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ささくれた日々

海外ドラマ、映画、本等の偏愛感想。ネタバレの配慮はあまりされていませんのでご注意を。

   

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マクベス巡査 #19&20「運命の石」 Destiny:Part1&2

ロックドゥに運命の石が隠してあるとか、そんな秘密があるなんて。
その石を国際的な投資家(=悪者)にそそのかされたTVジョンの弟が奪いに来る、というエピソード。
幼い頃から兄さんと比べられてすねてしまった弟は、悪事を重ねて不思議な力をコントロールできずに自らに災難を招いていたらしい(マキーバ家は不思議な力の家系なの?)。
義手としてフックがつけられてしまったのもそのせいか?
隠し場所を暗号の詩にして、それぞれの家に語り継がせ、それそ聞き出すために催眠術師が同行、というのがおかしい。
またその催眠術師が毒蛇にかまれたのをジョンに助けられて改心しているところも、彼女、ロックドゥの出身じゃないのか?と思えるくらい。
ジョンの弟に石の運び出しを思い止まらせるためにローリー、マクレー親子、少佐、ヘーミッシュ&イザベルが向かうのだがこの時、ローリーとマクレーパパは例のキルト姿(少佐は寒いからチェックのズボン)。
これはやはりスコットランド人としての心に訴えかけるという意味なのだな、と確信。

この最終回前後編はジョンが死期を悟るという衝撃発言でスタート。
死にたいのではなくその時が来るといわれてしまえばどうしようもない。
それでも思い止まらせようとするロックドゥのみんな。ラーキーなんて、「なんでわざわざ葬儀屋の服のままなのさ?」と思ったらジョンに死を怖がらせるためというものだった。遠回しなんだか直接なんだかよくわからないけど思いやりを感じる(笑)。
ジョンが死と共にポマードの匂いを感じていたのは、弟と一緒に死ぬことを意味していた。
兄さんに嫉妬して悪い道に進んだ弟だったが最後は誤解もとけ、自分の力をコントロールすることができてよかった…というストーリーだけど、あのボートであの炎上はないんじゃないのか?ハートフルでありながらどこか残酷なマクベス巡査の真髄を見たような気がする(笑)。

主役のヘーミッシュですが、ジョンの弟の「ヘーミッシュ危篤作戦」に動揺し、愛していることを再確認したイザベルとようやく結ばれることに。子どもは持たないと決めたらしいが洞窟での油断がそうはさせないらしい(笑)。ジョンの言葉を受け継ぐものが生まれるのだからめでたいことだ。それにジョンもきっと戻ってくるしね。
ジョンといえば、確か字が読めなかったはず。しかし軍人のお父さんがいたり弟は成績優秀だったり…。最初の字が読めないという設定は確か「学がない」だったような気がするが…?まあ、硬いことは置いておこう。

少しずつ見てきたマクベス巡査もとうとう終わってしまった。
何よりも魅せられたのはポリスコートを着たヘーミッシュと、ただいるだけなのに幸せな感じが伝わってくるジョック。最終回も思いっきり走ってました。
ミステリチャンネルはもっと再放送をするべきだ!
秘密が持てないロックドゥだけど、意識せずともみんなを大切に思う心が美しい。
なのでヘーミッシュは一生出世しないのだろうな。ロックドゥで巡査の鑑としていられることが最高の贈り物なのかも。
私も移住したい、ケーブルテレビ見られるかな?(笑)

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コールドケース5 #1「プール」 Thrill Kill

リリーの職場復帰初日、「息子は警察に殺された」と責め立てる女性がやってきた。彼女の息子テディは1994年に友人ディランと共に、少年3人を殺害した罪で無期懲役の判決を受け服役中だったが、30歳の誕生日に首を吊った。母親の訴えは言い掛りにも思え、その意味が問われるがリリーは現場復帰の仕事にこの事件の再捜査を選んだ。しかし、スティルマンは「カウンセリングは任意ではない」とまずカウンセリングを受けるよう言い渡す。

