うわーっ!S1を見始めた当初に「登場人物の私生活が背景程度で薄味」といった言葉は撤回です。
背景程度だったことの積み重ねがこのシーズンで溢れ出てしまいましたっ!
ベン
幼少時にお母さんが襲われた事件の真相、彼には辛い。
今まで憎んできたことが無意味に等しかったなんてきつすぎる。
困ったり、怒りにまかせて殴ったりしたことはあっても涙を流すほどのショックできつかった。
それが理由で荒れた勤務態度も、正しい警官ジョンがいてくれるから道を踏み外さないでいられるはずなのですけども。
そのジョンに対しても「クスリ都合疑惑」が付きまとって…。
ここは私もジョンを疑ったなあ。
ジョンがすることだもの、押収したクスリの報告書に虚偽がないのならそれでいいのです。
でもラストで持ってたクスリ瓶に疑惑が拭い去れない自分もいるのはキツイ。
そのジョン
「強姦殺人で刑務所」の父親の仮出所審査に呼び出されましたよ。
そして「市民の安全を守る立場の自分としては父親を一生刑務所に入れておきたい」と。
裁判で終身刑ではなかったのでしょうからそれは無理なこと。
それでもそう述べるジョンに「憎むべき行為に身内の裁量は介入させない」姿を見た気がしました。
でもですね、その帰りクスリを飲もうと目を離した一瞬に前の車の荷台から落ちた梯子を避けて急停車。
大した怪我はないけれど、瓶の蓋が空いていたためにクスリは散乱、
砂混じりのクスリを集めて声をあげて泣くジョンに、こっちも泣けてきた。
ジョンが立派な警官である理由を見た気がした直後に、
その裏の依存という暗い部分も見ていてつらい。
ベンには命を預け合うことの大切さを諭し、
彼の目の前で「処方薬でも強いクスリを飲んで運転するな」と男を逮捕、
ベンが「あなたは…?」と思っていないわけはないともちろんわかってるはず。
うう…、ベンに密告しろってことなのか?いや、それは絶対違う。
仕事に支障がないという自信なのか?でも、そんな驕った人であるはずない。
エミー賞のドラマ紹介部分で「サウスランド」もちょっと流れたじゃないですか。
そこで「何してた?援護もしないでっ!」とジョンにキレるベンを見てしまったし。
これからジョンまでが壊れてしまうの?
サミー(ブライアント)もヒドイ運命だ。
子どもな嫁タミーがいるからこそのバランスだと思ってたのに。
タミーの我儘をいつも受け止めていただけにこの裏切りはこたえる。
言い争いの電話ばかりで(それでもタミーの写真がデスクにあるのが泣かせる)仕事も心ここに非ず、そんなサミーを諌められるのは相棒のモレッタだけだったのに。
ハンサムで真面目な(基本、みんな真面目だけど。デューイは除く・笑)モレッタ刑事が…。
これがあったからラストのジョンにつられちゃったのかも。
後半の配信は10月15日~11月14日。
また週間モノを休んで見るつもり。
あれ?カーデュラ(笑)の姿を見なかった気がする。