忍者ブログ

ささくれた日々

海外ドラマ、映画、本等の偏愛感想。ネタバレの配慮はあまりされていませんのでご注意を。

   

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

クリミナル・マインド5 #5「墓場のゆりかご」 Cradle to Grave

ニューメキシコで相次いだ女性失踪殺害事件。
彼女たち三人は十代後半で何らかの中毒を抱えた金髪娘だった。
一番最近の遺体を調べると出産直後に殺され捨てられたことがわかり、最初の被害者を改めて調べるとやはり出産をしていたことがわかる。


DV夫、死産、乳癌治療…と夫婦を狂気に駆り立てる要因がかさなり、その暴力性に加えて、この手に抱いているはずだったマイケルが欲しかったという痛みを強く感じる。
女の子は教会の前へ捨て、すでに5年前の拉致で「マイケル」を授かっているのにまたもや「マイケル」を産ませていることから深く病んだ心が見えるよう。
最初の被害者の産んだ女の子サラをめぐる今の両親と被害者の親(サラの祖父母)との関係がなかなかでした(なかなかって何だ?・笑)。
アメリカのドラマ(小説でも)は特にこういう時、血縁重視で不法な手続きで親子になったとはいえ不自由なく幸せに暮らしていても、引き離されて少しでも血のつながりのあるところへと連れて行かれることがよくあるわけで。
でも今回、おばあちゃんの方が冷静で、サラが幸せに暮らしていること、両親もちゃんとした人であること、見知らぬ血縁の元へと連れ帰ることのリスクを気にかけているのは新鮮だった。
「ゴーン・ベイビー・ゴーン」の原作「愛しき者はすべて去りゆく」で、主役カップルがこの話題でかなり強烈な仲違いをする。
あの辛さから比べると、親であることは譲れないけれど祖父母の存在は受け入れたいという両親も、それを快く承諾する祖父母も奇跡だ。
きっとこの祖父母はマイケルを大切に育ててくれると思う。
子どもたちをめぐる大人の落ち着きといい、犯人女性へのモーガンの気遣いといい、クリミナル・マインドにしては妙に希望的なエンディング。
しかしチームにはホッチの降格でモーガンがリーダーへというへんてこな人事が待っていました(BAUを守るためのホッチ策のようですね)。
「(リーダーとしてのホッチを)疑問に思うことはあっても尊敬している」というモーガンの言葉はよかったですね。

拍手

PR

ユーリカ3、やっぱり字幕のみか…

J:COM Magazine 3月号が届きました。
今回早いなあと思ったら、今月は日数が少ないので末日から数えると遅いくらいでした(笑)。

で、早速「ユーリカ」をチェック(笑)。
番組表のどこにも字幕放送マークしかありません。
カーター保安官の声は、吹き替えの方の方がご本人よりもそれっぽいので残念です。
しかし、CMで「うわーっ!」と叫んでる声を聞いたら違和感なし(笑)。
勝手ですねっ♪

拍手

シャッタード 視聴終了

あるところにベンという少年がおりました。
彼はママの再婚相手に日々いたぶられ、逃げ出したいと思っていました。
するとそこにテッドという少年が現れてベンを継父から逃れさせてくれました。
しかしテッドはベンの別人格でありました。
テッドはキャロルという親切な女性に助けられ、安心できる生活を手に入れたと思ったらいなくなってしまい、ベンだけが見知らぬ公園に残されました。
失踪届も出されていないベンは(キャロルのところではテッドだったし)養護施設で育てられ、成人して立派な刑事ベン・サリバンとなりました。
ベンはエラという女性と結婚し、かわいい息子アダムを授かりました。しかし、突然の継父の訪問でアダムへの危害を恐れたベンの元へ何十年かぶりにテッドがやってきました。
テッドはアダムを継父から遠ざけて守るためにキャロルのところへ預けます。
そしてそこが安心できる場所だと知っているテッドは、今度は早々に姿を消してしまいました。
そしてベンが目覚めるとアダムの姿がありません。
継父が誘拐したのだと怒ったベンは問い詰めますが何も手がかりがありません。
そしてアダム誘拐事件に悩むベンは頻繁に記憶が飛んでしまうという悩みを抱え、エラとの関係も危うくなってしまいました。


ってのがこのドラマが始まるまでの物語だったようです。
てっきり誘拐事件の苦しみから別人格が生まれたのかと思ってましたが、幼少時の虐待がきっかけだったのですね。
つまり「誘拐事件はなかった」と。

最終回で20年前の姉さん殺人事件の真相を知りたい女性がセラピーを受けて記憶が捏造されたのでは?という疑いもかけられ、甦りだした継父の記憶に自分もそうなのでは?と疑ってみたり、リンチの元恋人が「愛してる!許せ!」と殴るというのを聞いて、エネルギーが無くなったが故のような継父の「愛しているよ」という謝罪と重ねたり、暴力と愛憎というテーマが流れていたということですね(ホントか?)。
アダムとベンの涙の抱擁という美しいシーンで終わりましたけど、エラはベンを許せるのでしょうか。
許せても一緒に暮らせるのでしょうか。
もう継父という恐怖はいなくなったし、ベン自身がそれを理解できたので大丈夫だよ、と弁護してあげましょうか。

