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ささくれた日々

海外ドラマ、映画、本等の偏愛感想。ネタバレの配慮はあまりされていませんのでご注意を。

   

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REX3 #18「狂気の銃口 後編」

犯人が入院している病院、フォックスリバー並み(笑)。
病院長の「脱走なんてできませんよ」という自信はどこからきていたのだろうか。
罪に問えない犯罪者が入院する施設だとばかり思っていたのですが、入退院が本人の意思にゆだねられているようなのでふつうの病院だったみたいですね。
鉄格子と鍵だけは立派だったな。

とにかく、犯人の心理がわからなすぎ。
木の枝やドミノの意味も、お母さん関係というだけで不明だし、最後の自殺が一番わからん。
犯人が殺したいのは母親に見立てた女性だけだから、モーザーという男性を殺してしまったことで追いつめられたということもできるでしょうが…なら、まわりのみんなを撃ってからだよね(笑)。
違うものを見ている人の感覚は理解し難いこともあるのでこれ以上追及なし。

そんなことより(笑)レックスですよ。
犯人に向ける眼差しは本当に悲しんでいるようだった。
歯をむいて跳びかかるのでは?と思ったけれど、悲しみと怒りが同じラインには成立しない、無垢な心をみたような気がした。
買ってもらったおもちゃをきゅ~っと咥えて病室のモーザーに寄り添うところなど、察してあまりある心情に泣けてきたよ。
モーザーが死んだことについては悲しみの感情がやってこないというのは私が歪んでいるからですか?(笑)
医者が横に振る首に、誰一人泣き崩れることがなかったのは深い悲しみを感じられたけれど。

警察犬として登場したレックスは、担当官の殉職で元気を失くしていたのをモーザーが引き取ってイタズラっ子として元気を取り戻しました。
それなのに、また一番身近な人を亡くしてしまうなんて!
ストーリーライン作った人、鬼だよね(笑)。
モーザーが番組を去るには死ぬしかないとはわかってるけれど(異動でレックスを置いていくというのは有り得ないですから)、レックスの心の傷はたいへんなものでしょうに。
だって、レックスは死の匂いをわかってるんですよ。
いろいろな大人の事情で仕方ないとは思いつつ、極度の犬バカとしてはレックスの不幸な境遇に胸が痛くてたまりません。
こんなことならシュトッキーと一緒にザルツブルグへ送り出してあげればよかったよ…。
元気のないレックスはかわいそうなので、AXNミステリーは心の傷を癒してくれるパートナーを早く登場させてください。

余談。
骨董品店の倉庫にハトが住み着いてるのは…雨漏り以前の問題では?(笑)

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ER15 #2「木曜日は厄日」 Another Thursday at County

新ER部長バンフィールド登場。
新しいドクターが来ると必ず診察方法や診立てで衝突する。
今回は部長で立場が上の人が新入りなので衝突の度合いも高く感じる。
さらに、モリスはプラットの死後休みなしで人員の少なさと心の隙間を埋めようとしていたので、いきなり来た人の高飛車な態度がひどく堪えている様子。
控室での上司としての威厳と親しい人を亡くしたことへのお悔みを同時に受け止めたことで涙する姿は印象的。
泣く暇もなかったのだろうな。
しかし、この新部長、患者がヘロイン常習者だったことを見抜けなかったサムを責めるのはお門違いでは?
サムがその患者に初めて接した時、あなたもそこにいたよね?
サムは看護師だし、あなたが診るべきだったのでは?ドクターなのだから。
それこそ、自分だって深刻性を感じなかったからサムに任せたのでしょうに。
…どうやら彼女も心の傷がある様子。

