだって見抜かれてるよっ!(確か顔かきながら言っていたような…?)
家を守るためアラブの石油王との望まない結婚、
妻死亡で後継ぎを産んでもらうために若い娘(17歳!)との結婚、
産んでもらえればあとは恋愛自由(リンリー警部は後妻の恋人なだけでした。実弾が当たったのも偶然)、使用人にまで気配りを怠らない当主の裏の顔、
守らなければならないと同時に煩わしくもある爵位というものを考えさせれれるエピソードでした。
考えてもわからないけれど。
英国ドラマを見ているとこのように時々重要なポイントとして爵位が出てきますよね。
不動産はあるけれど現金がない、土地建物を売ってしまえ!とトラブルになるとか。
使用人との関係も様々なようで、こんな本を読んでみたことがあります。
また読み返してみようかしら。