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ささくれた日々

海外ドラマ、映画、本等の偏愛感想。ネタバレの配慮はあまりされていませんのでご注意を。

   

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ER14 #16(306)「誤解が招くもの」 Truth Will Out

韓国人留学生のしこりをめぐってのことで、ニーラはブレナー(アンスポーの甥っ子だったとは!)を激しく糾弾してましたが、昔彼女は同じ事をしてましたよね?だから私、彼女が嫌いなのですけど(笑)。
詳しい病名は忘れてしまったが、「○○の患者がいると聞いたので見に来ました」と処置室に入って来たのですよ。突然の告知に患者パニックですよ。
今回のブレナーとどこが違うのでしょうか。同じ失敗をした人は人を糾弾する資格なしというわけではないですが、ニーラは自分のしたことを忘れちゃってるように見える。当時、記憶を消す薬をスタッフに投与されたのかしら?(笑)
告知は正しい手順をふんでされるべきですけど、薬でやり直すというのはどうなのだろうか。薬のリスクを承知というのはニーラじゃなくて、留学生の子が承知かどうかではないのかな。

そんなニーラは前回診た、四人の子どもを抱えた大学生シェリルの術後感染の告知には慎重。ある意味筋は通っているけど、留学生の子には無神経という気がしてならない。
シェリルは「あんな大きな手術で命が助かったのだから今度も大丈夫」と逆にニーラを励ますような人なだけに何だか解せない。
前回、「シェリルはソプラノズのジャニス」と夢野さんに教えていただいたので確認できましたが、それがなければ今回こんなにはっきり顔が見えても「こんな前向きで人を気遣える人はジャニスではない」と脳がシャットダウンしていたかも。だって、ジャニスは移動遊園地の手抜きを訴えようとした人、術後感染なんて聞いたら病院を訴えないわけありません。

アビーとルカのところは、新しい仕事と部屋を探すルカ、カウンティでのスタッフドクターに意欲を見せるアビー、と完全にすれ違い。元はクロアチアで依存症以外の秘密を曝け出したからのようなので、ルカにしてみれば当然のことなのか。これが冷却期間なのか離婚前提なのかはまだ不明。ジョーのことが一言も出てこないのは夫婦としてどうかね。

ドゥベンコがヤキモチ焼いてスカイに捨てられてしまうとかはどうでもいいや。私の好きなドゥベンコにはそういう方面入ってないみたい(笑)。

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CHUCK #8「チャックVS真実」 Chuck Versus the Truth

姉さんたちと食事に出かけたチャックは、店を出たところで具合の悪そうな男を発見。エリーは医者なので現場に居合わせたことで救急車にも同乗。直後に男のIDを見たチャックに、彼の悪巧みのデータが見えてしまった。男は死に至る自白剤のせいで死亡。彼に接触したエリーが何かを渡されているかもしれないと、追っ手がエリーに接近し自白剤を噴霧。エリーも命の危険にさらされるが、自白剤を逆手に取り、犯人に解毒剤のありかと死んだ男から奪ったデータのありかを聞き出し、めでたし、めでたし。

ケイシーが、アンテナ伸びた牛乳パックを持って「混信している!」というシーンもよかったが、落とした自白剤をみんなが吸ってしまい、正直になっていくところが好きでした。
「任務のために解毒剤を飲むよ、と見せかけて姉さんに。あれ、なんで喋っちゃうのかな?」とか、「解毒剤を飲まんと撃つ!」というケイシーに「そんなこと言っても撃たないんでしょ?」と聞き返すチャック、「そうだ」と即答するケイシー。彼の奥底にある任務以外の友情を見た気がする(笑)。
入手した解毒剤を飲む前に、サラにチャックが気持ちを確認するところ、いつもの私だったら完全にスルーしてるはずですが今回は違ったですねえ。
恋愛主点のドラマは見ないし、登場人物の恋愛関係も「大人同士に任せる」という静観派。しかし、そんな私が今回は切なくなってしまった(笑)。
任務抜きにしたら進展の可能性アリなのに返事まで任務に縛られるサラ、それが訓練の賜物の発言と見抜いたケイシー、そんな気がしつつも任務を知らないで自分を見てくれるルーに安らぎを感じるチャック、わあ、どうしたらいいんだ!
任務上一緒にいなければならないのに、別れた恋人というのはどんなもんだろうか?そうか、ケイシーだな。ケイシーがこれまで以上にチャックと密になるんだな♪

