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ささくれた日々

海外ドラマ、映画、本等の偏愛感想。ネタバレの配慮はあまりされていませんのでご注意を。

   

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バーナビー警部 #42「斜陽の喧騒」 Sauce for the Goose

1851年から続く家族経営のソース会社、プラマー社は経営難に陥っていた。年次総会でフィールドウェイ社の買収に応じるかが話し合われるが、会社を残した父の言葉通り現状のままとなる。その日、工場見学に訪れた偽名の男が消毒液ラインで殺され、後にフィールドウェイの社員デクスター・ロックウッドであることがわかる。彼は買収会社の社員であるだけでなく、祖父がプラマー社の創業に加わっていたにも関わらず解雇されたという因縁も持ち合わせていた。

妹と弟の「金、金っ!」は、見苦しくて「いかにも」な感じだったけれど、現実がしっかりと見えていたのはこの二人でしたね(手段はわかってないけれど)。
レイフ兄さんは、工場が傾いているのにバードウォッチングで現実逃避だもの。
そもそもの間違いは亡くなった創業者であるお父さんが、家族で会社を守るよう言い残したこと。
先代こそが「この家族では無理」と現実が見えていなかったのですね。
傾いた会社と、過去の因縁を絡めた先代夫人アメリアの代行委任権獲りが事件の鍵。
「レイフは会社を売ろうとしている」とデクスターに吹き込まれ、デクスターのおじいさんへの手紙をチラつかされてアメリアは委任状のサイン。
そうなったらこっちのもの、とロックウッド家はアメリアの正常な判断を狂わす作戦を決行。
「首吊り死体が見える」という母さんの言葉に、ロックウッド家の企みを察したレイフが倉庫にデクスターを呼び出すが、ここに登場するのが社長秘書である嫁ヘレン。
彼女は秘かにデクスターとプラマー家の資産を鑑定していたのでした。
今一番資産となるのがレイフが大切にしている森、これを売れば会社は助かるという目論見をレイフに話されることを懸念して、フォークリフトで潰して、率先して消毒液ラインへ放り込んだのでした。
現実を見ようとしない社長と、現実を重く捉えた嫁、現実はわかってるけど中味が伴わない妹と弟、気の毒なのは誰だったのでしょう?
骨董屋を利用して小遣い稼ぎができるアメリアが、事件のショックで老いに襲われるのは気の毒でもありました。

警部はヘレンにちょっと惹かれてましたか?
ヘレンの警部への親しみを込めた接近は、犯人の行動として説明つきますが、警部どうしちゃったの?という感じ。
子どもの頃から親しんだプラマー社が相手なので少し曇ってしまったのでしょうか。
反対に、「ヘレンはフォークリフトも使えます!」と早々に殺人を見抜いたスコットは冴えてたのかな?(笑)きっと背景は見えてないけど。

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デクスター3 視聴終了!

少し趣が変わったような気がするものの、そこが面白かった!
前シーズンで、ハリーと仲違いしたところにミゲルにつけ込まれ(ミゲルはそんなこと知らないけど、天性の才かも)、ミゲルの正体を知ったデクスターがハリーと仲直りするという、ホームドラマのような展開なのに心の変化のきっかけが血生臭いという(笑)。
皮剥ぎ犯との対決をもっと期待したけれど(最後もあっけなかったし)、今シーズンは友だちで怪物という大きな山こそが重要でありました。
友だちができたことが複雑ながらも嬉しそうだったデクスターが、ミゲルのシャツの血が動物のもので最初から利用するつもりだったと知り変化するのは見所でした。
ラモンを教え諭したり、デクスターらしくないようなシーンも多々ありましたが、結婚式での誓いの言葉「いい夫、いい父親であるよう努力する」の、「努力」が意味深な感じで好きでした。みんなは感動してたけど。
リタが16歳の時の若気の至り婚を秘密にしているのを、「人には秘密が会って当然」と自信につなげているのも、当初のデクスターらしくて好きでした。
人とのつながりと、自分の欲望や掟と折り合いをつけるポイントを模索するのが彼なのかな?と。

今シーズン、ラゲルタがあまりにも正しい警部補で拍子抜け(笑)。
自分のポジションに取って代わった女警部補追い出し作戦とか、政治的な動きもないし、ミゲルの犯行を許せない心もあるし。
同じように誠実だったエンジェルには和むのに何故?(笑)
デボラが刑事になれたのだって、自分の蛮行を先に告白したエンジェルのおかげでしょ。
クインって、結局何?S4に持ち越しか?
4月からはS4。今度は録画失敗しませんように。

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秘密情報部 トーチウッド #9「エイリアンの目玉」 Random Shoes

SF好きのユージーンが車に撥ねられて死亡。ジャックは交通事故と断定するが、彼が自分たちにつきまとっていたことが気になるグウェンは独自に調査を始める。彼女のそばには幽霊となったユージーンが寄り添い、自分の記憶を一緒にたどるのだった。

