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ささくれた日々

海外ドラマ、映画、本等の偏愛感想。ネタバレの配慮はあまりされていませんのでご注意を。

   

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The Wire4 #7(44)「黄金律」 Unto Others

バブルスで始まってバブルスで終わり、切なさいっぱいだ。
シェロッドの不登校を案じて学校に出向き、街での仕事中も手がかりをさがし、ようやく見つけたシェロッドは薬の売人になっていた。学校は無理強いしない、今後の話をしよう、と頷かせるも、バブルスの帰宅を待たずに荷物ごと姿を消してしまう。自分の不手際でバブルスが殴られたことを気に病んでいるのかもしれない、決して楽な方を選んだだけではない、と思いたい。でもシェロッドがバブルスのもとを離れても、あいつは殴って金を巻き上げにやってくるのだろうな。
助けを求めたところに居合わせたのは、子分→マルロ→オマーと流れてきた指輪をせしめたあの警官ですね。やっぱりここでも泥棒で、訴えに一言の返事も返さず、商品漁っていくというのが恐ろしい。彼には関わりたくない。キーマにバブルスを見つけて欲しいよ…。

そのキーマは、証人殺人事件を解決。真相は裁判での口封じではなく、通りでただ銃を撃って楽しんでいたらたまたま人に当たって殺してしまった、それがたまたま重要証人だった、というウソのような話。もしキーマ担当のまま、解決していたら市長選挙はどうなっていたのだろう。この皮肉な結果も含めて、全てが新しい空気を求めているということなのかもしれない。
市長の交代で、バレルが職を追われるのは確実のようだ。そして後任はやはり黒人でないと市民の非難を受けることになる。思案中に、パトロールの付き添いでカルケティは現場を仕切るダニエルズ警視を発見。「できる男」との評判に何やら人事図を描いている様子。ロールズ飛び越えてダニエルズが警察長に?うわあ、考えただけで恐い。

拘置所のオマーには懸賞金がかかっていて、みんなに狙われているので、貸しのあるバンクに移送を願い出る。「そういうもんだ」と帰ろうとするバンクに「本当の犯人が野放しでもいいのかよ」と刑事魂を刺激してやる。刑事のバンクはせめてもの移送願いを聞き入れてあげる。ここに、カーヴァーからの電話がつながっていれば別件からクリスにたどり着けたかもしれないのに。でもランディの証言も、呼び出しの伝言をしたことと、「クリスたちが殺した」という話を聞いただけ、捜査にかかれるほどの証拠とはいえない。でもさ、ゾンビ探しに行った空き家は?あそこで死体を見たのは事実なのに。

ランディもいい子にしていて、女の子も訴えを取り下げたので停学が解けて学校へ。そしたら学校は何やら楽しい事になっているじゃないですか。プレッツ先生の授業だけだろうけど。カリキュラム通りではないけど、みんなが今興味のある確率のお話で数学は盛り上がってます。みんなが同じことに意識を向けている、これが今のプレッツ先生にはとっても大切。
それにしても、教材室(?)ひどいですね。新しい教科書も箱ごと放置とは。それで「指定のカリキュラム~!」もないと思うけど。教科書よりもびっくりなのは新品のPCですよ。モニターは薄型だったしそこそこ新しい型みたいなのに。人手が足りない、予算が足りない、生徒が荒れているというけれど、教材室見てると別方面でもやりきれない思いがしてくる。
フィールドワークの問題児を集めての特別クラス、本当に何もかも「~行動障害」なの?ただの「悪ガキ」ではないの?このクラスの行く末と、コルヴィンの気持ちの折り合いつくのかしら?だって、デニスは、月の出席一日のために子どもたちを集めるだけでは何も解決しない、と補導員辞めちゃいましたよ。そして自分はスパイダーをひねくれさせてしまったことをきっかけに、自分の誤解を与えるような行動をジムの子どもたちに謝罪しましたよ。この人はなんてまっすぐなのでしょう。デニスが特別クラスに参加すればいいのに。

ロンダは上司が変わっても手腕を見込まれて事実上昇進とか、ジョーからマルロへの監視カメラを仕掛けたのがFBIか市警か見抜く方法の伝授とか、たくさんありすぎてこんな長さになってしまいました。
あとひとつだけ書き足すと、マルロにカメラをとられたハークがカーヴァーに泣きついたところ。「これじゃ甘えじゃないかっ!」と活を入れるカーヴァーに「甘えてるんだよ」と返すハーク(笑)。S2の時の壊れた盗聴器より高くて4200もするとか。あの時はウソついて従兄弟に受け取らせた情報料を巻き上げて充填してましたよね。

