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ささくれた日々

海外ドラマ、映画、本等の偏愛感想。ネタバレの配慮はあまりされていませんのでご注意を。

   

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ER14 #13(303)「命のつぐない」 Atonement

湖に落ちた少年とそれを助けようとした老人トルーマンの話。
トルーマンは前立腺癌が転移していて残された人生は少ない。その少ない時間をかつて自分が命を奪った人の家族に捧げようとしている。彼は殺人者ではなく、刑務所のドクターであった。死刑執行の際、薬物を注入して死亡を確認することも仕事のひとつだった。
ある日、カテーテルのミスでなかなか執行に至れなかった男がいた。半年以上経ってから冤罪であることが判明し、カテーテル事故が死ぬべきではないという神の啓示だったのに気付かなかった自分を責めてきたようだ。
これは伝えてはいけない。執行を決めるのは彼の仕事ではないのだから。
薬物よる処刑は、死刑囚には苦痛が少ないのかもしれないが、逆に執行する側には自分が命を奪うのだという事実がつきつけられることとなる。それが冤罪だったと聞かされれば…。
トルーマンが助けようとした少年の父親も死刑囚。少年の命は助かり、事実を漏れ聞いた母親はお礼は言うものの「絶対に許さない」と。これはお門違いだ。老人は仕事をしただけ、できないと言えば他の医者がやってくるだけのことだろう。
この前の「クリミナル・マインド」でも、連続殺人犯が薬物注射でなかなか死ななかったという話を見たばかり。彼は本当の殺人犯だったのだから、スムーズにいかない執行が必ずしも冤罪の啓示ではないとトルーマンに教えてあげたい。
彼と牧師ジュリアとのやりとりは、前回の「信仰」と前後編のような感じだ。神はそれぞれの心の中にいて、同じではないのだ、と思う。そうなるとジュリアの存在する理由ってわからなくなるのかも。もちろん、最期に牧師の口から神の赦しを聞くことを望む人もいる。でも導く人であっても代理ではない、そんなことわかっているけれども。
前回、いつの間にか息を引き取っていたおばあちゃんのことを幸せだったはずというジュリアにゲイツは疑問符だったんだな、と今日の彼にそう感じる。それでサムが気になってしょうがないのか、というとイラっとくる(笑)。

トルーマンに、少年を助けられる機会に立ち会えたのだと、その意味の大切さを語るプラットは立派になったなと思う。それなのに、ベティナには男としては未熟だと思われて捨てられてしまうわけだ。

整形だけでなく、今日は外科も暇だったのですか。ホッケーの試合は整形VS外科。新しい研修プロジェクトでERからモリスがたまたま外科に出向中だったので(ウソ・笑)その妙技を披露。彼は歌手でもあるし、ホッケーもこなし、多彩な人なのですね、モリスなのに(笑)。
リハビリ室でのスカイとドゥベンコとか、それを見ても何もつっこまない整形&外科ドクターたちとか…もういいです。

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サード・ウォッチ6 #19(128)「それぞれの転機」 Welcome Home

ボスコの誤射事件で、デイヴィスはモンローの大切さを痛感したとのことでに妊娠・流産とは関係なく再出発したいらしい。あとはモンローが受け入れるかどうかだ。
「話がしたいと思ってた」というデイヴィスに、不幸な事故だったと懸命に話すボスコ。しかしデイヴィスは、「ボスコがどんな警官かは知っている。信じてる」と。人種問題とか、モンローが内務だからとか、そんな心配ばっかりで、一番聞きたかったこれを誰も言ってくれなかったなあと思うと嬉しさと哀しさで泣けてくる。
元パートナーは、あくまでも射撃テストに不正があったという方向でしかボスコを見ないし。それは内務が調べることで、フェイスの仕事ではない!自分の意志での射殺は免責されればどうでもいいのか?同列には語れないことだし、パートナーと命を預け合う仕事だということを考えれば、必要なのは告発ではなく、パトロール警官の仕事と命の大切さを説くほうだと思う。フェイスは身を心配してのつもりだろうけれど、彼女の言動ってキツイから告発にしかみえない(笑)。

もうひとりのわがまま警官(笑)、クルーズは宗教用品を扱う店の事件で、不思議な男と出会う。白血病を告白すると「それは治せない、治すのは医者。でも立ち向かうための魂は治してあげられる」との助言で憑き物が落ちたような表情に。この男、絶対対抗店の彼女を殺した悪人と思っていたけれど、ウソの心霊治療を咎め、信仰で治る、と言わないところが信じられそう…おかしいな、彼はOZのクアーンズで悪人顔なのに(笑)。これは妹が引き合わせてくれたのだ、とようやくクルーズにも心にキャンドルを灯す日が訪れたのかもしれない。

休暇のカルロスはレヴィーンの企画したサプライズ旅行で、彼女の実家に連れて行かれる。両親共に一風変わった人で、ちょっと見彼女との関係はよくないみたい。でもそう言うと「愛情表現が下手なだけ」とムキになるのでお互いに愛がないわけではないらしい。実家行きに驚いたものの、カルロスはもう彼女から逃げ出すつもりはないようだ。この二人は始まりも、別れも、再出発も、不思議な感じだ。「二人がよければそれでいい」、カルロスの言葉どおりです。

