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ささくれた日々

海外ドラマ、映画、本等の偏愛感想。ネタバレの配慮はあまりされていませんのでご注意を。

   

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シェトランド2(終)

「1」は2時間枠1話で合計4話でしたが、「2」は2時間枠×3回の6時間モノでした。
本国放送では1時間×6回だったらしいし、「1」にしてもいろいろ区切りの違いはあるでしょうが、AXNミステリーではこういうことです。
情報なしで見た初回こそ、2時間内で解決しないことに驚きましたが、見てみれば6話のミニシリーズとしてたいへんに濃厚な時間を楽しめました。

証人保護という制度が全てのつながりというか、原因というか。
過去をすべて捨て新しい自分になっての生活が、マイケルのような人には再出発のチャンスであっても、リアンとお母さんの場合には受け入れられなかった、と。
マイケルの場合は結果が見られなかっただけなのかもしれませんが。
う~ん、そういう着地だったのか…と正直まいりました。
悪組織の口封じだったら、面白くもなんともないですからね。
しかし、悪徳弁護士を含んだ悪組織の描かれ方は憎かったです。
留置所での弁護士の顛末はお約束ですが、10年前も今も組織の差し金ではなかった、フィリスもローナも、正しいことを知る人物だったところにほっとするような気がいたします。
あの弁護士、組織以上だよね。
マイケルの言っていたのは、そういう意味だったのか!と合点がいきました。
トッシュを利用した警告とか、あれは組織の手口ですよ。
最初にペレスの奥さんの写真を焼いたりしたのを見て、卑劣!とか思いましたけど、あんなの生易しかったです。

レギュラーたちにも転機がありました。
ペレスは証人保護担当の女性刑事と親しくなり、大学生となった娘はブラジル人男性と親しくなりブラジルへ。
サンディは事件で知り合った子持ちの女性と夫婦同然、そしてトッシュには上記のような試練ですよ(ビリーが犬連れでないというもの加えていいですか?・笑)。
でも、鹿の死体を欲しがってる変わった人との奇妙な友情だけが救いです。
確かに、あんなおとなしいワンコを飼っている人が悪い人のわけありませんからね。
そんな新たな友情に力をもらったのか、ペレスの思いやりに感謝しながらも、刑事としての独り立ちを選んだようです。
刑事として裁判の成り行きがわかるから告発しないことを選んだトッシュと、10年前の事件でも告発を選んだケリーが対象的でした。
そして、そんなケリーに誠意をもって味方すると言えるサンディもステキでした。
保護施設では7年間証拠を保存するというので、数年後にはトッシュも…という可能性もありなのでしょうか。
新しいシーズンが作られたとしても、トッシュはいない可能性が強いわけですね。
最初の二日酔いキャラの印象が強かったので、いなくなってしまったらさみしいですねえ…。

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近況(~6月18日)。

ゴーヤー情報です。
花が咲いて以降、ちらほら咲き続けてます。
でも、葉っぱの勢いもツルの張り具合も復活してきました。
とても、「このままでは死んでしまうので、子孫のためにとにかく花を咲かせねば…」なんて悲壮感はありません。
新しくプランターを増やされてもしまいましたが、密集する分にはかまわないのでこのままにしておこうと思います。

歯医者、ちょっとした治療だったので数回で終わりました。
借り詰め状態を新調する時、「わあ、キレイにできてるなあ。もったいないけどこれではそんなにもたないから、もったいないけどとるね」と歯医者が言いました。
本当に「もったいない」という言葉を繰り返しました(笑)。
前回、それやってくれたの、あんただよ…と言いたかったです。
私、そんなにキレイな借り詰めしてもらえてたんだ♪とうれしくなりました。

「捜査官エヴァ」、脱落しそうです。
気のせいでしょうか、雑じゃありませんか?
少年行方不明事件で記者会見まで開いた刑事と国家警察の人が、タクシー運転手殺人事件に乗り出しますかねえ?
そりゃ記者たちは「行方不明事件と関連ありか?」と色めき立ちますよ。
人手が足りないんですか?
「お兄ちゃんのぬいぐるみが帰ってきたの」という弟の言葉を聞き流す刑事もわかりません。
だって、「不審者が来ていたかも」って警察が呼ばれたんでしょ?
奥さんは夫に言いくるめられて否定したとしても、それを聞き流して何もしないなんてあるかなあ?
これじゃ事件の解決は見込めないなあと思いました(笑)。
でも、エヴァのお父さんの秘密はちょっと気になるし、警察の女上司ってサーガのお母さんに似ているのもちょっと気になるので、思案中です。



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「神様」川上弘美

 

「くまっチャウンダー」を読んだ後、読書メーターのお気に入りさんにおすすめいただいたので読んでみました。
「くまっチャウンダー」のくまさんとはまったく逆で、礼儀正しくしっかりとした、頼もしいくまさんでした(笑)。