これも全てよけいな心配のような気もする。私はまだルーはアヤシイと睨んでますもの。サラの身元調査に期待(笑)。

自白剤のせいで、エリーの心の内側が見えたのは面白かったです。全部お見事だとそれはふつうでお見事ではない!とキャプテンを責めるところとかね。つまりのろけてるってことだろうけど。キャプテンが自白剤によって何を言い出すのかも見たかったな。

「このドラマに出ている人はみんな大きい」と聞いてIMDbで見てみたら、チャック、ケイシー、キャプテンは190センチ以上、サラもエリーも170センチ超え。それじゃモーガンの人が小さく見えるわけだ。なのでルーもオチビサンに見えるけど、普通サイズなのでしょうね(157センチとありました)。

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The Wire4 #12(49)「己の恵みを持つ者」 That's Got His Own

学校赤字は、州知事を頼らなければとうにもならない。州の援助を受けるということは、教師は終身雇用でなくなる。でも子どもたちへの教育の場は保証される。ならばそうするしかない。州に乗り込んでこられないようにとテスト対策に力を入れていたのに。不本意ながらも手の施しようがあった学校はまだいい。
現場は死体が増えると解決率が下がることを嫌がるが、「数字はどうでもいい」とごろごろ出てくるであろう死体回収の許可を市長が出した警察もまだいい(ロールズはこの前のバルチェックの不用意な発言で、ダニエルズにライバル心出してるみたいなところが好きだし)。
それなのに子どもたちみんなにこんな辛いことがいっぺんに遅いかかってくるのはどうして?
ドゥーキー:取り立てて問題ないから新学期からは高校生。でもみんなとの今が好きだから喜べない。家は立ち退き命令で家財道具を放り出され、親の姿もない。
マイケル:家を失くしたドゥーキーを弟との二人暮らしの家に招くくらい友だち想いだけど、ネイモンドをコケにしている少年を殴り、ドゥーキーを小バカにしたネイモンドを殴り、精神状態が不安定なのは確か。でも謝罪に来たデニスに危害を加える仲間を止めることはできる。これが救いに思えるなんて。
ネイモンド:母ちゃんには小さい子にバカにされてんじゃないわよ!と言われるし、マイケルの暴走が恐いわで、もういっぱいいっぱい。殴られたからと泣くような子ではない。母ちゃんが自分を置こうとしている世界に向いていないのだとわかっているのに、自分には逃れる術がない、そういう涙なの!ランディが転校するかも、に見せた反応もそういうことを含んでいたように思う。
ランディ:またいつ暴れん坊どもが襲ってくるかわからないので学校はお休み中。仕事に出ている間に襲ってくるのではと心配、新学期からの転校も考えている、という養母。一緒に食事の片づけをし、身の心配をし、それなのに火炎瓶を投げ込まれるなんて。「守ってくれるんだよねっ!」というランディに振り向けないカーヴァーを含めて何もかもが痛くてかなわない。

内務に「自分ひとりでやったこと」とひとりで出向くハークが憎くなる。だってシェロッドがあんなことになったのにも無関係とはいえないでしょ。人の上着を無断で漁るのが一番良くないのはわかってるけども。
オマーの寸劇強盗が見られたことだけでも喜ばないといけないのかな(笑)。

次回はS4最終回。子どもたちの生活に光明が見えますように。

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ER14 #15(305)「進むべき道」 …As the Day She Was Born

