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ささくれた日々

海外ドラマ、映画、本等の偏愛感想。ネタバレの配慮はあまりされていませんのでご注意を。

   

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ルイス警部 #3「同窓生の裏切り」

このドラマ、日本語タイトルには要注意だ。
1話めがそうだったように今回も正解言っちゃってるよ…と思ったら、ちょっと違う(笑)。
同窓生って言うから、殺されたニッキーの妻で、ルイスの学生時代の彼女だったあの人が…?と想像したのに、オープニングでのアヤシイ誕生日集会そのままでした。
推理しようと思って見るのが間違いなんだけどね。
でも、「同窓生」って普通卒業してから使わないかなあ?(往生際悪し)

そんなこんなで、狙撃の腕への疑問は残るものの(狩りを楽しむ家系だったのかもしれないけども、改めてルイス警部の無事に胸をなでおろす)、親の復讐、野心を抱えた学生、生意気な学生にイラつく教授、出所後の更生、と錯綜する人間関係がドラマを盛り立ててました。
そんな中、小出しにされるハサウェイの経歴、気になりますねえ。
音楽が神学か迷ったあげくに神学を選んで今は刑事、音楽は趣味で続けているという。
神学校を放り出された話は1話でありましたね。
そこからどうして刑事になったのか、少しずつ披露されるのだろうか。
ボートの有名選手でもあったのでしたよね。
博識で音楽の才能もスポーツも、そして気遣いもできる絵に描いたようなエリートじゃないですか。
…おかしいなあ?私、壊れかけた男好きだったはずなのに(笑)。

開始にあたって出た注意書きの「不適切な表現」というのは何を指していたのでしょうか?
もうひとつ疑問。オックスフォードには他にホテルないんですか?(笑)

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ダメージ3 視聴終了

諸事情でもたもたしてたら、NHK のダメージ3HP がなくなっちゃいました(笑)。

パティも言っていたように、悪行の解明に協力してくれそうだったジョーが諸悪の元だったとは。
最後はとうとう自分で手を下してたし。
気になることを引っ張り出してきては先延ばしになっていたこれまでとは違って、「えっ?」となると次の回にはなんとなく見えていたようで好印象でした(単に続けて見たからかも・笑)。

それにしてもトムは気の毒です。
死因(溺死)と橋から落下する人の映像のせいで、トムが何やら重大なミスを気に病んで…と引っかかってしまいました。
溺死はトイレか…。
自分の損失を埋めるためが大きかったにしても(資金を見つければパティの手柄=自分にも金が)、あそこまで忠誠を尽くす姿は本当に最高のナンバー2でした。

S2の思わせぶりな存在だけで今シーズンは全く登場しなかったのでウェスのこと忘れてましたよ。
背景というか役割はS2でほのめかされていたとおりでしたが、フロビシャー告発を決意するとは。
それほどエレンが大切だとは(笑)。
エレンといえば、子どもの頃の実家の荒れ具合って唐突のような気がしますが…まあ、あのお父さんなら「そうかもな」と。
彼女の物語としては、デイヴィッド事件に決着がついたことで本当の再出発となるのでしょうね。
で、パティの元へ戻るのか?ナンバー2候補として。

このシーズン、家庭というか親子のあり方が美しくて残酷でした(美しい部分なんてあったかな?・笑)。
パティとマイケル親子はもうどうにもならなそうです。
ジルも強かだったけれど、手切れ金を渡した後での逮捕となるとやっぱり「仕打ち」でしょう。
しかし、車をぶつけて逃げ出した姿を誰にも見られていないのは不思議だ。

そして嬉しいおまけとして、追いつめられたフロビシャーの会話相手としてレイ・フィスク登場。
映画のフィスク役の人のメイク、かなり失礼でしたけど、ゼルさんがこの前のDr.HOUSEへのゲスト出演時よりも健康そうでよかったです。死人だけど。

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The Wire5 #8(58)「解明」 Clarifications