撃たれたリリーが5ヶ月ぶりに仕事に戻った日、という始まり。
チーム内の雰囲気は相変わらずよさそうでなにより。
ごはんを横取りしても「ファミリーだろ」で済ませようとするヴェラも相変わらず。
この事件は腕利きの刑事が担当だったのでそれを穿り返すことに躊躇いもあるような素振りのボスでしたが、その実はリリーを心配してのこと。
再捜査の理由が出てきたらスコッティに担当を任せるくらいだもの。
しかし、そのスコッティに担当させるのもS4最終回でリリーを救うために発砲したことの正当性を内務監査に知らしめるためかもしれない。スコッティは責任あるリーダーを勤められる男だ、と。
そんな脳内ストーリーから始まる今シーズン、文句を言うくらいなら自分なりの深読みで楽しむことに決めました(笑)。

少年3人殺害事件、テディとディランは犯人ではなく第一発見者だった。
かねてから問題児扱いされていた二人が町のパニックを鎮めるために犯人にされたというのが真相。
いくら世を拗ねた問題児といっても二人はまだ17歳、やってもいないことで有罪になるわけがないと信じていた、担当刑事には、誰かを逮捕してパニックになっている町を鎮めることが要求されていた。
そこにはでっちあげはないが隠し事があった。犯人とされた少年二人には自白がなかった。
それでも有罪になるほどに町が揺れていたということなのだろう。
では誰が真犯人だったのかというと、殺された少年の一人ジャックの父親ヘンリー。
過去のトラウマから暗闇を恐がる姿をジャックたちに笑われかっとなり目懐中電灯でめった打ち、ディランたちの仕業にするため彼らのたまり場廃プールに子どもたちを捨てたのだった。
ヘンリーは子どもを虐待する親ではない。ジャックにクマのぬいぐるみを抱かせているし。ジャックたちも悪気があったとは思えない。それでも不幸な事件は起こってしまった。
ヘンリーはさらに人のせいにするという罪を重ね、自ら暗闇の恐怖を強くしていった。でも償いにはならない。

妻がジャックの葬儀後、血が付いてひびの入った懐中電灯を見つけ、一瞬にして真相がわかったところは見せ場。
「ジャックが恋しい」と抱き寄せてくるヘンリーの背中を少しの躊躇いの後同じように抱き寄せるところ。
リリーの言うように「モンスターの仕業にした方が楽」と無意識に決心した瞬間だった。
この妻役、今年のアカデミー賞で主演女優にノミネートもされた、ホミサイドのハワード刑事のMelissa Leo。
そういえば夫はジャーニーマンで少女監禁犯だった。彼の境遇を思うと暗闇を恐れる姿に妙に納得。

そして…一番書きたかった大妄想があります(笑)。
IQが190あるという無実の罪で服役していたディランはOZでミゲル・アルバレス役のKirk Acevedo。
あんな早い時間に刑務所にいる彼を見せられたら
ミゲル、まだ刑務所にいたんだ…マクマナスめ!という想いにずっと脳を支配されっぱなし(笑)。
ミゲルは親子三代刑務所という家系だったけど繊細な心の持ち主、今回のディラン役に通じるものがあったな、とマクマナスへの怒りを強くしてくれました(笑)。

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L&O:性犯罪特捜班2 #6「幻想との狭間」  Noncompliance

雑貨店の店員マギーがレイプされ殺された。店の外にはナイフで刺され性器の一部を切り取られた男が倒れていた。カウンセラーとして研修中のマギーにストーカー行為を働いた患者による犯行と思われたが空振り。服薬を拒否している変わった患者として名前の挙がったマークをたずねると、彼は血まみれのナイフを持っていたため容疑者と目される。しかし意識を取り戻した刺された男の言動が不自然で周辺を調べると、彼こそがマギーのレイプ殺害犯でマークは目撃者で犯人を刺したのだということがわかる。が、統合失調症であるマークに証言してもらうには、拒否している薬を服用してもらい「しっかりした状態」であることが必要だった。

