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ささくれた日々

海外ドラマ、映画、本等の偏愛感想。ネタバレの配慮はあまりされていませんのでご注意を。

   

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サード・ウォッチ6 #119「地に堕ちたヒロイン」 Rat Bastard

「モンローは内務監査の人間」とデイヴィスがぶちまけたことでモンローの味方はいなくなる。こうなることも承知なのにフィニー警部は異動の手段を選ばない。これはクルーズを捕まえられなかったことの逆恨みだろうか。こうなるとフィニーとクルーズの間に何があるのか気になる。素行の悪い刑事を調べているだけとは思えない。
モンローが何を調べていたのか不信感でいっぱいのパトロール警官、スワルスキーまでもが厳しいのは少し意外。「お前と組みたがるヤツなんていない」は正論だろうけど。ブレンダンが組めばいいって問題ではないような気がする。
仲間の緊急時に何をおいても駆けつけてきたのに、応援要請を無視する彼らを見るのはツライものがある。でも、「犯人知ってる」と言いながら、スワルスキーにも仕切るクルーズにも何も言わないモンローも問題あり(そういう演出だろうけど)。「ありがとさん、後は行くからデスクにでも」との皮肉の感謝で横取りされてもいいのに(笑)。
犯人との格闘シーンでも、股間を蹴り上げてうずくまらせたのなら、落とした銃を拾うよりもまず手錠だろ(だからそういう演出だって・笑)。ここのシーンは大人であるブレンダンを認めるためだったのかもしれない。

デイヴィスのパパ事件の真相書類をモンローに渡した元内務監査で今探偵の男が殺され、実行犯は刑務所で殺され、急に周囲が慌しい。証言する覚悟を決めたサリーも危ないだろうから、デイヴィスはさせないだろうな。…関係者一人ずつ消すよりも、穿り返している一人を消す方がいいような気がするのは私だけか?(笑)いや、デイヴィス消えろって意味ではなくて、フィニー警部の意図がわからないということですよ。

消防には、役作りの体験としてカーターという俳優がやってくる。やる気満々のようだったが実は崖っぷち。かつての栄光に縋るように、今は酒浸りの生活で飲酒事故を起こしたり、仕事に影響を及ぼしている。再起のために賭けている映画が近未来火星の消防士…。新人君、「酸素がないと火は燃えない」なんて言っちゃダメっ!
いくら体験入隊だといっても現場は命に関わるもの、酒の臭いをさせている男には任せられない!と新人君が決断して報告するかと思ったのに、「近寄らせなければいい」ということを選んだのはちょっとがっかり。
パトロール警官のモンロー無視、体験入隊の俳優、とどちらも命を預けあっている人たちの現場なのになあ…。

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The Wire4 #39「優しい目」 Soft Eyes

マルロが子どもたちに配っているものがよくわからなくて、「ク、クスリ?」と一瞬恐くなった(笑)。でも配っているものはお金でした。中学生たちには200ドルで、小さい子たちにはもう少し少なかったのかな?これは手名付け作戦?子どもたちに近づいていくというのは今までのマルロからは想像できなかったので、意図が見えずかえって恐い。
例のごとく、新シリーズからの登場人物の名前と顔、続き柄を結びつけるのが遅くて(笑)。名前表記もスパドラのHPに頼ってます。エピガイによれば、マルロからのお金を受け取らなかったの、てっきりデューキーだと思っていたらマイケルだそうじゃないですか。「何故受け取らない?名前は?」と聞かれても名乗らないから~(笑)。
子どもたちのリーダー格のナモンドは、ウィーベイの息子だったの?面会先で魚の世話を気にかけていることを「ああ、ウィーベイだ」と安心したのも束の間、彼に家庭のあるイメージってなかったから…(笑)。以前、ディアンジェロに魚の世話を頼んだのは、まだナモンドが幼くて任せられなかったということかしら?
新たな登場人物を覚えるのが遅いので、デニスのジムでもちょっと混乱。ボーディやウィーベイがナモンドに「ポニーテールは止めろ!」というのはこういうことなんだな(笑)。それにしてもジムは盛況、庭仕事でも一目置かれるデニスは本当によかった。寄ってくる女性の多さが心配だけど。
盛況といえば、バブルスもカート店増床。ここでバブルスが子分に言ってることと、庭仕事の雇い主がデニスに言っていることが同じなのが面白い。お前が独り立ちしてくれれば~というところ。同じことを言っているのに、バブルス、クスリは止められないんだよね。でも向上心を持った子分には精一杯の努力して学校に戻してあげようとするから応援したくなる。入学手続きで学校に付き添った時のプレッツさんとの視線の交錯はステキだったなあ。

