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ささくれた日々

海外ドラマ、映画、本等の偏愛感想。ネタバレの配慮はあまりされていませんのでご注意を。

   

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サウスランド3 #10「卒業の時」 Graduation Day(S3最終回)

新人研修期間最終日。
少女誘拐事件の容疑者を追跡するベンはクーパーの援護がないことに苛立ち、
「今夜病院へ行くか、内務監査の尿検査だ!」と最後通牒を突き付ける。
ブライアントはモレッタ殺害犯が他の犯罪で追われていることを知るが、近づかないよう指示される。
が、警官が撃たれたとの通報で、追跡中の犯人が撃たれた現場に出くわす。
リディアとオチョアは仲良く仕事をこなすが、オチョアがリディアにかかってきた電話の声の主が息子であることに気づき、険悪なムードに逆戻り。


ジョンはこれまでクスリに頼っていても仕事には持ち込まなかったのに。
前回は飲み過ぎで動作が緩慢で動けないし、今回もまったく援護できない状態で犯人は転落死。
ベンが切れるのも無理ない。
ベンの最後通牒が効いたのか、病院行きを承諾し、送ってくれたベンに「ありがとう」まで言えました。
ベンを途中で放り出すわけにはいかないとの指導官としての責任感だったのか、
薬物中毒だと認めたくなかっただけなのか、とにかくジョンは警察官であるということが自分であるための全てと感じているよう。
病院受付で「薬は飲んでますか?」には違法に入手した合法的な痛み止めを正直に列挙するけど
「マリファナとかコカインは?」には「やってない、俺は警察官だ」ですからね。
お父さんのことや、ふつうの自分が告発したことを誰も信じてくれなかったことから、
警察官であるということはジョンにはかなり大きなことなのですよね。
立ち直って復帰してくれるのでしょう。

もうひとり、今後が危ぶまれたサミー。
タミーとは別れたが(元妻って言ってたよね?)タミーの恋人と共に出産に立ち会い、父親となった喜びをかみしめ、モレッタ殺しは被疑者死亡で心の整理をつけ、正式に制服警官に戻ることを決意です。
逃げ出すのではなく「若い警官を鍛えたい」との希望を持っての転属。
殺人犯となってしまった少年とのかかわりといい、
サミーは「おまわりさん」と呼ばれるほうが向いているかもしれないな…。
そして新しい出発としてパートナーを組むのがベンであります。
指導官として新人のサミーと、正式警察官として新人のベンがS4を引っ張っていくのでしょうか。
デューイとチッキーのコンビも、何事もなかったかのように落ち着いてましたが、
チッキーは別の部隊へ転属を希望し最終審査はまだながらも望みがありそう。
それが聞こえてしまったデューイが寂しそうでちょっと気の毒でした。
この人、陽気なイタズラ好きはかわりませんが(場を読めないのも)、
依存症(アルコール?クスリ?)の娼婦を本気で気にかけてあげる姿がイメージでない(笑)。
「依存症は遺伝子の問題だ、彼女のせいじゃない」と力説する姿はかっこよくもありました。
でも雨の中でもベンチに横たわって朦朧としている彼女を見ると…。救いたいという気持ちだけではどうにもならないこともあると感じ入ったようでしたね。

オチョアは、「息子は28歳よ、あんたは?40(ホントは36歳)?」と年下男を誑かしたようにリディアを責め、「間違いだったと言って別れるわ」と聞けば「私のせいにして息子を捨てるのね!」と怒る。
付き合い続けるにしても別れるにしてもリディアを責める。
ただ、仕事はきちんとこなすところがオチョアもプロだ。
この二人の、パートナー存続かどうかがクリフハンガーになるとは!(笑)

S4、本国では年明けからなのでJ:COMオンデマンドでの配信はもっと先ですね。
できるだけ早くお願いしますよ。

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コールドケース7 #11「リクルーター」 The Good Soldier & #12「私立探偵」 The Runaway Bunny

#11「リクルーター」 
2005年。派兵から帰国後、陸軍の勧誘の仕事をしていたマイク・ドンリーが撃たれて死亡。
近くの質屋から盗まれた貴金属が散らばっていたため、強盗した後に殺害されたと処理されていた。
4年後、マイクにスカウトされて入隊したボビーが「強盗したとされる時間にマイクは自分と一緒にいたので犯人であるはずがない」と再捜査を求めてきた。

戦地で仲間の命が消えるのを目の当たりにし、
帰国後はその仲間と同じ目に遭う可能性の高い若者を集めている、
その矛盾に心を痛めているところに妻と上官の不倫話。
マイクは壊れる寸前だったと言ってもいいくらい。
しかし、気にかけてあげていたヴィクトリアの緊急事態には駆けつけてあげるという真っ直ぐな人。
それなのに、見捨てるつもりなどなかったマイクの気持ちがヴィクトリアには通じませんでした。
当のヴィクトリアにも今はわかっているのか、だからこそマイクと同じ仕事に就いているのでしょうね。
ただ、マイクは死の寸前に戦地で友の見たものを共有できたようでした。
救いとなるのかどうかはわかりませんが。

