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ささくれた日々

海外ドラマ、映画、本等の偏愛感想。ネタバレの配慮はあまりされていませんのでご注意を。

   

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コールドケース6 #19「アメリカンドリーム」 Libertyville

まだまだ黒人であることが出世やよりよい生活を求めることへの足枷となっていた1958年が舞台。
問題なく組めたローンが本人を見たとたんになかったことにされるなんて。
祖母が白人だったために色の白い黒人として育ったジュリアンは、戦地で上官から白人として生きることでのキャリアアップを提示され受け入れ、そこから彼の華々しい人生がスタート。
退役後5年で学位を二つ取り、これから伸びるであろう事業を見極め才覚も表し、そこに惚れ込んだ社長の娘と結婚。
しかし子どもをもつ時を迎えて、子どもの肌の色が心配になり自身のルーツを思い知り…。
白人として生きることを選んだのは様々なことに挑戦して可能性を試せるからで、家庭から逃れたかったわけではないだろうに。
もちろん、色の白さで苦痛なこともあっただろうけれども。
自分を追い抜いて社長になるであろう義理の弟に嫉妬を感じたハリソンもジュリアンの告白を受け入れていたので、キャロラインだってわかってくれたはず。
ただ本当は黒人と聞いた社長が即座に捜査の力を弱めるよう警察に頼んだのは…、ジュリアンや娘を守るためだったと思ってあげたいのですが…どうでしょう?
50年後に新しい家族の存在を知り、お互いを迎え入れるジュリアンの家族たちのシーンもよかったですが、時間の戻ったチャイニーズレストランでのリリー親娘のチェスシーンにもぐっときましたよ。
やはり#17での嗚咽リリーは家族の想いだったのだなとうなずけました。

ジェフリーズ、彼にしかできない尋問で復帰ですね。
ヴェラは今日何してた?(笑)家を買うのか?

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刑事ヴァランダー2 #2「笑う男」&#3「五番目の女」

笑う男
ひどい話でありました。
似たようなエピソードが「ホワイトカラー」でもありましたが、あれはいつ移植が必要になるかわからない自分の腎臓ためでもあったので…だからといって擁護する余地はなし。
「ホワイトカラー」であえて擁護ポイントとをあげるとすると、 腎臓を患っていたのはベイリスだったということでしょうか(笑)。
#1の犯人射殺がアタマから離れないヴァランダー。
友の助けを断り、それでも放っておけずに戻っても時すでに遅し。
友のためにと始めた捜査で再会した元警官、無関係の一般人を撥ねてしまったことでクビになった彼は復職を願って全面的にヴァランダーに協力するが…。
「復帰だな」の彼の最期の言葉を自分のことと受け止めたラストの表情はいいものでした。
元警官の遺志を継ぐじゃなくて、自分の心に区切りをつけたふうでしたよね。


五番目の女
深い怨恨。
自分とは無関係の男たちを、同じ苦しみを体験したものとして復讐の女神とでも化したかのよう。
殺された男の関係者は一様に「ほっとした」「悲しくない」ですから。
それでも埋まらない憎しみを「終わったのだ」と受け止めるも、自らの腹を撃ち抜かれてしまい泣き崩れるヴァランダー。
#2のラストは凛々しかったので、こちらのほうが私のイメージする彼っぽい。
自分から施設に入ったものの、死期を悟り自宅での死を望んだお父さんとの関係がいちいち心に触っているようなのもよかった。
こんなに悲しいのにほっとしている自分もいる。
それが彼女たちの「悲しくない」を聞いてぐさりぐさりとくる。
これこそ私の見たかった彼のような気がする。
まだ外せない指輪に前妻がうんざり気味なのも、新しい家族を見つけろと言われて「犬を飼う」との強情ぶりも、とにかく深読みせずにはいられない背景が好きだ。
ホントのラスト、父親の墓参り&前妻への区切りと指輪を外し、事件で知り合った女性と歩み出すのは新展開?
事件関係者に一方的に恋してつらい結末を迎えるところが好きだったんだけどなあ。