それにしてもベンさんの記憶をさらに刺激することとなった「姉さん殺人事件」はひどかった。
おそらく刑事も知ってたのでしょうね。
幼い子どもに罪の意識を持たせるよりは町の不良に罪をかぶせちゃえという見下げた正義感ですよね。
お父さんが姉さんの死体を捨てに行くのに妹を連れて行くのがものすごくひどいと思われましたけど、事故とはいえ姉さんを殺した妹に何かするかもしれない妻を見たから、ということで納得できました。
飲んだくれと評判のお父さんでしたが家族を見る目は間違っていなかったようです。

アダムが小児性愛者グループ(奥さんが趣味として容認していたのには開いた口がふさがりません)に囚われているというのはベンの見間違いだったのですね。
でもそのおかげておしゃれ刑事ホールのタックルという見せ場がありました♪
でも、またジャケットのお直し代を請求しそうな汚れっぷり。
クリーニング代だけですむかしら?(笑)

で、最後から2話めでリンチが急に食いしん坊になっていたのは何だったのでしょうか?

拍手

ルイス警部 #12「甦った伝説のロッカー」

35年前に自殺したバンドのメンバー、エスメが突然姿を見せる。
バンド活動再開の気持ちが高まる中、養護施設の少年ルーカス、バンドスタッフ、バンドのファンでもある音楽教授が相次いで殺されて…。


養護施設で「ルーカス、お前に家族がいるぞ!」って聞かされてるし、最近偽物だとかホンモノだとか、そういう話を続けて見てしまったのでなんとなく…ね(笑)。
それにさあ、見たままの人が犯人って!(笑)
ふつう(?)、ああいう人はミスリードのためにいるんじゃないのかな?
ああっ、そういうミスリードかっ!
35年の時を経て、自殺したとされていたエスメを入れてバンド復活となればそりゃたいそうな盛り上がりでしょう。
マネージャーは注目を集めるために妹をエスメに仕立て上げて、替え玉であることに気付いた人を次々に殺していった、という…。
最初から「エスメじゃないよ、妹だよ。それでももう一回だけ注目集めてみようよ!」って抱き込んだほうがよかったんじゃないの?
ルーカスという、妹も知らない身内だけはしょうがないとしても(殺していいという意味ではない)。
脅迫事件もどうでもいいし、最後猟銃でズドンというのも何か違う。
もっと解決しても苦渋感が漂うようなものを期待していたし、これまでもだいたいそんな感じだったのになあ。ちょっと残念。
バンドのファンであったルイスがまた屋敷に来られるように微罪を残すという気遣い、ルイスは天才という認識、そんなルイスとハサウェイの結婚生活(!)には問題なさそうなのでいいですけども(笑)。
質問責めのルイスにうんざりしたホブソンがハサウェイに「うっとうしくないの?」とか聞くと「結婚生活を続けるには忍耐が大切です」なんてするっと出てくるところ、いいですよね。
イノセントは「行き過ぎるルイスを止めるのがあなたの仕事よ!」と言いますが、私はハサウェイの方に暴走の匂いを感じておりますが(笑)。

これでとりあえず一区切り。
続きの放送があるかないかの心配はしてないですが(大丈夫でしょ、銀河さん!)、なるべく早くにお願いしたいです。
それまでの間、できる限り「モース警部」を楽しみたいけれど、最近ドラマ録画し過ぎだしなあ…。

拍手

バーナビー警部 #53「野生の発露」 The Animal Within

母親の代から30年も連絡をとっていなかった伯父レックス・マスターズに会うため、アメリカからフェイス・アレグザンダーがやってきた。
彼女の素性を聞いた庭師マイルズは、「姪一家は飛行機事故で全員死亡した」と聞いていたために複雑な想い。
状況を問い質そうとレックスを探すが遺体となって発見された。
そして、レックスの遺産は誰の手に…?


バーナビー警部にしては珍しく、何故飛行機事故で死んだなどという嘘をついたのか、次々と現れる遺言状、とかなりミステリアスな展開。
レックスは不動産はあるけれど手持ちがないという典型的な昔の金持ち(いいのかな、こんな表現で・笑)で、お隣さん、庭師、家政婦、と遺産をちらつかせて心を弄ぶ様子は悪でしたねえ。
フェイスのお母さんの友人ルシンダを騙したような仕打ちにも反省の色なしだったなあ。
でもいろいろ見てると、今更レックスの悪行を聞いたって誰もなんとも思わないような気もするのにね。
ルシンダの息子のお母さん愛が妬ましかったのかもとさえ思える。
それまでがどんな人だったのかはわからないが、1年前までの10年にわたってフェイスの夫に言われるままに何万ポンドも送金し、それが裏切り行為だったとわかって飛行機事故で死亡という名の縁切りをしてからですものね、遺産のちらつかせは。
この失った数万ポンドがレックスの最後の感覚を狂わせたのかも…と同情心が芽生えないでもない。
ミステリアスな展開も珍しいけれど、ラストの奇妙な友情の誕生もまた珍しいかも。
警部とジョーンズがフェイスの夫を放置して嬉しそうなのも(笑)。
まあ、これくらいのことされても仕方ない人だ。

拍手

最新コメント

カテゴリー

アーカイブ

プロフィール

メール

AdMax

カウンター

アクセス解析

ブログ内検索

Copyright ©  -- ささくれた日々 --  All Rights Reserved
Design by CriCri / Photo by Geralt / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]