リリーのお父さんのところはお家騒動。
弟がこっそりリリーと会っていることをお父さんに咎められて家出、
迎えに行って送り届けた車中でケンカしておりますが、それを救ったのが義母となる人。
一家で食卓を囲み(深夜なのに)、これからは家族であることを覚悟するよう、さらっと宣言。
何度も食事会をキャンセルしてきたリリーの心配がウソのような女性でした。
このテーブルでリリーは子どものようにくしゃっとした笑顔を見せましたね。
こんな表情は見たことない、なんとも不思議な家族の誕生でした(大丈夫だよね?・笑)。

ところで、ヴェラがいないっ!



#12「私立探偵」
ビルの基礎部分から白骨死体が発見された。
身元は私立探偵のハリー・デントン。
彼は風紀課の元刑事で上司を殴ったとして解雇され私立探偵となっていた。
1974年にバニーという少女の家出を調査中だったが事故死という結末を迎え、その後に彼自身が失踪していた。
ハリーの最期の事件を追うことが殺された理由につながると再捜査が始まる。

ハリーは風紀課で横行していた賄賂の仲間にならなかったために居場所を失くし、
上司を殴ってクビになったようです。
その後は私立探偵になったものの、生きていくためにどんな仕事も引き受け、生活は荒れ気味。
しかし、本当の事件に巡り合った時に、刑事の心と守るべきものを再認識して、捕まることを覚悟でバニーに新しい身分を作ってあげたのでした。
汚れ仕事をまわしてくれていた弁護士にも「(継母から)逃げろ」と助言してあげたのにね。
バニーの継母に惚れてしまった彼には聞き入れてもらえませんでしたね。
弁護士はハリー殺しで逮捕されたけれど、継母は証拠がないからそのままなのですね。
帰り際のウィンクが憎々しかったです。

スコッティのお母さんの強盗事件は「放っといてくれ」とお父さんが強硬に反対。
強盗以外に何かを含んでいるのでしょうか。
いつも眠いヴェラは健康問題でしょうか。
そうと見せかけて、ホントはあのファイルが曲者ということもありうる(笑)。
このエピソードはボスの人が監督だそうです。
でもいなかったのはジェフリーズ(笑)。

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サウスランド3 #9「銃撃戦の果て」Failure Drill

ベンの研修期間は終わりを迎えようとしているが、
指導官クーパーの腰の痛みと薬物依存は仕事に支障をきたすようになってきた。
リディアとオチョアは夫が妻を射殺した事件を担当し、
目撃した16歳の息子の恐れと不安を目の当たりにし心を痛める。
一応の解決後、他の事件の聞き込みの手伝いに向かった先で銃撃戦に巻き込まれる。


夫の妻殺害事件、息子の言動があやしくて「もしかして…?」となりましたが
実は父親の犯行を目撃したからなのでした。
お父さんが犯人ということは自分たちは福祉局に保護される。
そうなると一緒に暮らせない可能性が高い。
叔母さんはいるが、両親と不仲なので自分たち兄弟を預かってくれるかどうかわからない。
それなら「叔母さん」のところへ行く」と言って兄弟そろって身を隠そう、そう考えたのでしょうね。
父親を恐れる気持ちと兄弟と離れ離れのジレンマに悩む少年が痛々しかったです。
事態を察したリディアが残されているであろう父親としての気持ちに訴えかけて兄弟たちは無事叔母さん宅にいられるようになりました。

そんな余韻から、次の仕事に向かう車中「デートに誘われた」とオチョアに告白。
その話も片付かないままの銃撃戦でオチョアが負傷。
彼女を救出後、犯人射殺で事件を解決したリディアは病室にオチョアを見舞い、
険悪な状態から徐々にコンビらしくなってきた二人がさらにいい感じになってきたなと思ったら!
オチョアのもとに駆けつけてきたのがリディアを誘った制服警官で「ママ!」と!
リディアの新しい出会いは前途多難。
そういえば刑事部屋に来た時「オチョア刑事は?」と言ってましたよね。
彼、知ってたんだな。

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サウスランド3 #8「闇からの脱却」 Fixing a Hole

無事復職したリディアとオチョアは、殺人事件の証言をする女性につきっきり。
かなりきちんとした目撃情報であるため、検察も期待していたが、
彼女はアルコールへの依存が強く、飲まないでいる時間の長さに逃げ出そうとする。
が、リディアの「人のためになること」との説得に法廷へ出向き、見事な証言をし、三人は祝杯を挙げるが…。


「本当に〇〇(犯人の名前。忘れちゃった)が殺す瞬間が見えた」
いい気分になった証人はつい本当のことを言ってしまいました。
リディアもオチョアも絶句ですよ。
本当に見たのは近所の人で、彼女は噂話を集大成して目撃したように語っただけなのでした。
本当に犯人で、近隣住民のためには刑務所に入れられるべきヤツだったのでしょうが、そうはいかないのが法制度。
彼女は偽証罪でその場で逮捕。
しばらく飲めないからと、その場でウォッカ二杯オーダーしてあげるリディアの裁量が好きです(笑)。

