忍者ブログ

ささくれた日々

海外ドラマ、映画、本等の偏愛感想。ネタバレの配慮はあまりされていませんのでご注意を。

   

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

THE MENTALIST #1「レッド・ジョンの影」

プロゴルファーのブライスは、帰宅して妻と主治医の死体を発見。
連続殺人鬼レッド・ジョンが犯行現場に残すスマイルマークが残されていたため、レッド・ジョンを捕らえることに使命感を持つパトリック・ジェーンが捜査に関わることになる。
かつて人気霊能者だったジェーンは、テレビ番組でレッド・ジョンを挑発し、妻子を殺されたという過去があった。
しかし今回の現場はレッド・ジョンに見せかけたものであると看破し…。


待ってました、ゲストを(笑)。
殺された医者と同じクリニックの精神科医(?)役としてゼルさん(Zeljko Ivanek)登場。
ジェーンさんの「今すぐ睡眠薬出して」のお願いに「診察もしないで出せません」と、穏やかなお顔でやんわり断る真っ当なドクター。
と思わせて、悪いことしちゃってるから他のところではボロを出さないよう完璧を装う臭がぷんぷんしている←つまりうれしい(笑)。
こういう犯人役はぴったりだけれど、ジェーンさんのひっかけに乗ってしまい銃を向けるなんてのはいただけない。
銃を向けただけじゃなく、走って追いかけてますよ、なんて無謀な…。
「HEROES」のダンコ役のせいだろうか。
余談ですが、私、ゼルさんの役で「24」のドレーゼンはいいけど、「HEROES」のダンコさんは好きでないの…。
殺人に至った理由は、アフリカの救済活動をしながらも寄付金の一部を失敬していることを同僚が気づいて告発すると言ってきたからなのでした。
多少抜いても送金で多くの命が助かる、告発されたらその多くの命が助からない、と命を救うためなら人殺しも辞さないという…この理由は、ゼルさんっぽくて好き(笑)。
「殺したいのは医者のほうだけ、でも友人であるゴルファーの妻宅で殺せば捜査の目がそっちに向く」と、ジェーンの語ったマジシャンと美女の法則に則った策略師としても正統派(?)。

「Lie to Me」は、「ここがポイントですっ!」って感じの眉、手、目、とかのアップがうるさすぎて1話だけで見るのを止めましたが(笑)、こちらは視覚的うるささはかなり控えめ。
ゲスト見たさに「1話だけは」のつもりでしたが、もう少し見てみようかな。
冒頭での娘殺害事件で父親への失礼な発言後の「殺してないなら殴りかかる」が、ゴルファーの無罪の理由につながってましたよね。
こういううるさくない見せ方は好みかも。
ジェーンさんが、宿敵レッド・ジョンを追いながら毎回事件を読んでいくという感じなのでしょうか。
そういうドラマ、挫折しちゃった経験あるけど大丈夫かな?

拍手

PR

ニュー・トリックス #4「名門の挫折」

休暇から戻ったサンドラを待っていたのは、20年前のジミー少年殺害事件。
ゴルフクラブで殴られた状態で名門ゴルフクラブで発見されたことから、会員を中心に捜査が進むが、17歳のケンが露出癖の噂と共に容疑者として浮かんだ直後に自殺、事件は解決を見ないままだった。
UCOSが再捜査を始めたことを病で先の長くないケンの父親に報告しに行くと、「これを一緒に棺に入れる」とケンの髪の毛で作ったお守りを見せられる。
早速借りてDNA検査をすると、ジミーの衣服から検出されたDNAとは一致しないことが判明、乗り気でなかったチームもケンの無実を晴らすことと真犯人逮捕に気持ちが高まる。


たいてい、再捜査に乗り出すきっかけが提示されるのだけれど、今回はどうしてでしたっけ?
見逃しちゃったのかな?

真相には、ピムリー家次男の出生の秘密が鍵となっていた。
ピムリー夫人が、会員であるゴードンとの浮気の果てに産まれた子。
知らないのはピムリーさんだけで、町中の噂になっていたようだ。
ジミー少年は子どものもつ残酷さで、ピムリー兄(スチュワート当時12歳)にこの事実をぶつけてしまったのですね。
怒ったスチュワートは…ということ。
子ども一人の力で死体を動かすのは難しく、これまた罪悪感も父親のショックも考えずにスチュワートは自宅でピムリー氏に報告し…発見現場の演出となったのでした。

これを踏まえると、ピムリー氏のフォークランドでの文字通り捨て身の覚悟だったことの哀しみが際立ちますね。
でも当の犯人は未だに反省の色なく、
「あれで人生が狂った、僕だってプロゴルファーになれたはずなのに!」とお怒りの様子。
父の戦死の意味はスチュワートには伝わらなかったのだな。

