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ささくれた日々

海外ドラマ、映画、本等の偏愛感想。ネタバレの配慮はあまりされていませんのでご注意を。

   

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フロスト警部 #22「暴かれた別の顔」 Private Lives

帰宅途中の女性が自宅近くで車に撥ねられ、意識不明の重体。家族に連絡を取ると、彼女はロンドンでの慈善活動に熱心で今回もその帰宅途中だったとのこと。しかし、彼女の身体には事故の怪我以外に、化粧で隠した痣、性交渉の痕跡がうかがわれた。ただの事故ではないと推理するフロスト警部。

並行して、ある会社の金庫狙いもありますが、こちらの犯人はおバカさんでしたね。
警部に睨まれているのに、「失敗したら近いうちに再戦」とこれまでの掟をきちんと守って捕まってしまいましたよ。
全てがこのくらいわかりやすい犯人だといいですね。

車に撥ねられた女性事件は、タイトルから別の顔は容易に想像できましたけど(2週続けて名前がたくさんある被害者だ!)、お父さんも売春婦の過去は承知だった、しかもレイチェルは連れ子、とまでは思わなかったなあ。
お父さんは、娘を含めて丸ごと奥さんを愛していただけに、売春婦の仕事を再開したことに耐えられなかったということのようです。
奥さんは、ロンドンに実母を住まわせ、夫と別れてレイチェルと出て行くつもりだったらしいので、やっぱり金目的の売春だったといえるかも。

倒れている彼女を目撃した帰還兵オーウェンの不安定さ、噂好きでパブにたむろするオヤジたち、主題にこそなっていないものの、彼らの雰囲気もよかったです。
オーウェンの生真面目さは痛々しく、オヤジたちの偽善者ぶりは腹立たしく(あの蝶ネクタイ、引っ張ってやりたかった・笑)、現実の世界のようでした。

前回もそうだったけれど、女子高校生役の女の子かわいいですよね。
オヤジの多いドラマだから余計にかわいく見えるのかしら?(笑)

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フロスト警部 #21「過去を語る死者」 Appendix Man

バーナードの殉職にショックを受けたフロスト警部が署長に辞表を提出してから一ヶ月、という設定でスタート。
警部は悪夢にうなされながら、親切な食堂店主のはからいで二階に住まわせてもらい、近所を散歩する毎日。
そこへ、8年前のブラック農場強盗事件が再捜査されるにあたって、当時の担当者であり、書類紛失者でもある警部は警察に呼び戻されてしまう。
ちょっと警部、戻れてうれしそうでしたよね(笑)。
それでこそフロスト警部です。

驚いたことに、#10「堕ちたヒーロー」で解決しなかった、病院着盲腸男事件が解決しましたよっ!
解決したことと同時に、解決する気があったことにも驚いた(笑)。
校長先生の免許証が渡った経緯も、何故病院着のままだったのか、までまとめてくれました。
今回の被害者が病院勤め、そこで見かけた仲間をもっと小さな病院へ強引に転院させようとした途中で、川へ捨てたという…どこまで助ける気があったのか微妙(笑)。

婦警さんだったヘイゼルが、刑事となってデントンに戻ってきての初仕事が盲腸男を川へ捨てた男の変死体。
お隣さんと組んで絵画転売業を営んでいたようですが、芸術学校にも通ったことのある男が「ホックニーの絵は売らない」と言ったことから仲間割れした、でいいのかな?
話が盲腸男につながったことにびっくりして疎かになってしまいましたよ(笑)。

署長は昇任試験を前にして、辞職者が出ているのは都合が悪いとフロスト警部の辞意を「長期休暇」としてました。
「妻の願いでもあるので昇進したい」と署長、「それがみんなのためでもあります」と警部、二人とも正直でなによりです。
しかし結局昇進はお流れ(ブラック農場事件の不手際のせい?)、盲腸男、変死男、8年前の強盗事件と三つも一度に解決した警部が再度差し出した辞表は受け取らず、と男気で踏みとどまれた署長の心は昇進したも同じでありました(笑)。

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バーナビー警部 #43「不協和なラプソディ」 Midsomer Rhapsody

地元の音楽家で今は亡きジョアン・アルダー記念館に、と自宅を譲った音楽教師アーサーが準備中の記念館(元自宅)で殺された。現場は荒らされており、ジョアンの持ち物を狙った犯行と推測されるが…。

犯人、ジョアン関連の品を確かに狙ってはいましたが、すごい策士(笑)。
「ジョアンも、彼女の音楽も、僕のモノ」とでもいいたげな、ジョアンの妹と結婚した男でした。
陰惨な臭いはせず(首ちょんぱは意表をつかれたけど)、かといって狂人の思い込みというには利益がちらつくし…という微妙な犯人像でした。

人物関係が入り組んでいるうえに、このドラマ史上まれにみる登場人物たちの年齢の高さのせいで、なかなか関係が把握できず、難しかった(笑)。
南米で死んだと思われたジョアンの恋人ジョンが生きていたり、帰国したジョアンは妊娠していて生まれた娘サラがびっくりゲストとして登場するとか、関係者も混乱していたので私がすぐにわからなくても仕方ないのですっ!
サラがエージェントと組んで、遺産にありつこうと騙っていると思ってましたよ、サラがジョンとお父さんの和解に心を添える姿を見るまでは。

そんなこんなで、ジョアンのお母さんの老人ホームで出会った心優しく音楽を愛する男性との結婚式、そこには孫とジョアンの本当の恋人ジョンも列席するという、ほんわか風味の漂うラストでした。

ところで、ジョージ。彼は検視医なのだと思っていましたが、役割としては鑑識というところでしょうか。
死体だけでなく、ジョアンの手紙と楽譜の筆跡、さらには紙質まで分析して警部に報告していましたよね。
最初、別人かと思いましたけど警部が「ジョージ」と呼んでいたし。
専門家に回す窓口という線もあり?