心配なのはサミー・ブライアント。
犯人特定に失敗したため、その犯人を廃車寸前の車に押し込み砂漠へ連れ出して墓穴を掘らせるという…。
銃をつきつけ、威嚇射撃はしても撃てない。
モレッタを殺した男と確信しても撃てない。
ここの警察官たちはホントにひどく道を外れたことはしませんね。
墓穴に置き去りにして、帰路吐く。
自分の内に「処刑」なんて言葉はなかったのに一瞬でもやろうとしたことに耐えられなかったのですね。
帰宅するとモレッタの妻マリエラは「母のところへ身を寄せる」と引っ越す準備ですよ。
「ネイトの想い出ばっかりで、時間が早すぎて」の訴えは効きました。
サミーをネイトになぞらえて感覚がおかしくなっていたのかもしれないです。
ようやく本当に哀しむ時がきたのだなと思えます。
それはサミーにも同じことだよね。

ジョンは鎮痛剤を止める努力を始めたようです。
あの大汗は禁断症状でしょうか。
虐待を受けていたと思われる少年の「洞窟にいた、ティレルと〇〇もいた」の言葉に何かを感じ、「洞窟」発見に懸命なのは
この件を解決することでクスリを止めても大丈夫という支えが欲しかったのかもとさえ思える。
やりあった保護司もジョンの言葉から別ルートで探していてくれたらしく、「洞窟」は特定できましたが…ティレルたちは保護されたものの、犯人自殺という苦い結末。
しかもこの犯人、ジョンが保護した少年の写真を見せて「知らない?」と質問した人でしたよ。
あれで追いつめられたと悟っての自殺らしいです。
ジョンがクスリを止めるきっかけにしてもらうしかないような結末ですよ。

この事件で、出動要請を断って「洞窟」を探すジョンとベンが
険悪な状態なのを察するのがなんとデューイでしたよ!
さらに、ジョンに「大丈夫か、何なら一緒にセミナーに」なんて声をかけてますよ!
そんなのデューイじゃない!
彼が更生したことを喜んであげない私がどうかしているのでしょうか(笑)。

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サウスランド3 #7「負の連鎖」 Sideways

セレブ殺人現場の写真流出でリディアをはじめ、
現場にいた刑事、巡査合せて6人が有給停職処分。
自分の携帯電話の写真が使われているため、
リディアは解雇を恐れて眠れない日々を過ごすことに。
自宅待機を命ぜられても直前に担当したコンビニ強盗の流れ弾被害に遭ったグラフィックデザイナーのヘンリーを気にかけるのでした。

…絶句。
自分の推理癖にうんざりですよっ!
離婚調停で妻に口座を凍結され、
警察内での人事と警備会社を天秤にかけていたことがばれて両方失敗、
障害年金受給も当てにならない、
そんなこと聞いてれば金が欲しいのはラッセルに決まっているじゃないですかっ!
「口座に現金受け取った痕跡ないから大丈夫」とリディアをしきりとなだめてたし。
リディアに疑いがかかっていることを知り、
自ら告白して即クビになったところに救いを感じるべきですか?
「君の写真ならしなかった」という言葉も。
でも、「〇〇さんのものだから~」じゃないのですよ、リディアの正義感は。
別れ際、震えながらの「あなた、誰?」は怒りと失望、でもそれがパートナーであり友人のラッセルという何重もの苦しみが激しかったですよ。
…ラッセル、ちょっと好きだったので残念ですわ(苦笑)。
クビになったものの、手に入れた50万ドルを支えに作家になるのかな?

ジョンは空き地に放置されているトレーラーに執着。
売春やらクスリやらの温床になっているとの近隣住民からの訴えも、
刑事は逮捕の必要がある時しか来ず、根源であるトレーラーはそのまま。
ならば、と市に訴えて強制撤去させようとするが役所は嘘つき。
とうとうキレてスクラップ工場(ですよね?)に品物を引き取りに来るよう電話。
腰の激痛を抱えているものの、妙に清々しい表情でした(笑)。

で、日本語タイトルの「負の連鎖」。
停職騒動の他にも、
強盗被害者の頭に残された銃弾は危険な位置で摘出が難しく死亡、
モレッタ殺害犯の面通しでブライアントは特定できず(「しくじった、帰るところがない」とタミーに泣きつく姿に、たとえ他の人を好きになっても切れない何かを見た気がする)、
強盗犯をパトカーで追跡していたデューイは一般人を撥ねて死亡させ(責任を感じるチッキー「君は立派な警官、君がやらなきゃ誰がやる?」と気持ちのフォローをするジョンがよかった!この前、彼女に「ダメ警官」と言っていたのと合わせて)、
そしてラッセル…ホントに負の連鎖でした。

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