会員幹部は、ゴードンがピムリー夫人と関係があっただけでなく、ドナルドソンは12年前にもみ消してもらった強姦事件に関与していたらしい。
男性のみの高級会員ゴルフクラブを名乗っていても内情はこんなものでした。

一週遅れですが。このドラマ、地味だけど何だか見続けてます。
毎回のように、特別版でのサンドラ犬射殺事件がネタにされているのはお気に入りだけど…#2の美術品の話は眠くなってしまい、この回もどうしようかなと思っていたのですが見て大正解。
スクラフィー、かわいすぎ♪
切った髪の毛では毛根がないのでDNAは調べられないと聞いたような気がするのも相殺されるほど(笑)。
スクラフィーとは、自分の解雇の陰謀説に憑かれたブライアンに愛想をつかした奥さんが家出した時に一緒に連れて行ってしまったワンコさんですよ。
これじゃ「戻ってきて!」と必死になるのもわかるというもの(笑)。
サンドラが休暇中、オフィスで好き放題のオヤジたちだったのですが、ブライアンはスクラフィーを連れて来てかわいがっていたのです(自慢?)。
突如戻ってきたサンドラに慌てて、引き出しにしまわれてもおとなしく入っているし、開けられてもにっこりと見上げる視線のかわいいことといったらっ!
ああ、見てよかった(笑)。
犬種は何かしら?いろんなテリア種がミックスされているような気もするけど(純血種だったらごめんなさい・笑)。
ブライアンがまだ陰謀説にこだわっているのでは?と心配した奥さんがチームを食事に招いた時も、スクラフィーは自分のペットベッドでにっこりんこ♪
その笑顔で油断させておいて、デザートに顔を突っ込むというお約束のキュートさ。
こんなに活躍しちゃったら、もう出番ないかも…と悲しくならないでもない(笑)。

サンドラとオヤジたちの捜査感覚のズレが縮まってきたような気がする。
旅行のお土産渡すのも、ジェリーが上司を怒らせたところだし、
前回は、こっそり会話を録音したサンドラに「公安との会話を録音したのか!」とオヤジたちがあきれてるし。
お土産がそろいのサングラスで、上司に「サンドラの土産だぞ」と自慢しているのはかわいいよね。

拍手

名探偵モンク7 #7「ブードゥーの呪い」 Mr.Monk and the Voodoo Curse

野球のホームランボールを頭に受けるという偶然で、老女マーサが死亡。
数日後、自宅の整理にやってきた孫が頭に野球のボールがぶつかった姿のブードゥー人形を見つける。
人形は郵送されたらしく、消印は事故の3日前のものだった。
続いて、数日前にゴルフ中の落雷で死亡した男性の家からも消印が死亡前の落雷設定のブードゥー人形が見つかる。
呪いの威力にすっかり怯えたナタリーへの追い討ちのように、彼女にも頭がとれた人形が送られてきたのでした。


救急隊員が叔父殺害の機会を狙っていたもので、呪いとは無縁でした。
自分宛に箱を送って、消印だけ残してラベルを張り替えた後自宅に忍び込んで、死亡の状況に見合った人形を置いてきたらしい。
救急隊員ならではらしいけど…(笑)。
あんな人形送られてきて、目に付くところに置きっぱなしにするかなあ?
ここがまず捜査ミスだ(笑)。

そんなことより(笑)私が気になったのは、「我が意を得たり」みたいにディッシャーが最近覚えた言葉だ(笑)。
何回聞きなおしてもわからないのですよ。
聞き取れた方、いらっしゃいましたらお教えください。

今日のモンクさんはそれほど黒くなかったかも。
「ナタリーに辞められたら次を探すのがたいへん」も即座に訂正できてたもの、心のどこかでは心配していたということでしょう(笑)。

拍手

バーナビー警部 #50「壊れかけた聖歌隊」 Death in Chourus

ジョイスもジョージも参加している聖歌隊は大会のために猛練習。
そんな中、メンバーの一人であるコナーが練習中に倒れる。
医者に行くことを約束し強引に家に帰るが、夜忘れ物を届けに行ったスティーブンは頭から血を流して死んでいるコナーを発見する。


コナーは、聖歌隊の指揮者の妻エレンと真面目に不倫中。
でも殺されたのは嫉妬ではなく、ギャンブルに溺れた仲間との揉め事。
コナーとレオと不動産屋は、ギャンブルでの負けを大幅に取り戻すため、不動産屋嫁の相続した価値ある絵を売りに出すことに決定(もちろん妻には内緒)。
絵がなくなったら困るので、絵描きであるコナーが贋作を仕上げることになっていたが、欲を出したコナーが絵を人質にしたからさあたいへん。
かっとなったレオが殺してしまいましたとさ。

