忍者ブログ

ささくれた日々

海外ドラマ、映画、本等の偏愛感想。ネタバレの配慮はあまりされていませんのでご注意を。

   

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

SPIRAL2 #7

ラルビ兄弟はスペインからの麻薬密輸計画を進行させているが、運転手として潜入捜査中のサミーが汚職警官として監察に捕まる。ロバン判事が、大掛かりな摘発を控えた潜入捜査中であることを説明しても聞き入れてもらえない。
クレマン検事が情報源となった政治家DV事件のもみ消し工作が新聞に載り、上層部の怒りを買う。

前回、カルテの書き換えを黙って聞いていたことがショックで「クレマン人でなし説」をとりましたがコメントで指摘を受けたとおり、今回真意が明らかになりました(atsumiさん、りり・かさん、ありがとう)。
ここで自分にできることはないから世間に知らしめることを選択したのですね。
悪事は悪事だったのだから気分はすっきりでしょうが、サミーの逮捕は早速の報復だろうからちょっと勇み足だったかも?
「私に話してくれれば…」というロバン判事はやっぱり大人ですね。自分でも情報源探り出してるし。
情報源に話を取り下げさせてサミー釈放、潜入捜査続行となるわけだけどここでも警察に不信感。
ベルト警部の拷問ですよ。ガソリンかけてライターを近付けて取り下げ強要ですよ。
「本当にガソリンかけるわけないでしょ」とジルたちに言うけど、彼ら眼を背けてましたよね。
臭いがわからないので私には判断できないけどジルたちの視線が正解に思えるなあ。
ああまでした行動に対してということかもしれないけど、それならジルやフロマンタンも暴行に参加してるし(警部がそのことで監察に目をつけられているのに学習しないね)。
だからこそ、そこにガソリン臭を感じてしまう(笑)。
この後、ワーグナー判事がベルト警部に停職を申し渡す。元々の申立てを受け付けたことには首を傾げたが、その後の警部を見てると停職已む無しかも。
無線信号や書類のチェックミス、部下と寝る、監察に睨まれているのに繰り返す暴行(これはワーグナー見てないけど)。好意的に言っても「休みなさい、あんた疲れてるよ」でしょうか(笑)。
現われない被害者を「具合が悪くて」と言うカールソンに「私をバカにしてるのか?」とお見通し発言をするワーグナーはそれほどバカではない。同時に、棄却できることで警部を責めているのだから…私憤の証拠?

ベルト警部抜きでスペインからの密輸に備える警察だが、カールソンにサミーの素性が知れてしまった!
即刻、ムスに報告とか思ったら「サミーは本当に警察に捕まってました」と証言。事実だけどさ(笑)。
彼女、何企んでいるのでしょうね。ラルビ兄弟が捕まる筋書きで、その前に貰えるモノは貰っておくつもりでしょうか。ツァボにも切られるしね。
でもカールソンが素性を明かさなくても、警部がサミーを留置所に迎えに行って、それを他の逮捕者に見られているからなあ。
だから潜入捜査中に警察と接触しすぎるのはよくないって言ってるのに。

拍手

PR

The Wire3 #36「落としどころ」 Middle Ground

ハムステルダムの今後についての審議が続けられるがこれといった結論には至らず。
ストリンガーは弁護士に不動産事業の相談をしてようやくクレイ・デイヴィスに金を毟り取られていたことに気付き、部下に殺しを命ずるが「暗殺と殺しは違う」とエイヴォンに窘められる。
特捜班では事前の盗聴許可が功を奏し、丸々1週間の通話が聞けることにほくほく。だが肝心のストリンガーの電話入手は別ルートのもので、側近がかけるのを待つしかない。携帯の周波数を識別するという秘密兵器の登場で徐々に絞込み、とうとう「殺し屋」という言葉を聞くことに成功するが…。