短編集で、くまさんの他にも、河童やら梨の妖精(?)やら人魚やら壺のなかに住む女性との交流があります。
くすっと笑えたり、物悲しくなったり、恐ろしくなったりといろいろです。
最初と最後がくまさんの話なのですが、これはどこかに響きます。
読後、本から手を離してからきます。
短編集だけれど、他の話もあるから感じるものなのだと思います。
くまさんからの手紙は、字面以上のことがあふれ出していて、どうしようもなくなります。
でも繰り返し読まずにはいられない、届かない返事を私も書いてしまう、そんな本です。

川上さんは、東日本大震災以降に「神様」に話を加えて出されているそうですね。
こちらも機会があれば読んでみたいと思います。


あと、人間とそうでないものとのふつうの触れ合いというと、フジモトマサルさんの作品の数々を思い出して、ちょっぴり泣けてしまいました。

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ルイス警部 9(終)

悲しみの童歌 One for Sorrow
白骨死体に剥製アーティスト、過剰摂取と見せかけた殺人、どう絡むのかしら?と思ったけれど、私の中ではうまくまとまらなかったです。
最終シーズンだということで、見る姿勢が前のめりすぎたのかもしれません(笑)。
事件とは別に、ハサウェイのお父さんが認知症で施設へ。
一緒に暮らしていた妹の判断で、ハサウェイはお気に召さないようでした。
そのせいなのか、子どもの頃からなのか、妹とは仲が悪いというか、意思の疎通ができていない様子です。

錬金術殺人事件 Magnum Opus
錬金術に関心ないので、現場がそれように演出されていたというのもよくわりませんでした。
過去の事件への身内による復讐劇でしたが、「フォイル」のサムに対して犯人は本当に何も危害を加える気はなかったのでしょうか。
復讐ってそんなものなのかな…と甘く感じました(鬼?)。
でも、「彼女を利用して」の方がありきたりすぎるからいいのかもしれない、と思ってみたり。

絡まった結び目 What Lies Tangled
小包爆弾という、このドラマには似つかわしくないオープニングでした。
天才故に若くして教授・研究職という立場で学生に接してると、他の教授たちから比べれば若いというだけで生徒がぽ~っとなって寄って来ちゃうのかな?と思ったら、単なる女好きでした。
研究を盗った盗られたではなく、本当に恋愛問題が原因。
それも、いつもなんでもひょいと目の前からさらっていく弟への積年の想いからです。
奥さんも愛情深くなさそうで、人を思い遣る心がみえない話だと思っていたら、偽装身分をかばう女子学生、病気を介護する子持ちのシングルマザー、ここはほんわかパートでした。
「お父さんの手を握ってやれ」と言われて「そういう習慣はありません」と真面目にかえしたハサウェイが、最後にはそういう習慣を受け入れたところも、ほんわかパートだったでしょうか。

そして、ルイスはホブソンと一緒にニュージーランドへ半年の休暇に旅立ちました。
「半年いないと居場所がなくなる」を理由に同行をとりやめようとするルイスでしたが、ハサウェイのお説教(笑)で、ホブソンへの想いを優先させるのでした。
ここ、真っ当なことを不良な元部下に指摘されて、明らかに機嫌悪いのがよかったですね。
こういう遠慮ないけど遺恨は残さないのが二人のいいところですよ。
「刑事の仕事以外考えられない」ルイスに「モースみたいに?」と言うホブソンもよかったです。
ルイスとモースのことを知ってる彼女だから受け入れられるのですよね。
勤務最後のオフィスで、ハサウェイ探してる姿のかわいらしいことといったら(笑)。
ところで、出発日にルイスが来てたアロハシャツ(風?)、もしかして英国に戻ってきた時(第一話)で来ていたものですか?
ルイスなら持ってそうだし、ハサウェイの「Lewis」ってボードと対になってると思っていいですか?
でもルイス、家から着ていくのは浮かれすぎでは?
「楽しみなんだよ」とホブソンにわかってもらいたいからなのか?

とにかく、死別ではなく、いろいろありがとう!と、さわやかでよかったですね。
でも、S7の最終エピソードにはかなわなかったなというのが実感です。
イノセントがいなかったのも残念ですが、彼女だったらルイスを半年も休ませはしないでしょうから、仕方なかったのかもしれません。
それにしても後任の主任警視は、味方なのか敵なのか、よくわからん人でした。
ただ、現場に行きたがり臭はかなりでしたね。

これでホントにお終いです。
なんかですね、このチームがよかったですよ。
大股歩きでの捜査会議、もう一回見たかったです。
2話で修道士さんと話してた姿は、新シリーズへの伏線と見てもいいのでしょうか(笑)。

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「あなたは誰?」ヘレン・マクロイ


婚約者宅への訪問を控えたフリーダのもとに、予定を取り消すよう脅迫めいた電話が入る。
しかし、予定通りに訪問したフリーダはその夜、部屋を荒らされ、パーティーでは毒死事件が発生する。
フリーダの婚約者で精神科医修行中のアーチーは、師であるウィリング博士に事件の手伝いを依頼するのだった…。
そういう始まりで、ウィリング博士の登場です。

これはネタバレに触れずに書くことは難しいので、以下、折りたたみます。



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