悪徳弁護士が、イタリアから鳥を輸入しているジャンニに赤ちゃん誘拐を命じ、偽造書類で養子斡旋をしている。
道中で赤ちゃんを死なせてしまい「悪いことはできない」と足を洗うことにしたジャンニの元へ、ジャンニの知人サンドラが「マルコを返せ!」と乗り込んでくる、というお話。
原題、「ベイビーディーラー」ですよ。
赤ちゃんを仕入れて売り渡す、文字通りディーラーです。
うっかり殺してしまったことを天啓と感じ、足を洗おうとするジャンニはいい人なのかもしれませんが「その前に気づけよ…」という気もします。
弁護士に恩があったんだよね。でもその元も書類偽造って、やっぱりジャンニは…(笑)。
知人のサンドラから赤ちゃんを盗んできたというのは、
いつもの犯人同様の緊張感のなさなのか、サンドラの行動力を知っていての選択なのか(ジャンニの部屋のドアを蹴り上げる姿は勇ましかった!)、ジャンニの心理は微妙。
私的には後者であることを信じてあげようかしら。
赤ちゃんを買った夫妻がサンドラを退けずに、マルコを抱かせて帰らせてあげるところも含めて善を信じたいですよ、こんな話題では特に。
ということで、原題よりもサンドラの行動力を見事に表した邦題の勝ちだな、と思いました。
レックスはアレックスと一緒にペットショップでお買い物♪
自分でカート押してるえらい子です。
この姿もいいですが、できれば自分で欲しいものを選んでいる姿も見たかったな。
おばあちゃんがドッグフード缶詰を万引きしようとしているのをアレックスが止め、
その缶詰とレックス用のボーンをおばあちゃんとワンコにプレゼントしてましたよね。
夕方のニュースなどで、万引きGメンの仕事ぶりをやっていたりしますが
そういうお仕事であるとはいえ「盗むのを待っている」姿がどうも腑に落ちなくて。
盗んだら捕まるということを経験しないといけないということなのでしょうが。
なので、このアレックスの行動を私は評価します(笑)。
で、案の定、
イネスのことなどまったく話題に上りませんでした。