ハムステルダムについての話は、コルヴィンが上に報告する時も、警察長バレルが市長に報告する時も、「犯罪率が低下している」と強調するのが面白い。コルヴィンが言うのは当然だけど、バレルはそれを聞いて怒ってましたよね。でも市長に言う時は少しでもいいことを挙げないとやってられないとでもいうのかコルヴィンと同じこと言うのですよ。
識者を集めた会議で「衛生面での問題なし」、「でも犯罪ですよ」の意見の真ん中を取り「しばらく静観」と持ち出す市長はあまり信用できない。
その間、バレルは別口からハムステルダムの存在が知れるよう画策、コルヴィンはカルケティを連れて市の良いところと悪いところツアー。カルケティを野心だけで中味の伴わない人と見ていたけど(っていうか関心なかった・笑)ツアーが進むにつれ何かを感じていく表情は好印象。さて、どのような行動に出るのか楽しみです。

有給休暇中のコルヴィンにはストリンガーからの電話もあり。
西部署への電話は「エイヴォンがマルロとの戦争止めなくてビジネスに邪魔だからとりあえずまた刑務所に入れておいてくれないか?」というものだったのですね。
エイヴォンが出てきてから何もかも上手くいかないようだからそう思いたくなるのもわかる。でも時期が重なっただけでそういうものだったのですよ、きっと。
「お前はビジネスマン、ギャングの仕事に手を出すな」とストリンガーを窘めたエイヴォンの言葉はすっごく重かったと思う。
ギャングの中では勉強家、それまでのギャングとは違った分野を取り入れて不動産業界進出を夢見るも、所詮はギャングとしか見てもらえない。これが普通の人だったらここまで騙されなかっただろう(搾り取れる額も少ないだろうし)。こんなこと言ったら身も蓋もないけど世界が違ったんだろうな。
迂闊なことに、エイヴォン宅でボルチモアを見渡してのお別れ会の本当の意味に私は気付いてなかったのですよ、ブラザー・ムーゾンとオマーが通りに並んでる姿を見るまで。見た瞬間に金では解決できないと言ったムーゾンとエイヴォンの間に生じたものがようやくわかりましたよ。
あのお別れ会はストリンガーがエイヴォンに対してではなく、エイヴォンがストリンガーを送り出すものだったわけだ。ストリンガーは気付いてないけど。
ムーゾンのキャラクターからして真実を知ればきっちり始末をつけるのは当然だろうに、そこまでは考えなかったなあ。仲がしっくりいっていないとはいえエイヴォンが「ストリンガーがいなくてもいいバークスデール組」を選択するとは思いもしなかった、というのが本当のところかな。
オマーもムーゾンも無差別に襲うわけではないので復讐相手がストリンガーと結論ついたから手を組んだ、相手を始末するには個人の思いつきだけではならない、というエイヴォンはストリンガーよりも彼らと近かったのかもしれない。
追い詰められたストリンガーはB&Bエンタープライズという文字が窓越しに見えるところで最期を迎える。このB&Bの文字が空しさ強調…バークスデール&ベルってことでしょ?

ストリンガーの末路はあんなでしたが、エイヴォンにお金を融通してもらえ、ジムの子どもたちもボクシングをやることの意味をなんとなく体感し、それがデニスには栄養となっているのが眼のキラキラから眩しいくらいに伝わってくる。
あと1話、ハムステルダム&コルヴィン、順調だったのにターゲット一人死亡の特捜班、プレッツさんの処分、ツアー後のカルケティ、とそれぞれの運命はどうなるのでしょう?ダニエルズとマクノルティの握手も重要ですよね、テレサの誘いを断ったマクノルティと同じくらいに(笑)。

拍手

クローザー4 #43「消えない炎」 Controlled Burn

山火事が発生し、消防士を含む数名が死亡。さらに身元不明の女性が発見される。検死の結果、煙を吸い込んでいないので死後焼かれていると判明。しかもアルコールをかけられており、火元は彼女と推測される。これはブレンダの宿敵ビル・クローリックの手口と同じだ。逮捕しておきながら有罪にできなかったクローリックを今度こそ有罪にする時だ、と捜査方針を固めるが…。

マンネリ気味かもと思いつつも楽しみなクローザーの新シーズン。
この花のないチーム、私は好きだ(強いて言えばダニエルズが花か?・笑)。
チームとブレンダの私生活は順調のようだが、ダニエルズとガブリエルの交際には何やら違った空気が流れている様子。ガブリエルは「問題なし」と言うが本人気付いていないだけの可能性あり?