順調なウソと、露見しつつあるウソ、どっちがいいかね…。
一見順調なマクノルティも「あいつに頼めば何とかなる、何か企んでいるに決まってるし」と脅迫めいた悪用に使う輩が出現。
マルロ逮捕を最終目標にしているために、今は甘んじて受け入れるしかないマクノルティ、でっち上げを始めたころとは別の意味でいっぱいいっぱいだ。
FBIのプロファイリングに合致する人物を探すために時間を割くキーマ、家庭の危機に直面しているビーディに、今ボルチモアの重大関心ごとがでっち上げであることを告白。
二人ともシャッター下ろしましたね(まだわからんけど)。
でも「もう少し」だから止めるわけにはいかない。
今回見ていて思ったのだけれど、マクノルティのでっち上げは例え上層部や市長の知るところとなっても隠蔽される可能性高いですよね。
カルケティの知事選出馬にはそういう意味もあったのかな?と。

もう一方のスコットはもうダメですね。
帰還兵のホームレスが記事のでたらめさに苦情を申し立てるし、市長の集会でもまたもや匿名女性ホームレスの談話を引用。
ガスさんの確信はルイス刑事のそれだった(しつこいね、私)。
個人攻撃ではない、新聞社の方針に訴えかけた態度には惚れ直す。
私、取材した帰還兵の記事はスコットが心を入れ替え始めたのだとばかり思ってたけれど、これも捏造だったのか。
ある意味才能。記者でなければ成功するんじゃないの?

あえて最初に書けないくらいにショックなオマーの最期。
足を引きずりながら歩いているだけで、みんなが蜘蛛の子を散らすように逃げていくのに、あんなチビスケに頭を撃ち抜かれるとは。
ブッチーの仇討はどうなるのさっ!
オマーのこと、かなり好きだった。
決して一般人には手を出さない、悪行で潤ってる相手からしか盗らないポリシーも、おばあちゃんを心配させないため&絶対に来ない場所だからと空港で働いているという気遣い、変な言葉だけどあの世界の良心だったと思う。
寸劇強盗、好きだったなあ…。
ポケットに入っていたマルロ組のリストがチーズとモンクの役割を裏付ける手がかりになっていたみたいなのはお手柄と言ってあげたい。
ラスト、遺体安置所で間違えられていた名札がちゃんとオマーの元へと戻されたのは、マクノルティがウソで勝ち取った予算のおかげだと思って見送ってあげたいと思います(泣)。

ちゃんとした記者のちゃんとした取材がバブルスにつくようです。
バブルスにはそういう他所からの目が必要だった気がする。
お久しぶりのプートは靴屋の店員。
すっかり落ち着いて職探し中のドゥーキーに、年齢さえクリアしてれば応援するような言葉が出て頼もしい。
ボーディがただ殺されただけではなかったことにうっすら涙。

シドナーは時計の暗号の意味を解いた(プレッツさんの登場を期待したけど・笑)、クリスの指紋が出た(これも予算のおかげ)、と話が大きく動かないわけがありませんね。
良くも悪くも決着が近づいてきているのだな…。


それにしても、FBIのプロファイリング、かなり正確だよね(笑)。


余談。
Dennis Lehane。
レヘイン、ルヘインに続く第三の読み方「リーヘン」登場(スパドラのエピガイ欄)。
気付いてなかったけれど、前からだわ。
別人かと思って調べたけど、どうやら同一人物(笑)。