で、気付いたけど、本当の終わりがあと数話に迫っているのですね。
クルーズとギャングの抗争がメインになるのかな。

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プリズン・ブレイク4 #20「攻防戦」

暗殺事件に警官隊が突入してきて、逃げ場を失った兄弟がホテルから脱出し、クリスティーナからスキュラを奪い返すというのが本日のテーマ。
即金で渡してくれる銀行に狙いをつけ(将軍様、マイケルの推理に感心してたけどマホーンさんだってできたはず!)、強盗を装ってクリスティーナからスキュラを横取り。たまたま銀行だっただけかな、それともマイケルは銀行強盗(っぽくするの)が好きなのかな。
マイケルがマホーンの先導でケースを持って逃げ、兄ちゃんが追っ手と応戦、合流が遅いと心配したところに将軍様から「サラをつかまえた、スキュラを持って来い」との命令。べそかこうとしたところに今度はクリスティーナから「兄ちゃんをつかまえた、スキュラを持って来い」と命令。こっちはその場で兄ちゃん撃ってますよ。さすが悪母ちゃんだ。サラをとるか、兄ちゃんをとるか、まさに究極の選択だな、と思って早送りしていたら次回のタイトルが「究極の選択」…そのままじゃん!

マイケルを傷つけたくはなかったわ、と言いながら最高に困らせているクリスティーナは悪い母ちゃんであるだけでなく、この暗殺事件は中国とインドの微妙な国際関係を刺激して、双方にいろいろと便利な(インド首相、こんなこと言ってましたよね?テレビショッピングかっ!)スキュラの価値を認識させて金を出させるという強欲さん。側近の、両方を天秤にかけるような真似はおよしなさい、にも聞く耳持たず。背中を向けた側近が何か細工をしているようにも見えたが、中味確認したマイケルが「ある」と言っていたので気のせいかも。でもマイケルの「ある」はあてにならないからなあ。いや、マヌケって意味(だけ)じゃなくて、作戦があるってことですよ(笑)。

今回笑ったのは、ホテルで逃走経路を思案中のマイケルの隣で沈む兄ちゃん。「5年で2回も要人暗殺犯に仕立て上げられるとは…」って(笑)。そうだよ、兄ちゃん隙がありすぎなんだよ(=素直、とフォローしてみる)。今度はマイケルも一緒に実行犯扱いで、大々的にニュースで取り上げられている。つまり、ニュースを見たスクレがマイケルを助けにやってくるということだっ!心が復帰したマホーンと協力した救出劇に期待。

サラの居所を、マホーンさんのカーナビをたどればいいと推理するティーバッグさんは優秀だけど…あそこ、一戸建てだったの?勝手にマンションのような集合住宅をイメージしてたから、一部屋一部屋訪問するティーバッグさんが浮かんじゃって困りました(笑)。
セルフはもうおしまいでしょうか。あの身分証の威力もこれまでか。結構便利だったのに。

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フロスト警部 #10「堕ちたヒーロー」 Dead Male One

ようやく第一話からの放送とめぐり会え、毎週楽しみに見ております。再放送なのに週一というのが、またうれしいスケジュール。
しかし…すごい、フロスト警部の物忘れが(笑)。根っからの刑事で、事件に関わってしまうと日常のことには気がまわらなくなるということなのだろうが。現在交際中の、病気の奥さんを担当してくれた看護師さんの忍耐にも恐れ入る。約束をすっぽかされたこと数知れず、それなのにこの第10話では一緒に住むことを匂わせているのだから。付き合いだす前から日常への無頓着ぶりは知っているからだろうけれど。

最初の数話こそ、裁判になったら困るような解決ぶりに驚かされたが、最近は警部の人情味あふれる事件の見方が主役だろうか(やっぱり、証拠の扱いとかかなり心配だけど)。その分、強烈な印象の事件が目立つような気がする。
今回の話は、人気サッカー選手の麻薬疑惑?と思わせておいて、実は移籍金欲しさのオーナーが仕込んだ「思い知れ」事件。監督が一緒についていくことが条件だったのに見捨てられたとか、移籍金の取り分について話がこじれたとか、そんなことだろうと想像はついた(実際は、オーナーは早く金が欲しいのにもっと多く金を出してくれるところを待とうとしたから)。
しかしですよ、その他ですよ、びっくりしたのは。
自分たちにも手が伸びてきたと感じた仲間が白状したのは、「私たちは悪質リフォーム詐欺を働いていました」という衝撃の事実。プロではない地元のクラブチームなので、サッカーだけでは食べていけないから仕事を持っているのだろうが、それがリフォーム詐欺とは。
上のチームにサッカーで評価してもらうために薬物には近づかない、とクリーンなイメージをアピールしていたはずなのに裏では詐欺ですか(笑)。そっちのクリーンさに対しては無頓着だな。
白状した理由は、詐欺に気付いたおじいちゃんの孫娘が法的には解決できないと言われて仕返しをしてきたと思ったからだってさ。車のイタズラや無言電話は確かに仕返し。見積書と現実を見比べれば追及できそうな気がするけど。立件できなくても、新聞に持ち込めば社会的制裁にはなるのに。被害者のおじいちゃんも、お人好し過ぎる。どう見たってやりっぱなしの手抜き仕事なのに、騙されたってわかってないんだもの。被害者が騙されたことに気付かないのが一流の詐欺とはいうけれど、彼らが一流だとは思えないのですよ。
もう一つ驚くのが、これが作られたのは1995年らしい。日本では数年前から問題となっている、高齢者宅への悪質リフォーム詐欺が15年も前にイギリスドラマで問題になっていたということだ(日本だって昔からあっただろうけれど)。