特捜班は、バークスデール資金の流れを追うため、現職市長ロイスと通じている市のおエライさんへ捜査令状を突きつける。フリーマンの「1年待った」というのは運転手の車から多額の現金が出てきた話のことですか?何故市長選挙を控えた今なのか?とロンダと衝突しているところの意味がよくわかりませんでした。ダニエルズは全てお見通しで、ロンダもそれを聞いて「う~ん、もう!!」って嫌ではない嫌がり方(笑)してましたけど。
市長選は資金のないカルケティが断然不利みたいですが、現職市長ロイスも重要事件の証人の保護が隙だらけで殺されたことが露見しピンチ。おまけに、お楽しみをハークに見られ、ハークは出世のために「市長が何も言ってこなければ黙っている」ことを選択したのに、市長はハークの異動を検討中。あらら、ってことは下半身スキャンダルも勃発か?これがカルケティに有利になるかというと、黒人票がお友だちに流れてしまえば不利なことは変わらず。討論会で誰が市長を糾弾したのかをわかってもらえれば別だけど。

というわけで、私にはもう少し人の流れを追うことが大切のようだ(笑)。
ところで、マクノルティは姿見せませんでしたね。市長のお楽しみを見てしまい左遷におびえるハークが「マクノルティの二の舞になってしまう!」と言ったり、ロイスの後ろ盾が捜査令状を突きつけられた件では、バレルが「マクノルティの仕業か!」と言うなど、大人気でしたけど。

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ゴーン・ベイビー・ゴーン

ゴーン・ベイビー・ゴーン [DVD]
「ゴーン・ベイビー・ゴーン [DVD]」
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 レーベル:ウォルトディズニースタジオホームエンターテイメント
 発売日:2009-12-16
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原作再読が追いついたので。
原作とほとんど変わりなく話が進み、救いのない静かなエンディングまで同じ。
みんなが大切なものを失くしていき、幸せな結末などひとつもない。
自分は幸せだと勘違いしているものが一人だけいるが。
エンディングシーンは本とは微妙に違うが、映画の方が好みであり、哀しみも強く感じる。
DVDが発売になった頃だったか、Casey Affleck に難ありというようなものを読んだ気がするがそんなことなかった。
だって、パトリックがああだもの、Casey Affleck は紛れることなくパトリックだった。
不満があるとすれば、アンジーかな。
法的に正しいことをしようとしているパトリックに反対しているが、あれでは気持ちが流されただけのようにも受け取れる。
こんな世の中で子どもが育っていかなければならないことを嘆きながらも、パトリックの子どもが欲しいと言っていたことを加味してあげないと。
それでもやはり「ここで見守ればいいじゃない」は、ヘリーンの元で暮らすアマンダを思い浮かべるべきだったと感じる。
もうひとつ言うと、レミー・ブレサントの元娼婦の妻とその似ても似つかない息子の話もあると死に際の「子どもが大好きだ」がもっと深かったのに、と思わないでもない。
そんなに詰め込んだら、何時間あっても足りないし、せっかくの雰囲気が壊れちゃいますね。
好きな話が映画になると期待値ばかり上がって、がっかりすることが多いですが、概ね満足でした。

おまけ
だめだめ母親ヘリーン役はAmy Ryan。
彼女、The Wireでは少々生活に疲れはしているものの、シングルマザーとして頑張っているので、「本当の君はそんなんじゃないだろ!」と(笑)。
もう一人、The Wire のストリートで生きる男オマーの Michael Kenneth Williams がパトリックの友人警官デヴィンとして登場。
オマーの人が出ていると聞いて「絶対、チーズ役だ」と信じていたので少しびっくり(笑)。
この映画ではちょい役のようだけど、デヴィンは身も心も傷ついたパトリックを気遣う、愛情に溢れた男、すっごくいい役なのです(笑)。

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プリズン・ブレイク4 #14「取り引きの極意」 Just Business & #15「記憶の中で」 Going Under

#14「取り引きの極意」
仏心を出したディーバッグさんが、一枚上手の組織の演技者に拉致されました。連れ去られる際、踏みつけられるコール・ファイファーの名刺を目で追う姿が憐れでもあり美しくもあり(ウソ)。
後は(ってこっちが本筋だけど・笑)、グレッチェンとセルフからマイケルがスキュラを奪い返すものの、眩暈と鼻血で倒れてしまい、組織にスキュラごと連れ去られる。兄ちゃん間に合わず。

#15「記憶の中で」
将軍様はスキュラを取り戻すことを条件に、マイケルに最先端の手術を施すと兄ちゃんに約束。兄ちゃんはかわいい弟のために承諾。一時は心配停止に陥るものの、手術も成功。あとはスキュラを奪還するだけ。でもスキュラの本当の意味を知ったマイケルは…

