5話5日分で一つのお話、お笑い要素も終盤皆無というこれまでとは趣の違うシリーズでした。
1965年、イギリス人の子どもを12人いただいたエイリアンが今度は「地球上の10%の子どもを寄越せ」と再来。
少ない犠牲で平和が得られる、交渉すれば人数も減るんじゃないの?と各国のお偉方は判断するが、エイリアンに交渉の余地なし。
で、お偉方たちはやっぱり生贄を差し出すことで話を進める。
子どもたちを守るために立ち上がったキャプテン・ジャックが見つけた唯一の方法は…。
惨い。急に出てきたジャックの娘と孫はこのためだったの?
死ねないということは愛する人たちと共に老いることができないだけでなく、ふつうに生きていれば返ってくる前に命が尽きているような過去の清算までつきまとってくるものだということでしょうか。
どれだけ間違いを後悔しても時は許してくれない、許しを得るために命の終わりがあると思っているわけではありませんが、永遠の命は苦痛でしかないことが非常に痛かった。
今回はジャックが生き返る時の赤肌状態などもあったので文字通りに痛い(笑)。
ジャックが憎まれっ子として生きなければならないことも惨いですが、4話のイアントの最期もヒドイ。
不死身じゃないのはわかってるんだから、連れて行くなよ、ジャック!
イアントがいるのに旅立つことを選択する憎まれっ子を見てみたかった気もするのに。
でもそうするとグウェンとのお別れシーンが意味なさないのか…。
イアントといえば、泥棒になってみんなにぴったりの服を調達するのはさすがでした。
でもお父さん、仕立て屋さんじゃなかったの?デパートのオーダーメイド係?
お姉さんは激高していたけれど、イアントがお父さんの「眼」を尊敬していたことだけは確かだと思いましたよ。
以下、つぶやき程度。
フロビシャーさんの最期をジャックは知らないですよね?
それでも同じ道を辿ってしまった二人に何か感じるところもありますねえ。
エイリアンが子どもを欲しがる理由が「薬になる」って(笑)。
「薬」というより「クスリ」なんだな。だから数が増えたのかっ!
そう思うとあの吐瀉物は禁断症状…?と想像が膨らみます(笑)。
今後放送されるS4はどうなるのでしょう。
個人的にはもう前の2シーズンのような1話完結だったとしたら見られないように思う。
でもリースがいるなら大丈夫のような気もする。