ところでヴァランダーの携帯電話の着信音。
けろっけろっけろっ、と聞こえてかわいいんですけど(笑)。

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コールドケース6 #18「ジャングルジム」 Mind Games

2004年の精神科医放火殺人事件が舞台。
人を助けるはずの精神科医が立場を利用して同僚殺しの始末を患者に着けさせたという身も蓋もない事件。
医師自らも病気であり、その告発封じのための殺人だったというおまけつき。
この事件メモしたノートを発見してしまったピートのかつてのルームメートが殺人課を訪ねた気持ちはどんなものだったのだろう。
ピートを助けたいのか、殺人犯の野放しを見過ごせない、だったのか…。
そんなこを考えなくてもいいくらにリリーの寄り添い方は親身でした。
事件解決が目的とはいえ、メモに隠された真実を見つけ出し、今度こそ安心できる施設を探して送り届けてあげるのですから。
スコッティにはツライ事件になるかな…と思いましたが余計なお世話でした。
ピートを引き留めているのがボスにばれても「巻き込まないでよ~」と言いながら、実際にばれると「引き留めたのは自分」と。
確かに進展が見えていたけどね。

撃たれたジェフリーズも退院して姿を見せましたね。
次回には仕事に復帰しているかも?
リリーは前回の発砲が法廷に持ち込まれたようですが…ジョージのことは刑事を続けている限りずっと追いかけてくるのですね。
最近、ジョージとのラウンド1のエピソードにコメントいただいて思い返したばかりだったので、ちょっとびっくり。

余談。
被害者の自称「親友」ヴァネッサは、私的にはとっても盛り上がった「デイ・ブレイク」で男気溢れる女刑事だったアンドレアじゃないですか。
ゴージャスな髪はそのままだ(笑)。

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ER15 #6「兄が残したもの」 Oh,Brother & #7「医者よ 自らを癒やせ」 Heal Thyself

兄が残したもの
プラットの弟、医学生チャズがERに研修にやってくるエピソード。
隙間を埋めるかのようなモリスのチャズへの接待ぶりが逆に痛々しい。
ちょっと見、かつてのモリスのトンデモ信念なんだけど。
一足飛びでチャズがプラットになれると夢見てしまったのだろうな。
時間では埋められない部分をまだ思案中で、バンフィールドに「まだリセット中」と言える部分大人になったなあ…と。
でもやっぱりちょっと見、リセットしてかつてのモリスに戻ったような気もした(笑)。
ところで、バンフィールドにみんな慣れてきましたね。
おっかないのは怒っているからだけではなく、そういう人なのだと理解してきたようで、適当にため口(吹き替えだから?・笑)、適当にフレンドリー、とそれぞれ自分と彼女との距離を見つけたようです。
フランクとゲイツ、よかったですよね。


医者よ 自らを癒やせ
冒頭、ベントン先生からのマイケル・クライトンへの哀悼のメッセージ。そうか、最後まで見ることはできなかったのでしたね。

何かがあったと匂わせていたバンフィールドの過去が登場。
ここカウンティで息子を亡くしていたのですね。
「救急車を呼ぼう」という夫に「大丈夫」と返すのは意外。
だって、アビーは…(自粛)。
で、その時担当したのがグリーン先生。
この時すでに抗がん剤治療中、それでも真摯に命と向き合うグリーン先生が懐かしかったですわ。
「今」のバンフィールドは少女の状態に息子を重ね、恐怖心と闘いながらの治療。
一命を取り留めたことで今までの自分と夫婦を見つめ直し、今後のERでの彼女の言動に変化が起きたりする?みんなもせっかく彼女との距離をつかんできたのだから、変化なしでお願いしたい。