録画しっぱなしだけど、時々思い出したように見ているSVU。重すぎる話が多いのでこのくらいが調度いいのかも。
今まで、精神に病気を抱える人を排除したり危険人物と見做してきたつもりはないが、その根底には「薬を飲んで治療に積極的になるべき」という考えがあったのだと思う。
正直、服薬を拒否する権利を主張する母親を見て「無責任」という言葉もチラついた。
母親はマークの病気を理解して暴力性はないと言っていたことは信じる。
しかし、マークが薬を飲めば変な言い方だけどもっと普通の生活ができるのではないか?と(ベンソンもかなり強くこういった意見であるように描かれていたと思う)。
でもそれは正しいとはいえなかった。
薬を飲んで普通であることを強いられたマークに、現実とはあまりにも過酷な場所だった。
店内にいたのにマギーは自分に助けを求めなかった、マギーはこんな姿を見られたくないだろうからできるだけのことをしてあげた、薬で妄想から切り離されたマークにはこの現実が圧し掛かりとても耐えられず首を吊る。
スコーダが服薬によって注意すべきと挙げたことが起きてしまったわけだ。
ベンソンのお悔やみの言葉に「地獄へ落ちろ」と返した母親の気持ちは私たちには想像しきれない。
私は息子の病気をわかろうとがんばってきた、なのに薬で形をつけようとしたあなたたちに屈したなんて悔やみきれない、と自分をも責めていたことだろう。
薬が有効な人だってもちろんいる。しかしそれは全員に当てはまることではない。
「○○だから△△」というわけにはいかない、精神の病気と向き合うことの難しさ、人としてふつうに生きるとは?と考えさせられるエピソードでした。

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ユーリカ!

ようやくユーリカの続きが放送されるようですね。

http://www.tvgroove.com/news/article/ctg/2/nid/2316.html

8月入ってすぐ、パイロット版に続いてS1の放送が始まり、そのまま初放送となるS3へと続くということでよろしいのでしょうか?
ということは…週1話放送だとすると…S3が見られるのは半年後?(笑)
本国での放送もS3の途中までのようなので(本日10日に再開?)調度いいのかな?

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名探偵モンク6 #14「恨み節だよ、人生は」 Mr.Monk and the Bully

ナタリーが個別依頼の電話を受けるが、依頼主の名前を聞いてモンクさんは大反対。何故なら依頼人ロディックは子ども時代のいじめっ子であったから。金銭的ピンチのため、と説き伏せてたずねたロディックからの依頼内容は「妻が浮気をしているらしい」というもの。浮気調査はやっていないと断ろうとするナタリーをモンクさんは遮る。かつてのいじめっ子が奥さんの浮気の証拠に気落ちする姿を見たい!という復讐心で大張り切り。しかし、ロディックが妻の浮気相手殺害の罪で逮捕されて…。

モンクさん、「復讐だ!」とはっきり言ってましたよ。う~ん、そんなこと言うんだ…。
ロディックは「お流し~!」と未だに言ってるので彼の中では遊んでいただけなのだろう。
さらには「お前は向かってきた、撥ねはひどかった」から、モンクさんのことを骨のある男と一目置いていたのかもしれない。
知らず知らずのうちに人に苦痛を与えていることもあるのだな、という教訓を含んだエピソードでありました。お流しはひどすぎるけど。

肝心の事件は、ロディックの奥さんは自身も知らない双子だった!というズルイもの(笑)。
浮気も殺しも奥さんに成りすまそうとした姉(妹?)の仕業。
ロディック逮捕に一度は小躍りするものの、気付いてしまった真相は明らかにするモンクさんは少しだけ大人に戻りました。
しかし、奥様のほうが爪を噛む癖があったとは…やはりロディックからの無意識の圧力というものはあるのかも(笑)。

出番少なめでしたがディッシャーはがんばりました。
双子でそっくりだからどちらを逮捕していいかわからなくなってました。
そんなディッシャーに警部は「おぼれてない方を逮捕しよう」と優しく助言。
逮捕と救助の狭間でプチパニックだったディッシャーの人柄がうかがえます(ウソ。浴槽の被害者にも銃向けてましたよね?)。

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