この事件がベースで、コナー宅の捜査でエレンとの不倫がわかったら自分たちの再出発の妨げになる!と指揮者は証拠の写真を盗み出して捜査をかく乱(笑)。
そこまでしても妻の心は離れたままで、あんなに夢中だった聖歌隊の晴れ姿も見ずに町を出たのでした。
音楽にはまったく暗いのですが、音楽家はみんな音叉を持ち歩くものなのでしょうか。
そしてあんな響くものを落としても気づかないものなのでしょうか。
さらに、胸ポケットに入れていたのなら落としたらなんとなくバランス違うのではないでしょうか。
気づかなかったのは指揮者がどれだけ夫婦生活の危機を恐れていたのかの表現なのでしょうか。

不動産屋がことの真相を嫁キャロラインに気づかれないよう、クスリを盛って精神状態を不安定にし、自殺を望んでいたのはひどかったです。
聖歌隊の練習の場で脱走に追いついたのも、「妻はこういう状態である」というのを知ってもらうためだったのですね。悪ですね。
このキャロラインを思い続けるスティーブン、最初はひどく何かを企んでいるように見えたけれど、その企みとはキャロラインとよりを戻すこと。
不動産屋がキャロラインを殺そうとしたことが公になり、見舞いに現れた彼の希望に満ちた顔は素晴らしかった(笑)。

ライバル聖歌隊のリーダーと指揮者の争いは、「マクベス巡査」を思い出させますね。
「所詮素人なのに曲が難しいんじゃないの?」
「なんでうちの曲知ってる?!」
素人の大会なのにスパイ活動してるのはどうなのかな?(笑)
あんなに一生懸命だったのに、エレンとの生活に敗れて本番を迎えずに去るのはお気の毒様。
熱心さはエレンのためだったのか…。

ところでジョーンズ君、いい味出してましたね。
豚の心臓を取るよう警部に命じられた時の「おおぉぉぉー!」は心底嫌そうだったし、
レオが絵を燃やそうとした背後から忍び寄ってライターの火を吹き消す姿もよかったし、
極めつけは池にどっぼんした後の警部宅でのシャワー。
あんなに大声で歌っちゃうか?(笑)
影響されやすいタイプと見た。

拍手

孤高の警部 ジョージ・ジェントリー #5「奔放への報い」 Gently in the Night

オードリーという若い女性の死体が教会で発見された。両親は彼女が看護師だったと証言するが、バッカスはカジノとバーの店「レークス」でホステスとして働く彼女と会っていた。親しかった同僚フォーンに話を聞くが何も語ってはくれない。


騙されかけた。
ビショップ弁護士が真面目な浮気を楽しんだ結果、信仰心の篤い妻マーガレットが夫を奪っただけでなく、もうけることができなかった夫の子どもを堕胎したことで怒りの復讐を遂げたのだと。
これ、警部ももう少しで納得してしまう筋書きでしたよね。
レークスへ通う人々の写真を撮り続けたのに、夫のレークス通いを知らなかったことがポイントだったのですね。
底なしの怪しさが漂っていたレークスのオーナー夫妻はオードリー殺しとは無関係、アメリカで罪に問われている方が彼らには重要。
だから、ビショップのオードリーへの狼藉も、口止め料を払って売れっ子の彼女を解雇する方を選んだのですね。
夫の供述を聞かされてすべてを悟ったマーガレットの、衝撃と信仰心の錯綜するような顔は印象的でした(顔の中味が大作りなところがちょっとカディ似・笑)。

ところでバッカス。
レークスに通いつめて、フォーンと仲良くなっていたなんて…そんなに家庭が面白くないのか?ジジイのせいなのか?(笑)
レークスに行っていたことで、オードリーの本当の仕事がわかったわけだしお手柄でもあるけどね。
しかし、最初の一ヶ月は会費無料とはいえ、警部への借金が完済したのか気になるところだ。
飲みに行ってないで少しは警部を見習って身体を鍛えたほうがいいと思う。

前回、自殺が犯罪だったのに引き続き、今回はピルの処方が既婚者のみという法律に驚く。
やはりこれも宗教的な考えが大きいのでしょうか。
自殺にしろ、ピル処方にしろ、「時代と合っていない、でも法律」と、新しい意識と保守的な心が混在する、そんな1960年代が新鮮に映ります。

拍手

最新コメント

カテゴリー

アーカイブ

プロフィール

メール

AdMax

カウンター

アクセス解析

ブログ内検索

Copyright ©  -- ささくれた日々 --  All Rights Reserved
Design by CriCri / Photo by Geralt / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]