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ホワイトハウスが終わりました

NHKが途中で放送を止め、続きを諦めていたらスパドラで放送が始まり、そしてようやく大団円(+始まり)を迎えることとなりました。
途中、国際間の問題では「なぜいつもアメリカが出張らなければならないのか?」という疑問を持ったなあ。そう思ってしまうのは自分が日本人であるからなのか、製作側も疑問を投げかけるという考えがあったのか。これがアメリカだ、ということを描いていったらそうなった、というだけのことかもしれないが。
そういうことは深く考えないようにしながら(笑)見続けていたということは、やはり意地以外に何か惹かれるところがあったからなのだろう。
長く続くものは登場人物の成長に、勝手に感極まるもの。CJとか、始まった時点で既に成長していた人はともかく(それでもドラマはありますが)、やはりここはドナなのかな。
ジョシュの秘書では足らずに、キャリアを求めて挫けかけ(事故)、それでももう一度自分が何かをすることに賭け(党内選挙)、ドナ・モスが必要とされる人物だと自信がついてサントスの選挙スタッフに名乗りを上げ、当選後は大統領夫人の補佐官へ。自分で何かをつかむこと、をドナという女性をつかってみせてくれたのかもしれない。

大テーマは、就任式を終えて空港へ向かう車内でアビーがジェドに言う「最後までやり遂げたわね」だろう。ホワイトハウスの外で「職員の方ですか?」とたずねられたCJの表情も然り。レオが「バートレットを大統領に」と思い立ってからようやく終息の時を向かえたのだなあ、ここに副大統領になったレオがいたらどんなラストショットになったのだろう、と思ってしまう(=勝手に感極まる)。

就任式の間に内装がどんどん変えられるのは寂しくもあるが、始まりを感じさせるものだった。しかし、今度のスタッフ、首席補佐官=ジョシュ、次席補佐官=サム、ブラムは報道官?、オットーはホワイトハウスでは職を得られなかったのか…かわいそうだ。バートレット政権が始まった時のサムの位置にいるかもという望みをつなごう。

私が一番好きだったマーガレットがそっくりに書けるという、大統領のサインをしみじみと見られたのも最後にふさわしいかも。しかし、何故マーガレットは大統領のサインを練習しようなどと思ったのだろう。やはり不思議な人だ。

トビーへの恩赦とか、父親から受け継いだ合衆国憲法をバカ娘婿でなくチャーリーに渡すとか、時間が迫っているというのにホワイトハウス内を散歩してスタッフに感謝を述べる大統領とか、どれにも裏ストーリーをつけて語りたくなって困る(笑)。それは脳内だけにして、ここは最後まで放送してくれたスパドラさんへの感謝の言葉で締めます。
スパドラさん、海外ドラマファンが何を望んでいるのかを考えてくれてありがとう。他にも期待してますよ(笑)。

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年末っぽい

先週は福引、今週は障子の張替え、と人並みに年末っぽい日々を過ごしております。
メガネのパーツ交換等をしたら結構な金額となり、1000円で一回できる福引券が17回分ももらえました。
成果は、台所用品6つとそこのスーパーの専門店のみで使える500円の商品券でした。
メガネのパーツ代金、後払いにすれば使えたのに…って先に払わないと福引できないか。
後ろの人に「まだ回すのかよっ!」ってな感じで見られ、意味もなくぺこぺこしちゃって私じゃないみたいでした(笑)。

障子の張替えをすると思い出すことがあります。
それはまさくんが家族になった年のことでした。
庭に面したサッシに障子を立てかけていたので外は見えませんでした。
一枚張り終えて庭に目をやるとびっくり、なんとまさくんが真向かいで布団の上に座ってこっちを見てるじゃないですか!
犬小屋に敷いてあった布団をどうやって持ち出して、また何故に正面に敷いて座るなどと思いついたのかまったくもって不明です。
しかし、かわいかったなあ←犬バカ。
障子張りの観客状態はこの一回だけでした。
なぜなら、その年が明けてからはほとんど室内犬でしたから。
障子を張り替えるこの季節になると、大笑いしている私を、布団に座って不思議そうに見つめ返したまさくんの姿が浮かびます。
ユーモアと犬への愛情にあふれた、あたたかい気分になる本「サーバーおじさんの犬がいっぱい」を読んだばかりなので、今年はなおさら懐かしく感じてしまいました。