そして、スコット働いてたか?(笑)

追加
本筋とは直接関係ないことですが、クライマックスの謎解き回想シーン、あんまり見たくないなあ(笑)。
バーナビー警部は、この時ああしてた、こうしてた、とかトリックじゃなくて、人間関係の複雑さ、心に凝り固まった積年の想い、そういったものに突き動かされる弱さというか強さが見所なのに。
ミステリドラマだから謎解きシーンは必須なのでしょうか。
過去のシリーズにはこんなシーンがあったような覚えがないのですけど。
重要視してないから抜け落ちてしまっただけかしら?(笑)

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秘密情報部 トーチウッド #10「過去からの訪問者」 Out of Time

時空の裂け目をくぐって、1953年から小型飛行機に乗ってジョン、エマ、ダイアンの三人がやってきた、というお話。

スーパーで、自動ドアや溢れんばかりの品物に驚くというのは楽しいですね。
私も海外のスーパーを見るのは好きだし、そんな感じかな?
ダイアンが「これ、ホント?」とタバコのパッケージの警告文のことを聞くのもよかったですね。その後も平気で吸っていたことを含めて(笑)。
イアントが「大丈夫ですよ、大袈裟なんですよ」とでも言ったのだろうか(笑)。

年配のジョン、18歳のエマ、女性パイロットのダイアン、と意識も何もかもが違う三人の選ぶ道が大きかったです。
若いエマはロンドンで仕事を見つけ再出発、ダイアンは冒険心旺盛なパイロットであり続けることを選び、女性二人はこの特殊な状況を自分なりに乗り越えていこうとしました。
しかし、ジョンは年もかなり上。訪ねた息子は認知症、頼れるものが何一つないこの世界では死を選ぶほかないと思ってしまいました。
サッカーの試合の記憶を息子と共有できた時は、本当に幸せそうだったのに。
逆に、もうこんな時は望めないのだな、と美しい想い出に背中を押されてしまったのかもしれません。
ということは、ジャックですよ!手を握ってあげること以外になかったのかっ!
望むことをかなえてあげるのは大切ですが…。
同じく時空を超えて生きる人とだからこそ、ジョンがこの時代を生きることは死よりも辛いのだと、わかっているからか…。

ところで、ジャックはスージーに撃たれた時は確か一旦死にましたよね?排ガスでは死ねないのかしら?それとも一度一緒に死んで生き返ったところだったのでしょうか。
美しいシーンに何を考えているのでしょうね、私は(笑)。

オーエンが切なくなっているのは理解しきれませんが(笑)、ダンスや空の夢へ駆け出すダイアンを見送るシーンはよかったですね。
グエンがエマを送り出そうと決められたのと同じくらいに。

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ニュー・トリックス~退職デカの事件簿~ 「冤罪の裏側」

4月末からチャンネル銀河で始まる「ニュー・トリックス」。
気まぐれでHPをのぞいてみたら、3月にスペシャル版を放送してるじゃないですか。
継続視聴するかどうかを決めるためにも、お試し視聴。

警視庁勤務のサンドラは、誘拐事件現場で犬に発砲し、その音に驚いて逃げ出した誘拐被害者(目隠しされていた)が窓から転落し半身不随になってしまうという大失態を演じる。処分を聞きに上司の元へ行くと、未解決事件を片付ける部署をあてがわれる。ただし、警察の人員を割く余裕はないので退職した刑事を適当に集めろ、とのオマケつき。一緒に仕事をしたことのあるジャックに声をかけ、面接に協力してもらい心に問題を抱えたブライアン、ヘビースモーカーのゲイリーというチームが誕生する。

逆時空刑事?(笑)。退職したオヤジ刑事の捜査が、こっそり盗聴、証拠書類を自宅へ持ち帰る、とことごとく昔体質。「それじゃ通用しないのよっ!」とサンドラが目くじら立ててもお構いなしだ。
上司が、「退職した刑事にやらせろ」と指示したので、てっきりそういう捜査を暗黙に認めたのだと思いましたが違ったようです(笑)。
その上司も、真犯人じゃなくて悪党をぶち込むことをよしとすることを語っているのを録音され、ジャックの言いなりになるのがかわいいです(ウソ)。
オヤジたちが、積み重ねた刑事の勘と科学捜査を足して、上手い具合に解決を見つけるのはお見事でした。

事件や関係者周辺を主人公にした「コールドケース」とは違い、型破りな捜査陣を楽しむものかな?
面接される引退刑事たちの時代を感じる言動、チームのオヤジどもが飲んでる薬の品評会してたり、そういう細かいところがある意味新鮮だったのでレギュラー放送も見てみようかなという気になりました。チャンネル銀河での連続ドラマも初めてだし。

このドラマ、まったく知らなかったのですが、2003年から6シーズン47話も続いているのですね。
オヤジというよりもオジイな退職刑事たちの健康状態は大丈夫なのか?という興味もあったりして(笑)。

以前、録画すると上下左右の黒帯出現で断念した「炎の英雄シャープ」。また3月から放送してるじゃないですか。今度はテレビを新調して画面サイズ切り替えOKなので、チャンスだったのに。

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