いつもだったら複数事件があってもなんとなくつながったりするものだが、今回もう一つあった川で発見された病院着の水死体は答えが出ず。
客として教え子にもてなされた校長先生が免許証を取られ、どういうわけか水死体の男の手に渡ったということらしい。校長先生の免許証で入院して盲腸の手術をしたものの、偽身分の発覚を恐れて逃げ出した、ということでしょうか。何故に病院着で?とわからないことだらけだ。校長先生を思い知らせないのも物足りない。

人気サッカー選手の裏の仕事もどっきりだったけれど、ここまでで一番驚いたのは#9「秘密の約束」。事件本筋ではなく、誰一人として警官に憧れ続けた偽警官に気付かなかったというところだ。あんぐりしちゃいましたよ。でも彼のおかげで解決できたといっても過言ではないので、偽警官も嬉しいに違いない(笑)。
これからもどっきり事件を覚悟して楽しみたいと思います。
ひとつ不満なのは、イギリスドラマなのにわんこの出番が少ないこと。いくらフロスト警部がパグっぽくても、ホンモノが見たいですよ。

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The Wire4 #9(46)「この街で」 Know Your Place

学校側の指示どおり、試験でいい点をとれるような授業に取り組むプレッツさん。しかし、ようやう引き出せた子どもたちの学びたい気持ちが逆戻り。あんなに楽しそうだったのに(プレッツも含む)、静まり返る教室は異様。興味がなくても取り組むことを学ぶ場でもあるのが学校だというのはわかるけれども、今の彼らはまだそこに到達してないし…と教育現場の理想と現実というか、現実のみが圧し掛かる。ランディは、プレッツの教えてくれた確率を、生きた授業として実践できてるし。

ストリートで生きることの討論以降、特別教室の方は落ち着いてきたように見える。模型の組み立てに「やってらんね~よ」という態度ではないもの。喧嘩をしだす班、分担ができて仕事も早い班(ズルあり?)、と性格があらわれるいい課題だったのかも。
ご褒美のお食事会はネイモンドたちが選んだ店だったのでしょうか。もう少し敷居の低いところから始めたら…と思わないでもない。でもそこがまた、店に入るまでのはしゃぎっぷりと、受付係とウェイターが別にいるような店(=場違い)であったということへの方向の定まらない不機嫌さがコルヴィンには非常に興味深いというか、彼らの気持ちに近づいたようなものであったらしい。翌日の教室での自慢話も含めて。

え~と、市長選はまだ終わったわけではないのですよね。それなのにカルケティは警察人事を動かせるのですか。視察はわかるけど、バルチェックとダニエルズの昇進は…?働きかけただけで警察内部での人事の指示は別のところ、ということでしょうか。そうだ、まだバレルいるしね(笑)。
勝手に、ロールズが警察長、「その下で働かないか」と言われたダニエルズが文字通りその下の副警察長なのだと思ってましたが、警察長には外部からの黒人を招くつもりらしい。でも、強硬な反対でまだ先行きはわからない。

マイケルの気持ちが痛い。弟のお父さん(やっぱりマイケルのお父さんではないのか?)を遠ざけたいけど、声をかけてくれたプレッツ先生には自分で断ってしまったし、デニスは優しすぎるって(泣)。親切な大人なんて知らないできたから、見返りなく親切なことに素直になれないなんて。で、選んでしまったのが見返りを提示したクリス(というかマルロ)。お父さんを空き家に連れて行ってくれるよう頼んでしまうのかな。頼んだらマルロのファミリーになってしまうということだけどそれでいいのだろうか。
マルロを監視中のオマー(出られてよかったね)が、面会中のマイケルを見つけて「まだ子どもじゃないか」というのが…ね、子どもだからこそのマイケルの悩みと、オマーの人柄がよくわかるところ。

キーマは別居して養育費を払っていたらしい。彼女には司法試験に合格したという新しいパートナーが。彼女はやっぱり弁護士にこだわっていたのかな。二人が生活していた部屋をよく覚えていないのですが、あの白いソファは見覚えある。主が変わっても、の存在感がソファにあるというのもね…。

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