数学コンテストで失敗したからお父さんは出て行った、友だちは「エイリアンの目玉」を転売に利用したかっただけ、失意のユージーンの直接の死亡理由はやはり事故。
でもこの事実から、お父さんは家族を、友だちはユージーンの大切さを思い出し、最後に成長した姿を参列者に見せることができたのは、あれが本当にエイリアンの目玉であったからの奇跡かもしれません。
生の大切さ、素晴らしさを語るユージーンは、命を落としてわかる後悔ではなく、実感できた喜びに溢れていました。
なんと、不覚にも涙が…。疲れてるのか?、私。

いいお話だったのですが、何故に、ユージーンに呼応したのがグウェンだけなの?彼が彼女を気に入ってたみたいだからいいけどさ。
そして、トーチウッドって秘密情報部じゃないの?トーチウッドが現れるところにつきまとい放題でしたよ。
これでグウェンの恋人に存在が知られていないというのは、逆に難しいのでは?(笑)

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ゼルさん

Anneさんから、ステキな記事を紹介していただきました。
http://dramanavi-column.cocolog-nifty.com/column/2010/03/zeljko-ivanek-b.html
わはは、ゼルさんですよっ!
海外ドラマ好きな人ならきっと読んでいると思われるメジャーなページで(私最近見てなかったけど・笑)、最近の新作ドラマ情報とは関係なく取り上げられてますよっ!
悪人顔、悪人顔、悪巧み、と連呼されてますが、写真は優しいおじいちゃん顔ですよね(お誕生日が来てないのでまだ52歳なの!)。
「ダメージ」のフィスクを悪徳弁護士と書かれていますけど、あれは誠実だったが故、悪徳とは言い難いと思うのですが。贔屓しているからかしら?
「ホミサイド」のエド・ダンバースという誠実な人の印象が常にあって、どんな役でも憎めないのですよねえ。
直近で見られるのは、5月にスパドラで放送される「メンタリスト」第1話のゲストかな。
どんな役なのか楽しみですわ♪

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フロスト警部 #20「ゆがんだ愛」 No Other Love

夫を刺してしまったおばあちゃん事件。
あの日、ラジオで想い出の曲が流れなければ…。とても悲しい話でした。
2歳の娘の病死が、38年にもわたって積み重なっていたとは。
娘の死を悼む言葉の直後の「ご主人も胸を痛めていたでしょう」に、きっと表情が変わるおばあちゃん、憎しみが伝わってきました。
夫を刺して結果的に死んでしまったことで、呪縛がとけたおばあちゃんはずっと飾りたかった娘の写真を並べ、にっこりしてました。娘の死に対してやりたかったことをやったら、今度は自分が自然死。安らかな死だったのだろうな。
彼女は殺人者ということで情に流されない対応をする女性警官と、警部の意見は食い違ってました。警部にいくら諭されても考えを変えない女性警官はある意味立派。今後も何事にもぶれずに、現実を見つめる警官であって下さい。でもですね、情がないと勤まらんと思う。
このエピソードは、この前の「バーナビー警部」で、夫が殺されるのを目の当たりにしながらも、翌朝ずっと禁止されていたブラウンソースを楽しんでいたご婦人とかさなりますね。

質屋のローソン事件。
タイトルから、身内による虐待事件だろうと想像はついた。でもあの気弱そうなお父さんが?と疑問。だから加害者は元軍人の祖父だろうとは察しがつくが、今度はお父さんが殺される理由がわからなかった。息子が強盗に来たことで今まで見ない振りしてきたことを反省し、通報する気になってしまったのを殺してやめさせた、ということのようです(ジジイ、孫の襲撃を利用してますよ!)。父親であろうとしたことが殺される理由となったとは皮肉。
ところで、軍人って子どもが少ないと蔑まれるの?犯人が「私には息子一人しかないのに、息子には四人もっ!」ってキレてましたけど。
往生際の悪い元軍人は、警部に銃を向けて抵抗。そこへバーナードが飛び込み、銃声2発。元軍人とバーナード、相撃ちとなったようで二人とも命を落としてしまいました。
久しぶりに登場したと思ったら、バーナード殉職ですかっ!警部も質屋の前で再会を喜び、なんやかやで同居も始めるところだったのに。「私の歯ブラシ、君の歯ブラシ」と見せ合いながら並べてる姿は楽しそうだったなあ(新婚さんか?とつっこんだけど・笑)。

目の前での部下の死に、警部は署長に辞表を提出。このエピソードがシーズンファイナルだったようで、警部の去就がクリフハンガーとなったのかな?
今日の署長は、警部をリストラしたくて、ジョージに人員整理をさせるという暴挙。本当に警部を辞めさせたいならジョージでは無理なので、温情ととれないこともないけど(笑)。
バーナードの死で、署内のリストラ話も治まるという悲しさしか残らないエピソードでした。
その中でのあえての笑いどころは、警部が女性との同居を急いでアパートを借りて「フロスト夫人」の出現(警部、どうしちゃったの?)、おばあさんの刺してしまった旦那さんを見守る姿が「お父さんを見舞う息子」、そしてアメリカ帰りの「偽息子」、へんてこりん家族の出来上がり(笑)。
そして一緒に住みたかった女性にはふられましたが、新しい大家さんと何やらいい感じで、警部のモテモテ人生は続く。
でも一番すごかったのは、パーティーでのジョージの真っ赤なジャケットだ。何があったんだ?

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