今回犯人かもしれないと疑われたクローリック、S1#12「二度死んだ女」で登場していたらしいが記憶にない。チームには宿敵のようなのに、書いてもいないので私には興味薄の事件だったのだろうか(でも演じるJason O'Mara は上陸が待たれるLife on Mars のサム・タイラーとして覚えいるというへんてこりんな記憶)。
クローリックが犯人かもと怪しみ、わざわざ現場に連れて行って(相変わらず昼間外のブレンダはピクニックの奥様?という感じの日焼け対策)「火のプロの仕業」と確証得て、逃げ道の心配したところで「消防士?」となりますよねえ。クローリックに惑わされて多少遅れをとった感じのブレンダでした。
そして事件は解決、クローリックはブレンダ宅に引っ越し祝いを持って現われ「市との和解金をもらって遠くへ行く」と宣言し、1973年のNYに旅立つのでした(一部ウソ)。でも残されたライターは今後を予感させますよね。

新居を買うまでアパートを仮住まいとしたようなブレンダ&フリッツ。すぐ引っ越すつもりとはいえ荷解きもまだ。きっと年単位で引っ越さないと思う。
そして配管修理のため、大家さんに秘密の猫の存在を隠そうと「君が面倒みなさい」と職場に猫ちゃん一式セットを運び込まれても、ブレンダには事件のヒントにしかならず。フリッツは生活面の協力をしないブレンダにお仕置きのつもりだったのに。今までだったらこういうことも耳から抜けてお終いだったろうが、ブレンダが大家さんに猫を飼うことを交渉したというところに二人の関係の進歩がうかがえる。でも月一度の室内点検のためにあたふたするのはフリッツだな。

フリッツついでに(笑)今まで散々「暇そう、窓際?」とか「どんな種類の事件にもやってくる、やっぱり窓際?」と無能っぽく接してきましたが、ナンバーズのドン兄ちゃんのチームも何でもやってるよね(笑)。フリッツに謝罪した方がいいのだろうか。

拍手

HEROES3 #36「バタフライ・エフェクト」 The Butterfly Effect

笑いたい気持ちが先に立っていることをお断りしておきます(笑)。

バタフライ・エフェクトって…散々いじってきておいて今さら…という気がしないでもない(笑)。今回問題の4年後は壊滅的ってことなのかな?

クレアの力を手に入れたサイラーは特殊能力をコンプリートするべく特殊能力者隔離施設「レベル5」へ向かう。ここには力を悪用したものが閉じ込められているのだ。しかし電力娘エルの攻撃を受け、捕らわれてしまう。
そしてこの時の電力攻撃のせいでセキュリティシステムがいかれてしまい、凶悪犯どもが逃亡。凶悪犯の一人ジェシーの中に今ピーターを閉じ込めた未来ピーターがレベル5の様子を見に来てびっくり、脱走されてます!
前回、未来ピーターは元の時代に戻ったと勘違いした。未来ピーターの変装にだまされてたなんてショック(笑)。
「私の息子を見つけておいで!(大意)」というペトレリママも混乱の元。見た目はジェシーのピーターをピーターが捜すと。で、今ピーター(ジェシー)が未来ピーターとネイサンが和解しているのを知らず「ボクの姿をした男に気をつけて!」と言うのでこれも混乱の元。早速凶悪犯たちの強盗一味になってるし、ペトレリ家は厄介だ。
ネイサンはネイサンで、ニキの別人格トレイシーに言われるまま上院議員候補となることを受け入れる。神がかった分、葛藤はあったみたいだけど。リンダーマンが生きていたわけではなく、ネイサンにしか見えないというのは…死者と対話できるという新たな特殊能力?それともリンダーマンの力だけが残ってるの?
トレイシーが登場するようになってどれくらいの期間があるのだろう?どうやって知事のアドバイザーになったのかね?それはいいとして(笑)、トレイシーの素性を調べる記者が登場。ニキの映像を見せて「これ、あんたでしょ?」というも本当に覚えのないトレイシーは「うるさーいっ!」と記者を瞬間冷凍で始末。今まで「別人格」というのが特殊能力には思えなかったが(怪力はあったけど)トレイシーとなって本当に特殊能力「瞬間冷凍」を身につけたようだ。
この冷凍にされた記者がなんとWilliam Katt !彼にも特別な力があるはずなのにあっさり…ネイサンとかぶるからか?(笑)