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The Wire5 #7(57)「騙し」 Took

マクノルティはフリーマンの台本でホームレス連続殺人犯になりすまし、サン紙のスコットに「もう死体は見つからない、犠牲者の画像だけ送ってやる」と電話する。
「あの男だ!」と色めき立つスコット、脅迫電話への騒動に「何事?」顔のマクノルティ。
どうやって終わりを迎えるのか怖いですわ。
たった一夜の取材なのに自分に酔ったかのような記事、しかし今かかってきた電話にしどろもどろのスコット、過去の記事に対しても穏やかならざる気持ちを持ち続けるガスさんには味方が現れたけれど、マクノルティのウソに振り回されている警察にはガスさん的人がいない。
みんなで振り回され、予算と人員配置がマクノルティの気持ち次第。
本当の事件がもう少しなのに人手と車をとられた刑事に、事件番号はホームレス殺人で本当の事件の捜査を続けるよう話をつける。
「マクノルティに頼めばなんとかなる」と口コミで広がり、今やマクノルティはボス。
本当の事件に人と予算が使えているのは確かだけど、毟り取った方法が問題だ。
すでに教師を解雇して予算を補う案が浮上している。
活気があるけれどなんだかなあ…な警察。
招集に応じないことで意思表示するしかないバンクも見ている分には面白いのだけれど。
想像以上の大事になってマクノルティは確かに困っている。でもうれしくもある。でもやっぱり困っている。
ウソが被害者家族の気持ちを必要以上に傷つけ、聞き込みに回されたキーマも心が荒れている。
欲しかったのは本当の事件の捜査で、それを手に入れかけたとはいえ、罪が大きすぎはしないか…?
今の特権を利用して早くマルロを捕まえてしまえば済むのだろうけれど。
しかし、すべてが明らかになれば違法捜査で信用性なしで野放しだよね。
それならオマーに力を貸してあげた方がいろんな意味で確実だ(笑)。
たった一人でのマルロあぶり出し作戦は惚れ惚れする。

マンチ、いましたね。
「昔バーを経営していた」とバーテンに話す後ろを元ルイス刑事のガスさんが通るという、不思議な感覚。
この時だけあそこはウォーターフロントだったと思う。

明るい話題は、バブルスが表情も明るく給仕係をしていたところ。
取材に来た記者に対しても紳士だったし。
キーマがかつてのマクノルティと同じ道を歩んでいるのも明るい話題に含めていいだろうか(笑)。

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「リガの犬たち」 ヘニング・マンケル

本の感想ブログを更新停止にしたので、本の感想がたま~に登場すると思いますがよろしくお願いいたします。

リガの犬たち (創元推理文庫)
「リガの犬たち (創元推理文庫)」
 [文庫]
 著者:ヘニング マンケル
 出版:東京創元社
 発売日:2003-04
 価格:¥ 1,155
 by ええもん屋.com

クルト・ヴァランダー刑事シリーズの二作目。
順番にうるさい私ですが、一作目「殺人者の顔」はスウェーデン製作版をAXNミステリーで見ているので読んだ気になってこの「リガの犬たち」を。
たまたま手に入ったからなんだけど。

海岸に流れ着いたゴムボートから高級なスーツを着た二人の男の射殺体が発見される。
歯の治療跡から、東欧・ソ連からやってきたのかもしれないとリガから犯罪捜査官リエパ中佐を招く。
リエパ中佐が帰国直後に殺され、ヴァランダーが応援を頼まれるところからソ連から独立間近のラトヴィアの内紛に巻き込まれることとなる。

と、重々しい社会情勢が背景にあるのだが、ヴァランダーの情けなさが私にはツボ。
いつも「リードベリならどうしただろう」、「リードベリならこう言っただろうか」と常に病死した同僚のことが頭から離れず、さらには警察の仕事に心が引き裂かれる寸前で警備員への転職さえ考えている。
一作目では別れた妻とのやり直しを切に願いながらも、一方的に恋した検察官にふられていたが、今度はリエパ中佐の未亡人に恋心を抱く。
この普通の人間っぽい不安定さと情けなさが好きだ。
再びラトヴィアへ向かったのも警察官としてではないもの。
警察官として出向いていたら好きじゃなくなっていたとさえ思う(笑)。

WOWOWで放送されたBBC版の印象が強く、頭の中には常にKenneth Branagh。
夜中、急な胸の痛みに病院へ行き「なんともない」と言われるストレスの塊男なのに Kenneth Branagh。
逆だよね。ドラマは原作のヴァランダーそのままだったのだ!
事件の方は、それまでの緊迫感に比べ、最後はあっけない気がしないでもないが、どうやらヴァランダーファンになってしまったようなので(壊れた男好きだから。奥田英朗さんの「邪魔」の妻を亡くした刑事が一番好き)これもまた折を見て読んでいきたいシリーズとなりました。
WOWOWでもまた新作が放送されるのですよね、楽しみ。

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