他のドラマもたまってますが、一つ見たら我慢できなくて続けてみちゃいました(笑)。

組織だとか、スキュラだとか、簡単に言うと悪巧みの証拠くらいにしか思ってなかった。だからマイケルに最先端の医療を施せるなんて、都合よすぎ!と思ったけれど、マイケルが走馬灯(死を迎えるにあたって、過去の出来事が走馬灯のように見えることの説明にはなんとなく納得)の中で導き出した結論としてこの組織は全ての分野に最先端の技術を開発計画しているらしい。買取人がスキュラチェックしている画面に、medicalもあったしね。
その集大成というか、一番の重要事項は太陽電池エネルギーの開発らしい。なんかすごく効率よくエネルギーが使える素晴らしいものらしい。
国家じゃなくて、民間人の組織がすごいね。ユーリカもびっくりだ(笑)。誰かが裏で予算流してたのか?
ママも組織の一員だったことが判明し、マイケルが助かったらもうこんなことと早く縁を切りたい兄ちゃんと対象的に、マイケルはスキュラそのものに興味を持ち出しましたよ。
電話の声からすると、買い手のボスは女性のようだ。ってことは…生きてるのか?腫瘍はウソか?わかった!最先端の手術を受けたのってこの人だよ、きっと(笑)。

本日一番楽しかったのは、グレッチェンとセルフの居所を聞き出すための兄ちゃんとティーバッグさんの面談。
面談を始めるにあたって、テーブルにペンチ(笑)。
兄ちゃんは絶対やるってわかっているのに「俺はしゃべらねえぜ~」とかまえていたティーバッグさん、一本抜かれてギブアップ。二本目抜かれる前に喋る気だったよね(笑)。

マホーンはラング捜査官の裏切りで連行されるが、裏切りを裏切りで返したあげく、彼女にとってのマホーンはかつての信頼した上司であることが大きくて逃がしてくれました。スクレも自分の道を歩き始めた今(いや、必ず戻ってくる・笑)、マホーンは必要だものね。でも、兄ちゃんと合流できるのか?まさか組織に協力しているとは思わないだろうからなあ。

マイケルが心配停止しても、ひとつも心配しないってやっぱり間違ってる?
知恵者であるウェストモアランドさんの導きが必要だったとか、そういうこともあるかもしれないけれど、マイケルが最期に見る場所がフォックスリバーというのは…(爆)。

あと、余計なことだけど…兄ちゃん、キャップが小さすぎ!っていうか頭大きすぎ!(笑)

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The Wire4 #38「夏休み」 Boys of Summer

マクノルティは、西署で制服パトロール警官。ダニエルズの再三の誘いにもパトカーを降りる気はないと返答。制服警官になってからの生活が落ち着いているということか。一杯おごって欲しがるバンクに「ディナーに来てビーディーと子どもたちに挨拶しろ」って、そういうことですか。マクノルティの制服姿は好きなので、刑事に戻らなくてもかまわないけど、帽子も被ってくれ(笑)。
ダニエルズは昇進するって言ってたし、コルヴィンがクビなのでもしかしてと思ったら案の定、マクノルティが転属願い出た先、西署の署長だった。とにかく、西署はミーティングも楽しそうだ。
ハークは、選挙を控えて身辺警護が強化された現職市長ロイス付き。…警察官に見えない(笑)。
プレッツさんは、中学教師になる。資格取得は来年ということで最初は難色を示されるが、元警察官と聞いたら即採用。それほどに荒れている学校ということだろう。プレッツさん、今はおとなしいけどたぶんああいう中学生だったような気がする。
特捜班はダニエルズが西署へ異動になっての後任は、キーマの偽書類に疑問持たずにサインしてしまうような、あまりやる気の感じられない人。実質はフリーマンが仕切っているようだが…ダメージ2見たばかりなので「全ての黒幕なのでは?」という気が拭い去れない(笑)。

バークスデール組が散り散りになった町は、マルロの手の中にあるらしい。一切の死体があがらないという。それはマルロに忠実な二人の殺し屋が周到に始末をしているからにすぎない。女絡みでフルーツに制裁下したレックスをこっそり始末するのもそう。
しかし、それに手を貸してしまったランディは思い悩む。夏休みの小遣い稼ぎ程度にボーディたちにくっついていただけなのに自分の運んだメッセージがレックスを殺してしまったわけだから。
このランディと仲間たちの関係はかわいい。いじめられっ子デューキーが敵対グループにいじめられるのは許せない!って向かっていくんだよね。その方法(臭う風船爆弾)がまた、子どもらしくて好き。自分たちがデューキー叩くのは「女叩き」でちゃんと一線はわかってるし、作戦失敗でみんなが無事に逃げられたかどうか気にかけるのも、助けようか迷ったけれど逃げちゃったことに負い目感じてるのも、子ども世界の安心感というか、そんな感じ。それなのに知らないうちに人殺しに手を貸してしまったというのは、この仲間たちにも黒い影が入り込んでくるということなのだろうな。早く学校始まればいいのに。でも学校もアレだからな(笑)。

市長選挙は、カルケティは不利そう。現職と圧倒的に資金が違いすぎてCMもままならない。これも、あの参謀が使い込んでるんじゃないか?という気がしてくる(笑)。あと4週間、どういう結果になることやら。

このシーズンは学校問題、麻薬絡みの治安、そういった政策面が大きく関わってくるようだ。
あの子どもたちは不幸な道には引きずりこまれて欲しくないなあ。

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