生物兵器事件。
足が痛い人が服の内側に隠していた粉袋を破ってしまう。
患者は生物兵器を作っていたらしい。
インターン三人とゲイツと患者二人が処置室に隔離、自分の毒物汚染を心配しながら治療もするという緊迫した展開。
「人殺しの道具を作った男の治療を優先するのか?」というインターンに「症状の重い患者を優先するものだ」と迷うことなく言えるゲイツは立派だった。
でも、マイケルだと思って聞くと生意気。だって囁かないで怒鳴ってるんだもの(笑)。
結局はそれほどの毒でもなく、呼吸器からの感染はないとのことで一安心。
初日のストレス+家族の環境変化へのストレス+毒物汚染の不安+家族にこれ以上の不安感を感じさせたくない、と何重ものストレスで倒れたインターン君、がんばれ。
そのうちに是非とも右腕の漢字のイレズミを拝見させて欲しい。

ブレナーが音頭をとって外科のためにドゥベンコ復帰への嘆願。
私もニーラへの点数稼ぎかと思った。
そんなことするタイプじゃないけれど、靡かないニーラに血迷ったかと(笑)。
「点数稼ぎじゃないよ」が強がりという可能性も?
ドゥベンコがいないとクレンショーの嫌味な人具合も半減なので復帰を望む(と思ったのに、クレンショーの人、もう出ないの?)。

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The Wire5 #6(56)「ディケンズ的視点」 The Dickensian Aspect

ホンモノの嘘つきは平然としている。
スコットはホームレス殺人犯が接触してきた記者として全国版ニュースに出演し「怖くないね、記者なら覚悟のこと」などとぬかす。
でも犬は怖い(笑)。
ホームレスの生活取材、言うだけで携帯の電源切って家で寝ると思ってたけど、本当に行きましたね。これは意外。
その時の海兵隊員への取材が「いい記事」とガスさんに褒められたのも。
文才はあるのかもしれないからこれで取材の楽しさがわかってくれれば、今後ガスさんが指揮する若手チームに入れてやってもいいよ(笑)。

「ジョーは残念」と平然と言うマルロ。
「得をした人間がジョーを殺した」と誰もが予想する中、全くそのとおりであるのに悪びれること一切なし。
それどころか「組合はいらないけど自分が仕切って当然、ブツの値上げも当然」ときた。
真相に察しがついているのだからみんな、オマーに協力してよ!
オマーはいらないって言うだろうけどさ。
オマーの、ひとりで治療して、ひとりでマルロを誘き出そうとする姿が勇ましくて美しい。
あのクリスが焦っている姿は意外なので、つけ込むなら今が狙い時かも。
でも骨折中…。

ホームレス殺人事件が大騒動になってしまったので、死体が発見されるとあっという間に警官が集まってしまいマクノルティは細工ができない(笑)。
ふらふらしている人を見つけて自分で作ってしまうのか?と心配したら、犯人は死体を残さないで映像だけを新聞社に送るという作戦を編み出したようだ。
用を済ませたらボルチモアから姿を消してもらうために他州の施設に送り届けた彼を見つめるマクノルティは目覚めてくれたのかな。
それとも後戻りできない自分を見つけたってことかな。
「受け入れられなくても理解できる」というフリーマンの言葉が全てだ。
警察官としてマクノルティとフリーマンがやってることは到底受け入れられないが、予算も人員もないからの苦肉の策であることだけはわかる。
でも着地点は見たくない気がする。

前回の最後で会話を盗聴しているはずなのに雑音しか聞こえなかったのは、画像受信だったからなのですね。
通話は聞かれてしまうけれど画像での取引なら見られる心配ない、と。
警察の予算不足を熟知していらっしゃいますね。
事件性を作ってようやくわずかながらの人員と予算を手に入れても追いつかない。
だからホームレス殺人犯に死体を出さずに画像だけを送るシナリオにしたのですね。
予算は出そうにないけど。

バンクはできることを地道に重ね始めました。
こんなに正しい姿は記憶にない。
マルロへとつなげるために、マイケルの弟の父親殺し、ランディの聞いた公園殺人、に狙いを定めました。
しかし、この一年でランディはグループホームで生き残る術として自分をガードすることを身に着けてしまったらしく、脅されてもバンクにも心を開かないですよ。
それにしても、大きくなりました。

市長の港湾開発のテープカット時に、野次を飛ばして拘束されたのはニックでしたか?
こうやって今までの登場人物たちがちらりちらりと姿を見せるのには最後のシーズンなのだな…と思い知らされます。