たいてい毎週月曜日は日本テレビの「世界まる見え!テレビ特捜部」を見る。
今週ベストのコーナーで働く犬たちを紹介していたのだが、そのラストに癌発見のトレーニングをしている犬が登場した。
警察犬訓練で、ターゲットの臭いを関係ないものと並べて発見させるというあの方式で、普通の人の息と癌患者の息を並べて判別するというのをやっていた。訓練士の人は「呼気なら8割くらい、便汁ならもっと高確率」で判別できると言っていた。
これを癌の早期発見に役立てたい、というのを言葉通りに受け取った私は、4~5人の検査希望者が並んでいる前をワンコが通り、対象者の前でぴたりと止まり、ワンコ褒められ、止まられた人落胆、「俺の前で止まらなかったよ~」と胸をなでおろしたところに「まだ続きがあるよ」とばかりに歩き出すワンコ、人パニック…そんな風景を想像して「なんてデリカシーのない!」と驚愕した。
しかし話にはまだ続きがあった。
犬が反応するということは癌細胞に独特な臭いがあるということなので、犬の鼻に近付けたセンサーを開発したいというものでした(笑)。忙しくて検診に行けないけれど、センサー付きトイレで反応されちゃったら腹を括って病院へ行くか、という利用法を考えているようだ。デリカシーがないのは私の方でありました。
でも開発のためにワンコちゃんは呼気はともかく、便汁を嗅ぎ続けているのだと思うと…。人間が感じるようなクサイという観念ではなくて、臭いの種類を細かく嗅ぎ分けられる能力なのだと思わないとツライものもある。
ついでに思い出したけれど、うちのまさくんは子犬時代、私が高熱を出した時、くんくんと嗅いで、ぴぃ~っ!と泣いたのですよ。訓練すれば探知犬になれたかもしれない。

何故ERなのに「世界まる見え!~」のワンコかというと、コレの直後にERを見たら、ハロルドがニーラに「息を嗅げば足りない栄養素がわかるかも」などとほざいていたので、お前はさっきのワンコかっ!とつっこんでしまったからなのでした。
それだけのことに随分と費やしてしまいました。

骨折しすぎのお父さん。
高校生くらいの息子と二人暮らしで、息子の家庭内暴力が疑われた。しかし真相は、お父さんはホルモン異常で骨折しやすくなっていたというものでした。サムのキメツケは恐かった。お父さんの症状も気になるけど、自分が預けられることのほうがもっと心配という息子の挙動が不審で暴力息子かと勘違い。心配の矛先が少し間違っている分、サムの勘も全部間違っているとは言えない気がする。きっと、プラットの酌量と毎日会っての誠意で変わってくれると思う。

サラのおじいちゃん。
サラの祖父母はメグがああなった原因がニーラとゲイツであるとは知らないのだろうか。手術をするかしないかをめぐって、ゲイツを否定するおばあちゃんに彼への本心を見た気がした。サラを預けているのは彼女の希望だからでゲイツを評価してのことではない、と。それを思うとニーラに御礼を言えたサラは大人になってました。おばあちゃんの信頼を裏切らないことがゲイツの評価につながるのだろうな。

さて、本日はニーラの誕生日だったらしい。夜勤明けで帰るつもりが手違いで外科のローテーションに突入。四人の子どもを育てながら大学へ通う患者を診て、ハロルドの外科に対する想いを聞いて、激務だけの自分を悲しんでましたが、ひとりひとり違う人生なのだ、君は人の命をを助けられる人なのだ(大意)と、ステキな上司ドゥベンコのプレゼントがありました。これでもう裸で彷徨うことはないでしょう。オープニング、夢だとは思ったけれど、あそこで、ニーラなら、ありそうな気がしたのも事実(笑)。