グリーン先生だけではなく、ウィーバー、ロマノ、ジェリーが顔を見せてくれました。
余計なこと言うと、当時のヘレエの大きさってどうだったかしら?(笑)
覚えていないもので、この頃グリーン先生とエリザベスには何があったのでしたっけ?
診断や治療はずっと一緒だったように記憶していたのですが。
ロマノのぶっきらぼうな気遣いも懐かしいです。
腫瘍科に頼んで時間をずらしてあげたその照れ隠しに「勝手に癌になったくせに」と付け足すのを忘れない。
この人、鬼っ子役だったけれど、飼い犬の具合が悪くなって「獣医なんかに診せられるか!」とコーディ先生をアシスタントにして自分で手術始めちゃった話が大好きだった。
なので、去るロマノを見送るグリーン先生の後ろ姿というツーショットで「あ、アタマがおそろい」と思ってしまった私を誰か叱って下さい。
今は鬼っ子役の人に、それをフォローできるような背景が見えないからなあ。
その鬼っ子の一人ニーラ(笑)。
インターンが下血の確認を怠ったのは事実だけど、何か伝えようとしても「甲状腺にしぼったことのみにして」と遮ったじゃないですか。
インターンが切れたのは、回診時に話した患者さんの息子が「○○大学で教授」というのをすっぽり忘れられていたのが引き金でしょうに。
私もどこ大学が忘れちゃったけどさ(笑)。
これでインターンへのティーチングについてバンフィールドに意見するというのだから見上げた根性だ。

というわけで、ERを2話続けて見るのは忙しいな 、と思いました(笑)。
そして、次回予告。
またドクターのトラウマ…?彼にはいらんだろう(笑)。

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フロスト警部 #34「愚かなる報復」 Dead End

あるご婦人がバスの運転手を見て驚く。
なんと彼ハリソンは数年前トラック運転手だった時代に、運転ミスで歩道に乗り上げ死傷事故を起こしていた。
刑務所に服役中だったはずなのに、過失とされて経歴に傷のない状態でバス会社に採用されていたのだった。
後、仕事を終えたバスが車庫に帰る途中に襲われ、運転手ハリソンと車掌ジェシカが連れ去られるという事件が発生。
バス会社社長は、昨日遺族がハリソンの採用に抗議に来たと告げる。


この復讐事件だけで一本のお話になってもいいと思うのですが。
ピエロ恐怖症事件は必要だったのかな?すごいあっさり解決してたし。
警部が財布を盗まれた話もどうだったのだろうか。
暗証番号メモを財布にしのばせているって、警官として問題アリだ。
まあ、デントン署は重大事件から日常の揉め事までいつも大忙しというのが小説のスタートだったので、そこを受け継いでいるのかな?といまさら思う(笑)。

バス運転手への報復事件はひどかった。
いくら過失でも同じように車を運転する仕事に就くハリソンの神経もわからんし、最後の最後で「ハンドルがすべったのではなく、携帯電話を見ようとした」と白状してるのも。
「携帯見なければ大丈夫」と自信があったのか。
あの態度を見てると「自分には運転の仕事しかない…」というのはうかがえないなあ。
監禁場所を突き止めて乗り込んだところは、一人車の見張りとしてその場に残したのを評価しますが(ウィーン警察は見張りをつけなくて犯人逃しちゃったからね)、具体的な居場所を問い質さずに引っ立てるだけの警部には違和感でしたよ。
これじゃ、マーシュが捜査方法で意見したからデントンに左遷となったというのも一概に彼女を責められない、そんな気がしてくる。
その後の展開ありきと承知はしてますが(笑)。

車掌のジェシカはとんだ巻き添え被害者。
お付き合いが広かったのは犯罪なわけではないし(社長が大急ぎで彼女との写真を処分してるの笑った)、別れたつもりの恋人が半ストーカー状態だったのも愛されていたが故(ホントか?)、そしてインシュリン注射が必要なのに薬なしで監禁され高血糖昏睡状態、こんなひどい扱いされるなんて気の毒すぎ。

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