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ささくれた日々

海外ドラマ、映画、本等の偏愛感想。ネタバレの配慮はあまりされていませんのでご注意を。

   

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フロスト警部 #18「狙われた天使」 House Calls

何者かが家に忍び込み、命に別状はないものの子どもを狙った事件が頻発する。それまで物証はなかったが、直近の現場には注射器が落ちていた。これは7年まえに逮捕されたシドニー・スネルの手口。彼は刑期を終え、最近母親の葬儀のためにデントンに戻ってきていた。デントン滞在と事件発生が時を同じくしているためスネルが疑われるが、精神病院で治療されるはずが刑務所に入れられたことを気の毒に思った警部は「いい子になること、デントンを離れること」を条件に見逃す。しかし、直後にまた子どもが襲われる事件が発生。今度は二人の子どもが殺されていた。検視の結果、身体には注射針のあとが…。

真相は、育児に疲れた妻が子どもを殺し、子どもが大切な夫が妻を殺して捨て、全てにおいての被害者を演じていたというもの。子どもを失った悲しみは演技ではないだろうけれど。
スネルは殺しには無関係だったが、不法侵入に注射、と警部との約束を破ったのは事実。ここらへんが警部の責任もゼロではないところ。結果論だけど、スネルを勾留して彼の無実を見つけるのが警部の仕事だったのだろうな。

時代の変化とそれに苛立つ警部というのが今回の裏テーマかも。
書類課に聞きに行かなければ前科者の居所を調べられない、でも手書きの書類には事件を思い出させる情があるよ、とか。水道局員成りすまし泥棒事件では、まだまだ保守的な町での同性愛カップルの姉妹と偽っての同居、幼児殺しは、夫とその友人による携帯電話を使ったトリック。
時代の移り変わりの時期だからこそ、電話の種類とか念入りに調べなければならなかったのではないだろうか。まあ、電話以外にもまだお飾り状態の監視カメラに気付かないとか警察の捜査が泥濘っぱなし。これで昇進を望むモードもどうかと思う。
殺された子どもの母親の死体が見つかったトンネルは、警部もその場にいたくせにくるんだカーペットを見つけられない等、現場検証ぬかってましたが(笑)。

警部が見逃そうとしたスネルはどうみたって殺しはしない。彼のしたいことは子どもたちを医者として助けることだもの。今なら真っ先に除外されるだろうに。彼のニックネーム「予防接種魔」というのはおかしかった。新型インフルエンザの大流行した今シーズン、彼は衝動を抑えることができたのか心配である。

復帰したという主席警部の影の薄いことといったら!モードは他署での昇進に賭けて異動するらしい。ホントにここは若い刑事がいつかないよね。

警部は娼館の元女将のところに入り浸っている様子。警部を頼ってきた元泥棒君と妊婦の彼女がまだアパートに居座っているのだろうか。

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1928年、突然子どもが行方不明になり、5ヵ月後に引き合わされたのは別人だったという実話に基づいたお話。
これ、中盤でわかる連続殺人農場側というか犯人側の事件記録みたいなものを先に読んでいたので、映画を見るのが恐くてたまらなかった。
見てみたら、犯人側については必要なこと以外一切触れられず、わが子を愛し、信じて待ち続ける母親、腐敗警察に立ち向かいそれを支援する者、というあたたかいものになっていて一安心。早く見ればよかった(笑)。
クリスティンに近づいた牧師は、最初こそ対警察の自分のためという部分もあったかもしれないが、一人でも闘うという彼女を全面的にバックアップ、告白を99%は信じながらも「まさか(あってはいけないこと)」という想いのせいでサンフォードに死体のある場所を掘らせるが、わかっていたはずの最悪の事実に彼を抱きとめる刑事、受け止めてくれる人はいるのだと信じる気持ちが生まれてくるようなものでした。
これが、同じように誘拐され、なんとか脱出し恐さから隠れ続けていたが両親に会いたくて現れた少年の告白で、「ウォルターもどこかで生きている」と信じる心の支えを見つけたクリスティンの後姿を追う印象的なラストにつながるのだなと感じました。
そうですよね、凄惨な事件を前面に出すわけないですよね。本当は、農場に大人はゴードン一人ではなかったとか、サンフォードとゴードンにはもっと語られていない事実があるとか、サンフォードはウォルターに関してもっと重要な告白をしているとか、聞くと気分が悪くなることばかり。なので、映画の力を強く感じるものでありました。