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サード・ウォッチ6 #16(125)「闇を継ぐ者」 In the Family Way

どうやら「M.I. 緊急医療捜査班」とのクロスオーバーエピソードらしい。
宝石店の店主を撃ち殺した強盗二人のうち、一人は車をぶつけて逮捕。怪我以外にも体調が悪く、インフルエンザのような症状を見せる。ERの医師は、先に中国人医師の同じような症状を見ていたため、SARSの可能性を疑い国立衛生研究所に応援を要請。それが「M.I.」の人たち、というわけですね。もしもSARSだとしたら、逃げた強盗の片割れはウィルスを撒き散らし続けていることになり、緊急な身柄の確保が必要。そして接触した警察官や救命士、特に顔面に咳と唾液をかけられたカルロスが心配…と思ったら、ラストでかなり体調が悪そう。レヴィーンと再会し気持ちの確認ができたろころなのに。

前回逮捕したギャングのリーダー、マドックスを刑務所に護送するため警察内を連れて歩いていると、少年がいきなり発砲し、マドックスは死亡。名前も住所も理由も何も言わない少年に、ギャングのNo.2マーセルが弁護士を連れてくる。父親をマドックスに殺された少年をマーセルが「子どもはたいして罪にならない」とそそのかしたと思われる。マーセルはマドックスのやり方に不満を持っていたため、この逮捕を自分の改革のために利用したようだ。「クリーンなイメージにドラッグは合わないから、シマを分割してくれてやる」と敵対する三つのチームを呼びつけておいて一気に爆破で三つのグループを亡き物に。クルーズに負けず劣らず強引だっ!

伝染病とギャングの爆破事件、両方とも続きは次回か?伝染病騒動は本当に見られるのか少し心配。「続きはM.I.で!」だったら気持ち悪くてかなわないよ。

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ER14 #11(301)「決意も新たに」 Status Quo

頭に怪我したカルロス君のお母さんとして、 ジェニー登場。
一時意識を失ったとのことで頭部CTを撮ると打ったのとは別の病巣が発見され、HIVが発症したかもしれないことに動揺を隠せないジェニー。必要なことだけを伝えようとするジェニーに対し、別れた夫は「君が電話で何を話しているかカルロスはわかっている」と正直であることを促す。すべては脳の細胞検査の結果次第、家族の祈りが通じることを願うばかり。
夫とは別れ、病気に対する偏見と発病の恐怖を自らも抱えながら、クリニックで若い患者の相談に乗る、そんな日々がうかがえるような年の重ね方に見えた。…そうか、もうジェニーがここにいたことを知るドクターはいないのか。
しかし…医療関係者が患者側にいるとやりにくそうだ。でもジョーの時のアビーほど鬱陶しく思わなかったのは何故?(笑)

足首を痛めた女性を連れてきた軍人カップルの件は、スタッフの気配り足りないよ~。別々の駐留地だって言ってるんだからまず女性に確認とらないと。ゲイツの「守ってあげろ」が彼氏の心を動かしたというのは意外かも。いや、彼氏の心はゲイツに言われるまでもなく決まっていたのだ。「中絶はしない、妊娠していれば駐留しなくていいから」という彼女の手を握る彼を信じたい。不利なことを言うヤツを守ってやらないようなところには戻りたくないだろうが、彼氏は戻るんだよね。

ヘレエは去った人とも連絡を取っているのですね。その設定、なんとなくわかるような気がする。でもそしたら何故ジェニーとは?という気もする。近くにいるからあえて、ということなのかも。
プラットはER部長になれないのなら、自分を必要としてくれるところに行く、と宣言。最後の電話はスカウトの人によい返事をしたということですよね。彼もこの病院を去ってしまうのか…(ちょっと私、白々しいですね・笑)。

今回、脳内に別ストーリーができあがりそうなくらい、他ドラマでの役が錯綜。
プラットをスカウトしてたのは、「クローザー」のテイラー警視。プラットと交際しているベティーナは「クローザー」のダニエルズ。もうプラットはロスに行くしかないような気がしてくる。ついでにゾンビと闘えばいいのに(笑)。
ジェニーの元夫は「PB」では殺し屋で、マホーンに復讐されるのですが、マホーンの人とスカイは「Invasion」で夫婦だったんだよなあ。
ジェニーはウィーバーを頼っていたけれど、もう一人前の夫は「サード・ウォッチ」では、「ER」でウィーバーのパートナーだった人に捨てられて心が壊れてしまったのになあ…等余計なことばかり浮かんできて困りました。←いろんなもの見すぎだ。

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