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ナース・ジャッキー #1「聖女と悪女」 Pilot

ジャッキーには「聖女と悪女」が同居しているというよりも、正義の悪(笑)。
「これが一番!」という信念が感じられて気持ちがいい。
媚びることも威張ることもなく貫く信念とはこういうことか!と少し感動(笑)。
ドナーカードに勝手にサインしたり、ちぎり取られた耳を捨てたり、半ばヤク中、とびっくりなことも多いですが、帰宅後の娘たちと夫を見つめるまなざしがあれば許してしまえるような気がする。
ほとんど予備知識なしで見たので、薬剤師とのやり取りから家庭があるとは意外だった。
あれではただのヤサグレなので、家庭があって正解なのだなあ。

ところでこの薬剤師 Paul Schulze は、「ザ・ソプラノズ」で食いしん坊のフィル神父だった人。
カーメラ(このドラマのジャッキーの人、Edie Falco)が、「神父は自分に好意を持っていてくれる」と手厚く食事でもてなして一晩泊めた(!)のに、他の家でも食事をたかっていたと知り怒りをあらわにしたエピソードを思い出した。
長年の想いがやっと実ったような不思議な感じ(笑)。

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The Wire5 #5(55)「取材」 React Quotes

マクノルティは「性的要素のあるホームレス連続殺人事件」のシナリオをサン紙の記者に吹き込む。
サン紙は、これまでの事件の確認とホームレスへのインタビューに手を回す。
ホームレスへのインタビューを担当したのがスコット。
彼は物語を作るのが大好きで大得意なので、いもしないホームレス一家のかなしい話を作り出す。
でも結局連続殺人とは関連がないので担当を外されそうになると、自分の携帯に犯人からの連絡があったと言い出す。
それを知らされてでたらめだとわかっているマクノルティもサン紙に呼ばれてウソの情報を負けずに披露。
でも、ガスさんはスコットもマクノルティも信じてないよね(笑)。
ここ、とってもルイス刑事を想わせるものでときめいてました(=大バカ)。

「ホームレスにインタビューしてこい」に「どこへ行けば?」と返すルイス、見込みないよね。
自分のレベル以外のことにまったく想像が及ばなくて、取材が下手なわけだよ。
創作を生かす道に早く行ってくれないかな?(笑)
でもこれでマクノルティの言っていた「事件の捜査ができる」わけですよ(あの嬉しそうな顔といったら)。
良し悪しはおいておいて、ばりばり仕事をしている姿は生き生きしているけれど泣いてる人、心配している人がいると思うと微妙。
ビーディのやつれっぷり、止めることができないバンクのイライラ感、かつての同じ状況を思い出して憂える元妻、見えていないはずはないのに。
フリーマンも罪だ。
しかし、ハーク→カーヴァー→フリーマンという経路でマルロの携帯番号が手に入ってしまったので仕方ない(笑)。
別の盗聴許可をとって配線変えて実際はマルロを盗聴という悪巧みのフリーマン。
手順が複雑らしく、さらなるおさらいを求めるマクノルティはちょっとかわいかった(笑)。
真実でないところからつかもとしている真実は、本当に真実といえるのでしょうか…とわけがわからなくなってきました。

バブルスもその迷路に迷い込んでいるようで、勇気を出して受けたHIV検査の「陰性」の判定を受け入れられない。
陽性だった友だちと注射器を使いまわしていたのでそんなはずはない、と。
陰性を喜べないところが悲しい。
もし妹が地下へと続く階段に鍵をつけなければ(っていうかバブルスがそうさせるようなことをしなければ)、一緒に陰性を喜んでくれる人が後見人以外にもいたならば…。
ふつうの生活に踏み出さなければならないことが今のバブルスにはつらいのだろうな。

オマーの、手薄になるのを見張っていたつもり作戦、失敗。
待たれていたのはオマーの方だったとは。
唯一の見方も撃たれ、とりあえず退散するしかなかったとはいえ、あそこから飛び降りて無事だったのか?

ところでマクノルティの息子たち、横にでかくなってませんでした?(笑)

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