化学式を取り戻すためフランスへ飛んだヒロとアンドウくん。未来のアンドウくんが自分を倒したことにわだかまりをもつヒロの視線が恐い(笑)。それでも化学式奪回に協力し、親友だと宣言し、「やってもいないことで責めるなよ~」と言うアンドウくんが健気。モナリザの裏を探し忘れても責める気になれない。
ヒロは悲惨な未来を迎えないために化学式を取り戻そうとしているのだと思ったのに、アンドウくんを信用してないってのはヒドイ。それに仕事の指示もしないでフランスに飛んでしまう社長というのもヒドイ。これはよほどがんばってもらわないと立場を挽回できないぞ!

未来ピーターに飛ばされた先がアフリカだったマット。こんなことされても人柄はそのままで、「その草で水分とれるよ」と言ってくれた亀に「ありがとう、亀さん」と感謝の気持ちを忘れません。マットは心が読めるから亀さんの心がわかったのだと納得しかけたのに後ろから水筒持った人が登場するのはズルイ(笑)。あの人、水筒持ってるのに亀の吹替えしたの?…やっぱりマットが亀さんに話しかけられたというのが正解ですっ!

拍手

MADMEN #1「煙が目にしみる」&#2「化粧室」

1960年代のNYの広告業界を舞台にしたドラマ。
家庭には美人の奥さんと子どもがいるのに愛人アリのドンを中心にした広告チーム、その中でもドンの地位に憧れる部下、新人秘書、そして難物クライアント、と彼の周辺はにぎやか。ドンは軍にいた経験があるらしく、何かそのへんが今後のストーリーに絡んできそう。

1960年代ということで今のアメリカからは想像できないことが主流となっているのでおもしろい。
・タバコの健康への影響
健康被害データの信用性が問われている時代。中毒性についてはこの後にくるのかな?そんな話を真っ先に聞かされる存在であっても誰一人タバコを止めない。
・精神科医への不安
「精神科にかかる=不幸な人」とドンも言っている。ドンが軍で見聞きした精神科医は打ち明け事を言いふらすような信用の置けない人物だったらしい。ベティ(ドンの奥さん)がかかったように、時代の最先端業界周辺から徐々に一般的になっていくのかも。
・離婚した女性への眼
ベティが友人から「近所に引っ越してきた人、子連れ離婚なのよ」と聞かされ、「気の毒に…」と洩らす。俗世界を知らない奥様が「下々のものは苦労が多いわね♪」というものではなく、珍しいこととしての「気の毒に…」。
・女性の仕事
女性コピーライターもいるというこの会社でも、男性社員は女性社員とみれば手を出すことしか考えていない。新人秘書ペギーは親切に会社ツアーをしてくれたポールはそんな輩とは違うようでホッとするが、彼は時間をかけて策を弄しただけで他の男性社員と同じ眼で自分を見ていたことにショックを受ける。その一方で結婚で初対面(ですよね?)のピートをアパートに入れてしまうのはわからんが。乙女心か?

健康志向、セラピー、離婚、女性の地位、どれもが黎明期のアメリカを見るというのも興味深い。同時に登場する人たちにどんな転機がやってくるのかとても楽しみであります。

拍手

最新コメント

カテゴリー

アーカイブ

プロフィール

メール

AdMax

カウンター

アクセス解析

ブログ内検索

Copyright ©  -- ささくれた日々 --  All Rights Reserved
Design by CriCri / Photo by Geralt / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]