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バーナビー警部 #39「闇に下る鉄槌」 Bantling Boy

競馬で勝利した地元の人気馬バントリングボーイを高値で買いたいという男が現れるが、バントリングボーイは、先代ハトリー家家長が、息子ブルース、庭師トレバー、主治医オズウッド、訪問看護師ジョアンナの4人を共同馬主として託したもの。売る売らないで4人の意見が分かれた翌日、売らない派のブルースが何者かにハンマーで頭を殴られ遺体として発見される。続いてオズウッドも殺され、馬の売買をめぐっての意見の対立が殺人に発展したのか?と推理されるが、引き続きトレバー、ジョアンナと馬主全員が殺されて…。

今回、何故か2回も録画を失敗し見られないかと焦りましたよ。やっと見られると安堵したら、#25「背徳の絆」を思い起こさせるほどの子どもの犯行という後味の悪さ。しかも悪いことに、少年ピーターが実行犯ではなくて、知能が少し弱いおばあちゃんの弟(ピーターと仲良しだけど初老)を脅迫して操っていたのですよ。
事件の発端、ブルースが殺されたのは大好きなお姉さんアンジェラを泣かせたから、弟が仕返しをしたというもの。その告白を聞いたピーターは、前後して自分の本当の生い立ちを知ってしまったことで(4人が共同馬主である理由は、ピーターの本当の父親を知る者への口封じだと!)、脳内ゲームに火がついたのか、ハトリー家を守るという使命を勝手に作ってしまったのでした。最後の使命がハトリー家に最後に残るアンジェラを殺すこと。しかし、大好きなお姉さんを殺すことなんてできないのでピーターに襲い掛かったところで警部たちがかけつけ、これ以上の惨劇はストップ。
同じゲーム、チャンバラごっこで遊びながら、人らしい心のあるなしがこんな形で現れるなんて…と苦々しいお話。
自分がハトリー家を継ぐ存在とかピーターには本当の意味はわかっていないので、これはまったくゲームの世界ですよね。お母さんも殺させるところに壊れ加減を強く感じます。そのくせ、悪夢を見るのですよ。不健康な生い立ちがピーターを精神的に追い詰めたということなのでしょうか。

ピーターが生まれた経緯が一番の謎。先代が訪問看護師ジョアンナをレイプした、カトリックだから産む、アンジェラも夫と離婚しない、となったことはそういう教義だから、とわかる。わからないのは、ジョアンナをレイプするような男に訪問看護が必要だったのか?ということ(笑)。先々代の看護で来てたとでも言っていたのを聞き逃したかしら?

今回のスコットは、また張り込み。バントリングボーイを不審者から守るために寝ずの番。だけどさあ…ネズミを叩き殺すか?警部、スコットの精神状態も心配ですよ!

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デクスター3 #5「Turning Biminese」

デクスターは、感情が伴わない結婚の決断だから、結婚=同居とは考えていなかったようだ。新居を願うリタ、今のアパートと家財道具を狙うデボラ、彼女たちの気持ちがわからず彼にしては珍しく不機嫌。
愛する人がいるふりをすることがデクスターの一部となることで、愛情とはいえないけれど守る気持ちが生まれ、それがちょっと人間臭い気がしたS2でしたが、この結婚話から生まれた不機嫌さは当初のデクスターっぽくて好きでした。
しかし、ミゲルから教えられた妻殺しなのに裁けないイーサンを始末したことで、また人間っぽくなってきたのかな。でもこれは、具合が悪くなったのに連絡取れなかったリタへの罪悪感ではなく、とりあえず「趣味の時間」がとれたことでの満足感がそうさせたような気がしてならないのですが(笑)。
「結婚を急ごう」で、喜んでくれたリタは大丈夫そうですが、ミゲルが厄介なことになってます。ミゲルは検事補、頭は悪くないのでフリーボにしたことと、今回のイーサンのことを結びつけるのはそう難しいことではないですね。しかも「困っている私を助けてくれた、正義の鉄槌を下している」と敬ってますよ。「殺人で告発する」と言ってもらったほうがデクスターには楽だろうな。にこやかに迎えるミゲルに腰が引けてるデクスターがよかったです。
今後、明らかに黒なのに法的には手出しをできない相手を紹介してきそうだ。闇の殺人は、正義のためではなく、自分の欲求を満たすため。この考え方の違いに、必ず亀裂が入ると思う。っていうか入って(笑)。