プラットはドクターとして成長の道を歩み始めたけれど、ベティナからは「私の病気は受け入れられない」とぴしっと言われてました。家を見に行った後、「彼に背負わせるようで…」と電話で誰かと話して泣いていたのはこういうことだったのですね。大腸癌の家系でそれはもうベティナの身体にも始まっている、何でもない状態での同居も躊躇ったプラットには背負わせられないと決心したようです。手伝わせてくれと言うプラットは、同情じゃなくて最近連絡つかないことで想いを再確認したのかもよ。職員同士の揉め事(フランク、子どもだよね・笑)、患者との接し方、とERの良心としての台頭著しいプラットを支持せずにはいられないのだが…。

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フロスト警部 #12「失われた心」 Paying the Price

パーティーグッズ店を経営している姉妹の妹、ポーリーンが誘拐された。身代金が3万ポンドという無理の少ない金額であることから、姉妹に近い存在の者が絡んでいる可能性をフロスト警部は推理する。

ポーリーンとリンダを乗せた車の前を消防車が走っていくのは、たまたまそういう演出だと思った。そしたら、直前の警部の料理が伏線じゃないですか。料理中に電話がかかってきた時は「おいおい、警察官の家で火事はいかんよ」と思ったのに、迂闊でした。そういえば、電話切った後にフライ鍋がアップになってたなあ。火事の報に駆けつけ、焼ける家を見る警部にかぶせた音楽は狙いすぎていてコントのようだった(笑)。そう考えると、20年ぶりの健康診断も伏線だったのかも。問題なし=自分で料理をしている、という。でも料理しなれてたら火の不始末は…(笑)。

事件の筋は、恋人のことで姉と険悪な状態だが、誕生日には飼いたがっていたラブラドールをプレゼントしたいポーリーンが、掃除にきているリンダから「子犬が手に入る」と聞かされ、出かけていったらそのまま誘拐されたというもの。
犯人グループ(二人だけど)のリーダーグレアムが、「華麗なるペテン師たち」でダニーのMarc Warren。これを足がかりに犯罪の世界に染まったのかと思わせたが、ろくでなしの親に育てられて心を壊した青年でありました。オープニングで、ラブラドールの子犬をジャケットのファスナー開けて出したのを見た時はこの前の「ペテン師」での、植物を愛でる青年ダニーと重なったのに(笑)。でも、イギリスでブリーダーしていることと、ろくでなしが結びつかないなあ。肝心なのはグレアムがそう感じてしまった、ということだけど。若くして副主任、そしてあだ名が「社長(=嫌われ者)」というところに親を反面教師にしすぎて暴走してしまった心理がうかがえるような気がする。警部に対決を挑んでいたけれど、体力勝負の対決だったのが肩透かしでもあった。
それにしても、副主任なのにグレアムはまめだったなあ。仕事場離れすぎてることを誰も追及しなかったのかな。「社長」だからいいのか(笑)。

ポーリーンの恋人カールが、金貸しで奥さんと離婚したばかり、身代金を渡すことに積極的、誘拐後も別の女性と会っていた、と彼も犯行グループの一員と疑わせておいて、彼はただのダメ男でした。会ってた女性というのが元妻で、ポーリーンの身代金の金策をもちかけてたというところにもダメ男ぶりが激しくうかがえる(笑)。でも人間らしい心の持ち主であったようで、今度こそポーリーンとカール、そしてお姉さんの三人は家族になれるのかも。

子犬ちゃんが脱走してポーリーンの居場所が明らかになるという、子犬ちゃん活躍を妄想したのに、実際は迂闊娘リンダを警部が尾行して子犬ちゃんの死体を見つけ、誘拐の痕跡を嗅ぐというものでした。ポーリーンを移動させるためだけなら殺す必要ないのに。これも親を憎む心のあらわれなのでしょうか。ところで、あれニセモノですよね。子犬ちゃんは眠らせるために思いっきり遊んだら、お腹が激しく上下しますものね。

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