デボラは、またまたクウィンにイラつく。彼を見てると、逆にデボラを見張っているのでは?という気がしてくる。それは後ろ暗い自分を守るためなのかもしれないけど。もしかすると、証人の少年を見張っていたのはクウィンかも?
そんなクウィンの「下品だから」に深く傷ついたマスカは、ワイシャツにネクタイ、下ネタなし、と生気の抜けた表情。こんなのマスカじゃない!とエンジェルやデボラはおだて作戦開始。そして満足そうなマスカは、元の下ネタ男に戻りました。めでたし、めでたし。エンジェルの部下掌握術はたいしたものです。でも、風紀課の女性刑事に何やら穏やかでない心が芽生えてしまったようです。叱ってくれたことが嬉しかったのでしょうか。

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アイリス #1

何を思ったか、韓国ドラマですよ。画面の質感やら、病気を含む悲恋やらで敬遠してきたのに。
ロケ地に知ってるところが出るかも、JSAのイ・ビョンホンは結構好き(ただ一度見た韓国ドラマは「オール・イン」の第1話だけ。これも彼だから見てみたのでした・笑)、等理由も挙げられますが、「スパイモノ」であるということが大きいです。最近、自分はスパイモノが好きだということをようやく実感したもので(笑)。
スパイモノという情報意外、ほとんどなしに見ましたが…わ、わからんっ!(笑)
ハンガリーでのいきなりシリアスな銃撃戦、BGMといい、展開といい、「初回が最終回?ここにたどり着くまでのドラマなのか?」と驚いていたらなんと、イ・ビョンホン演じるヒョンジュンが倒れたところで画面は「1年前」!倒れたところからの続きはあるかもしれないが、かなり正解に近かった?
どうやら、軍人ヒョンジュンとサウが、国家安全局に見初められるところがスタートらしい。
でも、疑問が。一年でそんな重要な任務を任されるのか?軍人だから下地があったということか?ヒョンジュンは見たものを覚えてしまうという体質らしいので、その点もスカウトされた理由の一つかも。
それはまだいい。ヒョンジュンは軍人なのに、大学院に通っているの?どうみたって普通の大学、でも講義は特殊(そうだ、ヒョンジュン、見たものを覚えてしまうという設定なのに、ケネディ暗殺犯のこと間違ってましたよ・笑)。
「エクセレント」スンヒは、大学院の聴講生ということだったらしいが彼女こそがスカウトだったの?まあ、スタンフォード大でも、教授が「これは!」という学生をCIAにピックアップしてるし(笑)。

この推測も、次回予告なしでは成り立たなかったというのも難しさを表している。
ヒョンジュンとサウが受けていた拷問は、何かしらのテストだろうとは想像つくものの、「ようこそNSSへ」というのは次回のセリフでしょ?つまり、今後を決めるのは次回を見なければ、ということだ。
とっても難しく、視聴後頭が痛くなってしまったのは私が韓国モノになれていないせいでしょうか。それとも風邪をひいたのでしょうか。

冒頭のハンガリーのシーン、「任務遂行できたけど怪我しました、助けて(大意)」というヒョンジュンに、副局長とかいう人が「ナントカ規則に従え」と突き放してましたよね。
「ジョーカー・ゲーム」「ダブル・ジョーカー」結城中佐のD機関の教えは「死ぬな、殺すな」。窮地に立たされた時の救出劇にじんわりした私はかなりショック。NSSって諜報機関じゃなくて殺し屋特殊部隊なのか?
とにかく、もう一回は見ます(笑)。

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